無事、これ名馬 の商品レビュー

宇江佐真理【著】

2009/10/04

子供は特別に優れているところがなくても、元気でいることが、親孝行なのだと気づかせてくれた。
この本を読んだ直後はしばらくの間子供に優しくなった。

2011/09/12

時代小説です。めぐみ（火消し）の親分に根性無しのお侍の男の子が弟子入りする話。ちょっと話として弱いなあと思うところがあるものの、当時の火消しの生活とかがうかがえて面白いです。情けない男の子は結局のところ、そんなに男気のある性格にはならなかったようですが、天下泰平の世の中、元気であれば親は安心だという親心、とってもよくわかりました。うちの子供たちも、「無事、これ名馬」の気持ちでおおらかに育てられたらいいなあ。