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無事、これ名馬 の商品レビュー

4.1

22件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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2023/01/18

すごく良かった!!さすが宇江佐さん、懐の深い小説。あえて、あまり優秀ではない、だが人柄の良い少年の成長物語。当たり前だけど、華やかで優秀な人ばかりでなく、色んな人が世の中にいることで、世の中はうまく回っていくし、一人一人がかけがえのない人なんだと改めて感じた。キャラクターでは、お...

すごく良かった!!さすが宇江佐さん、懐の深い小説。あえて、あまり優秀ではない、だが人柄の良い少年の成長物語。当たり前だけど、華やかで優秀な人ばかりでなく、色んな人が世の中にいることで、世の中はうまく回っていくし、一人一人がかけがえのない人なんだと改めて感じた。キャラクターでは、お栄が、優しいけど気が強くてキッチリ言いたいことを言うカッコいい女性で大好き。

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2022/11/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 「無事、これ名馬」、大好きな言葉です(^-^) 宇江佐真理さんの作品、連作6話、2008.5発行(文庫)。宇江佐真理さん、本名は伊藤香。ペンネームの宇江佐はWeather(天気)から、真理は、キュリー夫人の「真理を追求しなさい」から。町火消、吉蔵55歳のもとに「頭、拙者を男にして下さい」と、やって来た武家の坊ちゃん、村椿太郎左衛門7歳の成長の物語。人情が絡んだ読み応えのある作品です。

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2022/07/17

久し振りの宇江佐真理さん、 やっぱりホッとできる。 「は組」の頭、吉蔵の描写が心に残る。 終盤、訃報が相次ぐけれど、打ち消す様な太郎左衛門の成長ぶり、嬉しい。

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2022/03/29

2022年3月29日 町人とお武家の話し方や、ユーモアがホントに温かい。 幸せってそれぞれ。 いろんなしがらみの中で折り合いをつけている。 臆病だったり、無鉄砲だったり、世話好きだったり、無責任だったり、人の性質は様々で。 火事にも翻弄されてなんとも気忙しい。 天災などはやりきれ...

2022年3月29日 町人とお武家の話し方や、ユーモアがホントに温かい。 幸せってそれぞれ。 いろんなしがらみの中で折り合いをつけている。 臆病だったり、無鉄砲だったり、世話好きだったり、無責任だったり、人の性質は様々で。 火事にも翻弄されてなんとも気忙しい。 天災などはやりきれないが、スパッと割り切り、淡々と暮らす術も大切だ。

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2016/07/17

意気地なしだけど癒し系の“たろちゃん”こと、太郎左衛門と、江戸っ子気質の町人・吉蔵やお栄たちの交流を描く、連作モノ。 人はそれぞれ、色々なものを抱えながら生きていく、ということが江戸情緒豊かに描かれています。 地味かもしれませんが、秀逸な一冊かと。

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2014/10/03

【本の内容】 吉蔵は町火消し「は組」の頭。 火の手が上がれば、組を率いて駆け付け、命懸けで火事を鎮める。 そんな吉蔵に、武家の息子・村椿太郎左衛門が弟子入りを志願してきた。 生来の臆病ゆえに、剣術の試合にどうしても勝てない太郎左衛門。 吉蔵の心意気に感化され、生まれ変わる...

【本の内容】 吉蔵は町火消し「は組」の頭。 火の手が上がれば、組を率いて駆け付け、命懸けで火事を鎮める。 そんな吉蔵に、武家の息子・村椿太郎左衛門が弟子入りを志願してきた。 生来の臆病ゆえに、剣術の試合にどうしても勝てない太郎左衛門。 吉蔵の心意気に感化され、生まれ変わることができるのか…。 少年の成長と、彼を見守る大人たちの人生模様を、哀歓鮮やかに描き上げる、傑作時代小説。 [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2014/01/12

最後、婚儀まで寿命をまっとうした辺りも 余韻があってよかった。 ★を減らしたのは、キリキリ母上にちょっと幻滅したから。 続編ではないけれど、こうして他作の登場人物のその後が あらまぁという感じに判るのも善し悪しかな(苦笑)

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2013/05/23

とてもよい本だった。 たろちゃんを可愛がるは組の面々が皆、優しい。 吉蔵さんも良いけど、お栄の優しさ強さは憧れる。 たろちゃんもとても賢く優しい子で可愛らしかった。 前作だと紀乃がとても可愛らしかったのに、ずいぶんと険のあるお母さんになっていてそれはがっかりした。

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2013/01/13

火消しの頭、吉蔵は武家の少年に「男の道をご教示願いたい」と請われる 臆病者の少年、太郎左衛門は吉蔵一家や火消しと交流を重ね成長していく 吉蔵も太郎左衛門との関わりで大切なことを学ぶ

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2012/03/02

L 春風ぞ吹く、五郎太の嫡男の話。猛烈に太郎左衛門、かわゆい。かわゆい、から頬ずりする吉蔵の家族たちの気持ちがよくわかる。とはいえ、太郎左衛門は添え物。本筋は吉蔵、町火消しの家族の話。 それにしても五郎太と一緒になった紀乃が酷い母親になっていて、添い遂げるまでの話が台無しになって...

L 春風ぞ吹く、五郎太の嫡男の話。猛烈に太郎左衛門、かわゆい。かわゆい、から頬ずりする吉蔵の家族たちの気持ちがよくわかる。とはいえ、太郎左衛門は添え物。本筋は吉蔵、町火消しの家族の話。 それにしても五郎太と一緒になった紀乃が酷い母親になっていて、添い遂げるまでの話が台無しになっていた。五郎太の母、里江は変わらずな気性で安堵。あんな母親から太郎左衛門みたいな良い子が育つとは。父親の考えと町人たちのおかげかなぁ。

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