優しい音楽 の商品レビュー
涙腺決壊作家の一人です。 瀬尾さんって、化け物だなと思っています。 人を泣かせて、笑わせて温かくさせる化け物。
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全体的に柔らかい雰囲気にあるように感じました。こういうほのぼのとした作品が大好きなので、満足です。好きな人に会いたくなりました。
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瀬尾まいこの、読み終わった時のほっこりしたかんじ。とっても好き。 それから、あいかわらず味のある主人公。 3つの話でしたが、どれもよかった。
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①優しい音楽 彼女が家族に僕を紹介しない理由は・・・・・・。 ②タイムラグ 不倫相手のこどもを一日預かることに・・・・・・。 ③がらくた効果 ある日突然、彼女がおじさんを拾ってきた。僕と彼女とおじさんの三人で暮らす生活が始まることに・・・・・・。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
瀬尾まいこ、はまってしもたなぁ ってことで、何冊目かです。 そんな理由で彼氏選ぶかぁ、な1本目 どんな理屈付けようと娘をその人に預けたらあかんやろ、な2本目 それガラクタと呼ぶか?拾ってくるか?、な3本目 以上、ふつう考えたらホラーにすらなりそうな、非日常を舞台に…何故か読み終わるとポジティブ思考になってしまうあたりの技が凄いなぁ。 イヤな事は断る、出来ない約束はしない。それはとても大切なことだと思ってるし、間違いではないと思うんだけど、この3篇にはそれでも断りきれない主人公たちがはがゆい。断らなかった事で何かをつかむ主人公たちがカッチョ良い。 文章が稚拙だという感想を観たけど、そうかな?俺は瀬尾さんの文章は1文が短くて、読んでてリズミカルだから好きだけど。ただ、こういう文章にはやはりこれらのような短編がよく合うような気がする。 柔道に例えたら、いきなりグワっと胸倉掴まれたら、ずっとそのまま引っ張りまわされて場外とか待てになるより、さっさと頃合いに足を払われてストンと投げてくれた方がすっきり「参りました」と言える、そんな感じ
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私が初めて手に取った瀬尾まいこの本。 この作品でロックオンされてしまい、それからずっとファン。 だいぶ前、他のブックレビューで ------- 非現実的なようで、現実的であり、あるわけない出来事ながらも共感してしまう。 自然と物語に引き込まれていく感じがとても心地よい作品。...
私が初めて手に取った瀬尾まいこの本。 この作品でロックオンされてしまい、それからずっとファン。 だいぶ前、他のブックレビューで ------- 非現実的なようで、現実的であり、あるわけない出来事ながらも共感してしまう。 自然と物語に引き込まれていく感じがとても心地よい作品。 読み終わるとなんとなく励まされ、なんとなく元気になる。 ------- と自分で書いていたのですが、もう本当にその通り! 帯のコピーにでも使ってもらいたいくらい。笑 ファンタジーとリアルのギリギリなラインを小説という世界を使ってうまく表現してくれる。 それが瀬尾まいこワールドです。 リアルすぎると辛い世界も、瀬尾まいこワールドならそっと受け入れられる。 押しつけがましくなく、説教臭くなく、激励でもなく・・・ スーっと心に入ってくる本当に心地よい作品です。
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誰もが持つ弱さやいびつさを受け入れる優しさを描いているのだけど、 同時にそれを受け入れられない人を排除する不寛容さを感じ、 その違和感が強すぎて消化できなかった。 瀬尾さんの他の作品にも言えるけれどなんだか道徳の教科書のような寒さを感じる。 設定も展開もよいし文章も読みやすいと...
誰もが持つ弱さやいびつさを受け入れる優しさを描いているのだけど、 同時にそれを受け入れられない人を排除する不寛容さを感じ、 その違和感が強すぎて消化できなかった。 瀬尾さんの他の作品にも言えるけれどなんだか道徳の教科書のような寒さを感じる。 設定も展開もよいし文章も読みやすいといつも思うのだが、毒気がないというか深みがないから言葉が滑っていく。 同時にこういう分かりやすい優しい世界が受けるんだなとも思う。 『優しい音楽』 駅で見ず知らずの女子大生に声をかけられ、交際を始めた主人公。 彼女の死んだ兄と自分の顔が似ているから接近されたと知り、反発しながらも彼女とその両親を受け入れていく。 幸せな結末風に〆ているが、どうも主人公がいいように利用されたような感覚に陥る。 誰か書いていた「文章が稚拙」という感想を見て腑に落ちた。 テーマの深遠さに表現力が足りてなくてもったいないのだ。 『タイムラグ』 不倫相手の子供の世話をする事になったOLの1日。 綺麗に着地しているが感動的な展開であるほど不倫相手はかなり最低な糞野郎である。 結局別れない様子の主人公にも余計に違和感。 『がらくた効果』 なんでも捨てずに溜め込んでしまう癖のある彼女が、ある日ホームレスを拾ってきてしまい、三人で奇妙な年末年始を過ごす。
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なんでこんなに好きなんだろう。頭をギュッと集中させなくてもスゥーと入ってくる、ハラハラドキドキ、入り込んでしまう、てかんじじゃないのに、読めば読むほどやめられなくなる。一冊読了してしまう。それで最後グッときてしまう。あと冗談のセンスが、ちょうどいいんだろうな〜。
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吸い込まれて行くような瀬尾まいこ短編集。最後のがらくた効果が一番よかった! マラソンのランナーのように出走したホームレスの佐々木さんのように…私も出走しなくては。なーんてね。でも、瀬尾さんの話は本当に全部良くて困ります!!
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短編が3作品収録されている。 とても読みやすく、すぐに世界に引き込まれる。 柔らかい文章も魅力的。 どの作品も切なさと優しさで溢れていて、読んでいてじんわり心に沁みた。 読後は穏やかな優しい気持ちになれる。
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