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山魔の如き嗤うもの の商品レビュー

3.7

44件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

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2011/08/18

今回も面白かった  事件の部分も二転三転も終わりのホラーも良かった  ミスリードに引っかかってしまった・・・ でも一番怖かったのは最初の山に迷い込むところかなぁ  自然はやっぱり侮ってはいけませんね

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2011/08/03

やはり地図がないのが最大の難点……。終わりかたはホラーめいていて好きだけれど、地理も推理もちょっと解りにくいです。一家消失の謎は巧いのだけれど。

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2011/03/16

本格ミステリとしての完成度は高いが、首無のように大傑作を読んだという印象はなかった。 一家消失と童謡殺人がものすごく魅力的な謎であるだけに、自分の中ではその期待値を超えなかった感じ。 おなじみになった推理のスクラップ&ビルドも、首無のような浮遊感はあまり感じなかった。 そ...

本格ミステリとしての完成度は高いが、首無のように大傑作を読んだという印象はなかった。 一家消失と童謡殺人がものすごく魅力的な謎であるだけに、自分の中ではその期待値を超えなかった感じ。 おなじみになった推理のスクラップ&ビルドも、首無のような浮遊感はあまり感じなかった。 それにしても、ホラー色どんどん弱まってますね。

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2011/02/08

刀城言耶シリーズ第三弾 山の恐ろしさ、神聖さが良く出ていて、思わず後を振り返りたくなるほどぞぞっとしました。

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2010/12/26

刀城言耶シリーズ、3冊目を読み終わり、コタツの中で ぬくぬくと読むにふさわしい作品。 おどろおどろした不気味な雰囲気・・・ あと少しで正月休みとなるのでゆっくり次の 作品を夜更けに読み まさに至福のとき。 山魔に嗤われたら・・・・・・ お・わ・り・・・

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2010/11/06

雰囲気はばっちりでありますな。 よくぞまあ、ここまで組み立てるなあ~と感心感心。 謎解きは、おそらく二転三転必ずさせるものなので~すね~? しかし毎回は大変であろう…… やっぱり、人間の意思を超えた「山」という超自然的な存在が一番怖い。 だって、本当になんでもありそうですから。...

雰囲気はばっちりでありますな。 よくぞまあ、ここまで組み立てるなあ~と感心感心。 謎解きは、おそらく二転三転必ずさせるものなので~すね~? しかし毎回は大変であろう…… やっぱり、人間の意思を超えた「山」という超自然的な存在が一番怖い。 だって、本当になんでもありそうですから。 今作は怪異のキーワードが「山魔」というより、「山」でしたな。 フェイクの犯人をここまで並べられるのはゴイス。

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2010/10/08

前作が凄かった分、ハードルがあがってしまいましたね。 だけどこちらも十分楽しませていただきました。 いまのところ、今年の長編ミステリの一番です。 しょっぱなの不可思議な体験の手記。 六地蔵様に見立てた連続殺人。 対立する旧家と人間関係。 今回もとても好みの世界でした。 そして...

前作が凄かった分、ハードルがあがってしまいましたね。 だけどこちらも十分楽しませていただきました。 いまのところ、今年の長編ミステリの一番です。 しょっぱなの不可思議な体験の手記。 六地蔵様に見立てた連続殺人。 対立する旧家と人間関係。 今回もとても好みの世界でした。 そしてなにより終盤の怒涛の謎解き! これが真相かと思えばまた崩れ、ようやく決まったと思えばまたさらに。 しかし今回の決め手にはやられました。あれがここまで引っ張られるなんて。 出産を挟んで読み終えた作品。 入院中、看護士さんにあまり見られたくない表紙でしたが、読むのをやめられませんでした。 夜中一人のときには怖かったです。。。

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2011/07/16

最近このシリーズを連続して読んでますが、最近読んだ中じゃ、これが一番怖いし面白かったです。 童歌の見立て殺人というワードだけですでにゾクゾクしますが、これに山魔や山女郎という化け物が出る山という舞台設定が加わると、もうほんと怖いです。 うっかり夜読み始めてしまって、電気を消すのが...

最近このシリーズを連続して読んでますが、最近読んだ中じゃ、これが一番怖いし面白かったです。 童歌の見立て殺人というワードだけですでにゾクゾクしますが、これに山魔や山女郎という化け物が出る山という舞台設定が加わると、もうほんと怖いです。 うっかり夜読み始めてしまって、電気を消すのが怖くなりつけっぱで寝たくらい怖かったです(笑) ミステリーとしてもなかなか凝った構図になっていて驚きました。 以下ネタばれを含みますが・・・ 正直、最初にに郷木家の中に犯人はいない、という記述があるのはズルイ!と思いました。 よく見ると、ちゃんと犯人の名前は除外されてましたね・・・。 ここで騙されなければ、真っ先に彼を疑ったはずなのに!と悔しく思ってしまうのは、ただの負け惜しみかもしれませんが。

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2010/02/11

怖い。 純粋なホラー作品ではないのにその辺のホラー小説よりよほど怖い。 おそらく著者の書く描写そのものが怖いのではなく、そこから作り出される空間が怖いのだろう。 描写から来る恐怖は一次元に留まり一瞬もすれば記憶から消え去ってしまう。 ところがそれが文字という形をはなれ空間に解き放...

怖い。 純粋なホラー作品ではないのにその辺のホラー小説よりよほど怖い。 おそらく著者の書く描写そのものが怖いのではなく、そこから作り出される空間が怖いのだろう。 描写から来る恐怖は一次元に留まり一瞬もすれば記憶から消え去ってしまう。 ところがそれが文字という形をはなれ空間に解き放たれた時、恐怖は三次元のものとなりジワジワ拭いきれない怖さになる。 謎解き面では質より量といったところもあり、さらにはドンデン返しのやり過ぎといった感もあるが、独特の禍々しい雰囲気は健在で読み応えのある一冊にはなっています。 シリーズ3作目という事を考えれば充分に面白いのですが、前作『首無しの如き祟るもの』とどうしても比較をしてしまうので、厳しい評価になってしまいます。 ホラーとミステリーの融合を見事に成し遂げているこのスタイルで今後も新境地を開拓してもらいたいです。 購入した時の帯が本書表紙の下半分を隠してしまい今まで気が付きませんでしたが、この本の表紙も内容に負けず劣らず怖かったのですね。

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2014/05/22

刀城言耶シリーズ。今回もタイトル見ただけでなんだか怖そうだなあ、と思っていましたが。……やっぱり怖いぞこのシリーズ! 夜中に読めません。見立て殺人も大好きなんだけど、この歌が妙に怖い。当然メロディ知らないはずなのに、勝手に頭の中で響きます……。 当然謎解きはきっちりと論理的。途中...

刀城言耶シリーズ。今回もタイトル見ただけでなんだか怖そうだなあ、と思っていましたが。……やっぱり怖いぞこのシリーズ! 夜中に読めません。見立て殺人も大好きなんだけど、この歌が妙に怖い。当然メロディ知らないはずなのに、勝手に頭の中で響きます……。 当然謎解きはきっちりと論理的。途中で「え、それは反則じゃ?」と思える展開もあったものの、最終的には綺麗な着地が見られました。……がしかし。怪異の部分もしっかりと残っちゃって、それが怖いの何の! このさじ加減が絶妙です。この世は論理ばかりで割り切れないのかもしれませんね……。

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