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アンの娘リラ の商品レビュー

4.6

28件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    2

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2026/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第一次世界大戦を軸に展開されました。 犬飼いとしてはマンディの待ち続ける姿と再会の場面で涙涙 それとは逆にブルースの猫の死が怖すぎた…子供のしたことではあるが、リラ、感心している場合ではない。リラも父母もブルースを大いに心配するべき出来事だ。宗教観の違いもあるのか。 スーザンが勇敢で頼もしく希望を捨てず、いつでも自分の仕事に誇りを持ち、全うする。こうでありたいと思う。アンよりもスーザンがメインなのは何故なのだろう。 終盤、ガードルードの「自由の代価としては高すぎはしないわ」を読んだ時にはギョッとしたが、その後の 「高すぎると思う、リラ?」 「いいえ、生きている私たちが代価にふさわしいことを示し、誓いを守るなら」に強さと決意を感じた。 20年後に第二次世界大戦が始まることを思うと苦しい。 最後に。翻訳は1巻からずっと村岡花子さんで読んできて、話し言葉などしっくりきてきましたが、リラの舌足らずの部分の翻訳だけ他になかったのかな…と 最後の最後の「でしゅ」でなんとも言えない気持ちになりました。

Posted byブクログ

2025/03/31

原題:Rilla of Ingleside、炉辺荘のリラ 原題の通り娘のリラの目線から物語は描かれている。 のどかで平和だったカナダの田舎の町が戦争によって色褪せたようなイメージだった。大変な中でもリラはたくましく成長した。読み終えて清々しい気持ちになった。 【赤毛のアンシリ...

原題:Rilla of Ingleside、炉辺荘のリラ 原題の通り娘のリラの目線から物語は描かれている。 のどかで平和だったカナダの田舎の町が戦争によって色褪せたようなイメージだった。大変な中でもリラはたくましく成長した。読み終えて清々しい気持ちになった。 【赤毛のアンシリーズを全て読み終えて】 アンの目線で書かれているのは2巻までではないでしょうか。アンが2行くらいしか出て来なかった巻もありました。 それはさておき。カナダの景色をずっと思い浮かべながら読む事ができました。 この物語が1908年頃に書かれていた事に驚きます。

Posted byブクログ

2025/06/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なんとあろうことか11巻の文庫本の裏で盛大すぎる一番のネタバレをされてしまったのでもうどうしようもない。悔しすぎる。ウォルターが戦死したって、せめてもう少しぼかせ。 そして序盤だったので忘れそうになったけど、たった1文でマリラが死んでたと書くなんて!マリラの筆跡に手の震えを感じる記述があってから、マリラが死んだらアンがどうなるかと心配してきたのに呆気ないにも程があった。 ウォルター大好きだ。そりゃあんな美しい自然があったらそうなりますよ。一緒に語る妄想をした。忠犬マンディも素晴らしい。スーザンが炸裂しているという感想をどこかで見た気がしたけどよくわかった!笑えるし良いキャラをしている。当時のカナダでは家政婦が当たり前にいて羨ましい。 所々感性がわからないという箇所もあった。自分の一番大切な猫を溺死させた完全にサイコパスのブルースにはドン引き。また、ご近所さんに問題があるのはどこも同じか。高地のサンディじいさんがスコットランドのハイランド出身だという意味が何人にわかるだろう。 戦時中には選挙に熱中し、世界の地理に詳しくなり、味方が勝てば喜び、負ければあんなに落ち込むのだろうか。第一次大戦だって終わって100年ちょっとなことにびっくりする。いつ終わるかわからない中生きるのは辛そうだった。ブライス家が貧困に陥らなかったのは良かったけど、ギルバートどんだけ稼ぎあるんだ。 飛行機や自動車がやってきた時のプリンス・エドワード島は元に戻らないという記述に共感し、切なくなった。だから昔の生活に惹かれるのだろう。 戦時中の辛さを表現した一冊だったので、次は平和を感じたい。辛い1冊のはずなのに面白く感じたのは自分の調子が良かったからだろうか。

Posted byブクログ

2024/10/23

赤毛のアンのシリーズ10を読み終わりました。 実質的な最終章とのことでしたが、全般的に第一次世界大戦に突入した背景の中でのお話で悲しかったです。 最後の最後で感動しました。大好きな終わり方。 次は、赤毛のアンのシリーズ11に入ります。

Posted byブクログ

2024/02/25

“赤毛のアン”の名前を知らない人はいないと思います。 男の人でも。 でも、一冊目は読んでる人でも、アンのシリーズの後半まで読んでいる人はそういないと思います。 (私が一番好きなのは最終巻で、アンが出てこない「アンの友だち」なんだけど、読んだ、という人に会ったことがない。大好きな短...

“赤毛のアン”の名前を知らない人はいないと思います。 男の人でも。 でも、一冊目は読んでる人でも、アンのシリーズの後半まで読んでいる人はそういないと思います。 (私が一番好きなのは最終巻で、アンが出てこない「アンの友だち」なんだけど、読んだ、という人に会ったことがない。大好きな短編がいくつもあるのに) もしくは大昔読んだことある人も、いま読み返すと、おそらく、ええ?こんな話だったっけ?と愕然とするのではないかと思うのです。 なぜかというと、これは銃後の話だからです。 この話のヒロイン、アンの娘リラは、このとき10代の美人……。 この年頃はたいていそうですが、熱血で元気で、あまりまだよくものがわかっていない。 大陸で戦争が始まり、中立国のカナダは参戦するかどうかためらっているところからお話は始まります。 でね、若くてきれいな女の子に、義を見てせざるは、な〜んて演説されちゃったら、その気になる男の子は出てきちゃうわけですよ。 で、友だちに、人の彼氏に何言ってくれてんのよ!? とブチ切れられたりする。 もちろん戦争に行ったら無事に帰ってこられる保証なんかないわけですから、それがわかってる女たちは、当然息子や恋人に行ってほしくないわけですよね。 そうして、いままで凄く仲良くしてて、ちゃんとした人だとわかってたドイツ人のおじさんが、いきなり村八分になったりもする。 アンの家の女中さんも、普通の人だったのに、ドイツ野郎なんて信用できませんよ、みたいなことを、したり顔で鼻高々といいだしたりしてしまう。 モンゴメリーはもともと田舎の人たちの口さがなさや詮索好きな嫌らしさを持った、生身の人々、を書いてきた作家です。 ですから本当に単なる家庭小説の一環として、戦争の世界を女たちの視点から、ありのままに平凡に綴っていく……。 そういうのって、子どものときに読んだときにはわからなかった。 筋は追えても。 でもこの本を読んだときになんかよくわからないけど、もやもやする、違和感を感じる、これはなんだろう、と思ったんです。 それがようやく、今回もう一度読んでみてわかった気がした。 モンゴメリは、反戦思想じゃないんです。 もちろん、この時代、反戦思想は、まだほとんど存在していなかった。 今でもアメリカやイギリスでは主流の思想ではありません。 リラが一番愛している穏やかな兄のウォルターだけが、戦うこと自体を嫌がります。 人の体を銃剣で刺すなんて、考えただけでも耐えられない、といって。 でもそのウォルターですら、出かけていかざるを得なくなる。 そのすべてをモンゴメリーは反戦思想ではなく、ありのままに描くのです。 日本の戦後の児童文学は、そのほとんどが反戦思想の立場から描かれています。 第二次世界大戦後は、アメリカやイギリスでも反戦思想を底にして描かれる本が増えました。 ある意味、反戦思想ではない、物語、というのを子どもの私は初めて読んだのです。 そしてそれは衝撃でした。 モンゴメリはカナダやアメリカではそう評価されてない作家です。 カナダに行ったときに、B級作家扱いをされていてとても驚いたものですが、彼女は日本でだけ! 有名なのです。 それはこの思想性の浅さ、にあるのかもしれません。 モンゴメリは、人は生まれは関係ない、といいながら、あの人はパイ家の者だからね、と、つい書いてしまいます(実際に人々はそう振る舞うのだろうし)。 女性が自立するのはいいことだ、といいながら、結婚していない女は一人前ではない、という“感情”から抜け出せませんでした。 仕事をして功成り遂げたとしても……。 同じ頃のジーン・ポーターの「リンバロストの乙女」などと比べると、同じ生身の口さがない人々を描きながらも、その違いは明らかです。 ポーターの描く女の人は自立しているのです。 この物語は浅はかだったリラ、が苦しみを経て成長していく姿を描いているのですが、最後の五行は衝撃でした。 正直、どう考えたらいいのかわからない。 子どもだったときは意味がわかっていませんでした(だから、覚えていませんでした)。 というわけで、これは大人の皆さんに読んでみて、いただきたい1冊なのです。 2024/02/29 更新

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2023/08/16

赤毛のアンシリーズの最終巻。このシリーズの中で一番好きな巻で、これまで何回読み返したかわからないし、これからもまた何回も読み返すと思う。 戦争の中でリラが成長していく様子が見事に描かれている。 何度読んでも毎回泣いてしまうシーンがあり、今回もやっぱり泣いた。 次読むのはまた来年の...

赤毛のアンシリーズの最終巻。このシリーズの中で一番好きな巻で、これまで何回読み返したかわからないし、これからもまた何回も読み返すと思う。 戦争の中でリラが成長していく様子が見事に描かれている。 何度読んでも毎回泣いてしまうシーンがあり、今回もやっぱり泣いた。 次読むのはまた来年の今頃かな。

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2022/07/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アンの少女時代とアンの娘リラの少女時代の対比ですごく心を打たれた。最後にケネスと結ばれてよかった、、

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2022/04/21

いよいよアンシリーズの最後。アンを取り巻く人たちのお話でまだ読んでいないものはあるようだけれど、私の中ではいったん、最後と位置付けたので、ついに、という感じで読み進めた。 アンとギルバートの末っ子、リラの視点で物語は進む。アンシリーズではこれまでになかった戦争(第一次世界大戦)...

いよいよアンシリーズの最後。アンを取り巻く人たちのお話でまだ読んでいないものはあるようだけれど、私の中ではいったん、最後と位置付けたので、ついに、という感じで読み進めた。 アンとギルバートの末っ子、リラの視点で物語は進む。アンシリーズではこれまでになかった戦争(第一次世界大戦)が物語に大きく影を落とす。 アンの息子も3人とも戦地に赴くことになり、辛く苦しい時期が続く。そんな中でも、戦場と化していない場所では生活は続くのだと改めて認識した。女性は女性なりにできることをし、戦況に一喜一憂しながら、日々は続いていく。本作の一番の見どころは、リラの成長だと思う。本来なら若く楽しく美しいばかりのはずの10代を、こんなはずではなかったと思いながらも戦争という時代とともに生き、素晴らしいひとりの女性へと成長していく。特に戦争孤児のジムスの存在は大きかったのだろうと思う。 物語の序盤では、さらっと、すでにマリラが亡くなっていることが描かれていて、当然だけど、もうアンもいい歳なんだなーと感慨深かった。 リラのお相手、ケンが帰還し、「リラ・マイ・リラ」と呼びかけるエンディングは、アンの想像力に負けず劣らずロマンチックだったような気がする。

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2021/07/08

この本は『赤毛のアン』シリーズのうちの一冊、だれもが聞き覚えあるだろう赤毛のアンの、末の娘であるリラが主人公の物語です。アンが誰と結ばれたのかは物語を読んで楽しむべきでしょうから、ネタバレはしません。周りの人々の話も物語を通して楽しんでほしいところです。 リラは、物語の初めはま...

この本は『赤毛のアン』シリーズのうちの一冊、だれもが聞き覚えあるだろう赤毛のアンの、末の娘であるリラが主人公の物語です。アンが誰と結ばれたのかは物語を読んで楽しむべきでしょうから、ネタバレはしません。周りの人々の話も物語を通して楽しんでほしいところです。 リラは、物語の初めはまるで小さな女の子で、まさに末っ子でした。イングルサイドで過ごす10代の幸せな時代……しかしそんな時に、戦争が始まってしまいました。リラと同じく子供だった男の子たちは戦場へ、女の子たちも国のために寄付を集めたり服を作ったりと活動します。そんななかリラはひょんなことから一人で赤ちゃんを育てることになりました。ただの女の子だったリラが、苦悩し立ち向かい成し遂げる、立派な大人になる姿を追うことができます。 私が赤毛のアンを読んだのは中学1年生の時です。それから一気にすべてのシリーズを読んでしまいました。 アンがグリーンゲーブルズで幸せな暮らしを手に入れ、青春を謳歌する姿を読んだ後に知る、そのころのアンと同じくらいの年齢のリラ。そのたくましい姿には心動かされるものがありますよ。もちろん『赤毛のアン』シリーズには、他にもたくさんの素敵な物語があります。アンの学生生活や恋愛、幸せな子どもたちとの暮らし……どれも物語に浸れる素晴らしい作品です。 (読プロ現役学生:マゼンタ)

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2020/06/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まず『Anne of Green Gables』を生み出してくださったルーシー・モード・モンゴメリ女子に感謝を。 『赤毛のアン』として日本で初めて出版しシリーズ10冊を私たち読者に届けてくださった村岡花子さま、関係者の皆様に心から感謝を。 第一次世界大戦下のアンと周囲の人々の生活をアンの末娘リラを女主人ヒロインに据え描かれる。 『リラはあまり突然に、そして完全に、この新しい世界へ移し植えられてしまったので、自分でわからないほど当惑してしまった。』(作中引用) 全くその通り。 現実では新型コロナで生活は一変してしまった。 戦争と比べるべきではない。 しかし、こういう現実だからこそ、今こそ今作は読まれるべき作品だ。

Posted byブクログ