最長片道切符の旅 の商品レビュー
廃止された路線もたくさんあるが、今読み返しても著者と一緒に列車に揺られて旅しているような気分にさせてくれる。何回読み返したことか。何度読み返しても楽しい、わくわくさせてくれる名著です。
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最も長い一筆書きの鉄道切符。今のように「駅すぱあと」など無い頃のそれは難解なパズル解きであった。そして、そこをなぞる旅。時刻表を駆使しなければ、どこで日が暮れ、翌朝何時に出発できるのか?・・・一読を。
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読み終わるまでに随分と時間がかかりました。自分が旅をしているわけでもないのですが一日の行程が終わるとほっとしてしまい、次の日を読むのは又明日でも良いかな、なんて思ったことも関係しているかもしれません。 日本列島を一筆書きで回る。いやあ、本当に鉄道に乗ることが好きな人じゃあない...
読み終わるまでに随分と時間がかかりました。自分が旅をしているわけでもないのですが一日の行程が終わるとほっとしてしまい、次の日を読むのは又明日でも良いかな、なんて思ったことも関係しているかもしれません。 日本列島を一筆書きで回る。いやあ、本当に鉄道に乗ることが好きな人じゃあないと実現できないだろうなあ… でも今まで乗ったことの無い線路に乗るとわくわくするし車窓の風景が段々と自分の知らない、でもどこか懐かしい風景に変わっていくのを見るのは大好きです。こんなことを言うとおこがましいですがこの本を読んでちょこっとだけ、その線に乗ったつもりになりました。いずれ行って見たい場所もたくさん出来ました。
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著者はかなり重度のてっちゃん。JR(当時は国鉄)で、可能な限り長い片道きっぷ「最長片道きっぷ」を買って、実際に北海道から沖縄まで旅した旅行記です。1983年刊という古い本なのですが、ネットでたまたま知って読んでみました。仕事を辞めて得たまとまった休みを休みを手にした著者は、2ヶ月...
著者はかなり重度のてっちゃん。JR(当時は国鉄)で、可能な限り長い片道きっぷ「最長片道きっぷ」を買って、実際に北海道から沖縄まで旅した旅行記です。1983年刊という古い本なのですが、ネットでたまたま知って読んでみました。仕事を辞めて得たまとまった休みを休みを手にした著者は、2ヶ月に及ぶ時刻表片手の計画期間を経て、日本横断の列車の旅に出ます。で、全国旅したのに、やったことといったらひたすら電車に乗るだけっつう。しかも決められたルートで乗らなくてはいけないので、ローカル線での接続で数時間待ちなんてのはざら。更にはちょっと進んだと思ったら別ルートで引き返したりの繰り返しで、中々前に進まない。なにかと章ごとにある地図に戻ってルート確認しながら読んでたので、厚さの割にはやたら時間がかかりました。ご本人も「これは旅行と呼んでいいのか」とセルフツッコミを入れてらっしゃいましたが、車窓から見える風景、電車の中の人々、その路線の歴史等の解説を読んでいると、思わずローカル線に乗りに出かけたくなってしまうから不思議です。また、自分の地元とか知ってる路線の話が出てくると、つい嬉しくなってしまいますね。何しろ1983年の本なので、ちょっと古いなと感じる部分も多々ありましたが、それはそれで当時の日本の情景を思い浮かべながら楽しく読めました。最後の方は旅が終わってしまうのが寂しくてゆっくり読んでしまったり。特に電車好きじゃない人でも楽しく読める不思議なパワーを持った本です。旅行気分をたっぷり味わいたい人におすすめ。この著者さんの他の本も読んでみたいです。
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思い切って喧騒の世界から離れてみたら、そこに一冊の本が目に付いた。1頁だけ読むはずだったのに、いつのまにか全部読んでしまった。そして、なぜか郷愁のようなものが私の心を癒し、満足させていたのである。
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一番長い距離の切符を持って旅をするという、壮大かつ無謀な挑戦をした宮脇氏の旅日記。 トラブルあり、風景あり、楽しみありの珍道中。現在では1枚の切符では行けなくなった、四国への旅も見ものです。
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