優しい音楽 の商品レビュー
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どのお話も面白かったです(〃ノωノ) 本編の「優しい音楽」も他の短編も良かったです♡ ほっこりしました。。 タイムラグのお話…結構好きです(〃ω〃) 佐菜ちゃんかわいかった~♪ 読んでいる私も楽しく読めました☆ テンポよく読めてどの作品も引き込まれました! 瀬尾さんの本。。好きだなぁ 実は、戸村飯店もこの間。。読んでいました(〃ノωノ) あの本も良かったな(#^.^#)
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読んでしまった。 初めて出会った時から瀬尾まいこの文章が好きだったが、それが何故かをつかむことが今までできなかった。 この穏やかな時間に流れる謎の魅力が何なのかが知りたくて知りたくてたまらなかった。 だから今まで読まなかった解説を読んでしまった。 そうだ。瀬尾まいこは文章が巧...
読んでしまった。 初めて出会った時から瀬尾まいこの文章が好きだったが、それが何故かをつかむことが今までできなかった。 この穏やかな時間に流れる謎の魅力が何なのかが知りたくて知りたくてたまらなかった。 だから今まで読まなかった解説を読んでしまった。 そうだ。瀬尾まいこは文章が巧みだ。冒頭の幾つかの文を読むと引き込まれる。 少し突き放すような、情報が大きく欠落した魅力的なフレーズが最初に突きつけられる。 大きく欠落した情報は文章を読み進めていくとゆっくりとゆったりと拾うことができて拾っていくうちに世界に引きこまれている。 なるほど。瀬尾まいこの小説はあらゆる関係に基づくあらゆる感情を描いたものだ。 ゆっくり流れる時間と心地よい空気は関係を、空気や仕草やセリフだけで私達に伝えてくれたからだ。 解説を読んでそれらがわかった。 なにかモヤモヤとしているものが一気になくなってしまい、なんだか目が覚めてしまった。 まあ、それはそれとして、この短篇集は面白い。 この3篇の物語の冒頭も我々を引き込む魅力があった。 3篇それぞれ、不思議な、それでいて温かい関係があった。 穏やかな時間を過ごすための優しさを文章を読んで感じ取ることができたし、相手のことを考えるからこその立ち止まりというものも私は感じた。 様々な出会いに生じる様々な関係、現実生活でも色々な出会いがありいろいろな関係があるが、出来れば私もこの3篇のような優しくて、清涼感のあるような関係を築きたいと感じた。 実際は難しいのだろうけれども、多分瀬尾まいこはその素晴らしいことを文章に落としたいんだろうなと思った。
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このほわわんとした空気感が瀬尾まいこワールドなんだろうな〜。 もっと読みたいような、そのまま先は知りたくないような絶妙なとこで終わる短編3つ。 どれもほんとにすっと心に入ってくるお話。 優しい音楽、出会いの場面が好き! タイムラグ、平太は好きになれないけど彼に関わる3人の女の人た...
このほわわんとした空気感が瀬尾まいこワールドなんだろうな〜。 もっと読みたいような、そのまま先は知りたくないような絶妙なとこで終わる短編3つ。 どれもほんとにすっと心に入ってくるお話。 優しい音楽、出会いの場面が好き! タイムラグ、平太は好きになれないけど彼に関わる3人の女の人たちは大好きだ。 がらくた効果、題名がいいな〜突拍子もないのに惹かれてしまうはな子がすごい! 再読。 平太のこと昔は好きになれなかったんだなー 今ならこういう人いるね、という感覚。がらくた効果はやっぱり好きだ。この2人の空気感と佐々木さんの空気感がハマってとてもいい。やはり書き出しから惹かれるなぁ。、
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優しい音楽・タイムラグ・がらくた効果の3編がおさめられています。 一気に読みました。 どの作品も好き! 瀬尾ワールド、やっぱりいなぁ・・・ 文庫のカバーデザイン、色合いもこの本にぴったりな感じがして好きです。
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付き合い始めた彼女の亡くなった兄がフルートを演奏できたと思い込んで、7000円のフルートを買ってきて、音を出すところから必死に練習するタケルくん。(優しい音楽) 不倫相手、平太の夫婦水入らずの旅行のために、娘を丸2日も預かって、その上、耳の聞こえない平太の妻サツキを認めようとし...
付き合い始めた彼女の亡くなった兄がフルートを演奏できたと思い込んで、7000円のフルートを買ってきて、音を出すところから必死に練習するタケルくん。(優しい音楽) 不倫相手、平太の夫婦水入らずの旅行のために、娘を丸2日も預かって、その上、耳の聞こえない平太の妻サツキを認めようとしない平太の父に、 サツキの美点を必死に説いてしまう深雪。(タイムラグ) 公園暮らしのおじさんを、「拾ってきちゃった」と、彼と一緒に住む部屋に連れてきてしまうはな子。(がらくた効果) 人がいいにもほどがある!という登場人物が瀬尾さんらしい、あたたかい気持ちになれる短編集です。
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瀬尾まいこさんの短編集。 表題作「優しい音楽」の他に「タイムラグ」「がらくた効果」。 私は「優しい音楽」が一番好きです。ありそうでなさそうな感じの話。千波ちゃんがなぜ主人公を家に招待してくれないのか、その謎が解けたとき、少し切なさを感じました。 瀬尾まいこさんの作品はこの本が初め...
瀬尾まいこさんの短編集。 表題作「優しい音楽」の他に「タイムラグ」「がらくた効果」。 私は「優しい音楽」が一番好きです。ありそうでなさそうな感じの話。千波ちゃんがなぜ主人公を家に招待してくれないのか、その謎が解けたとき、少し切なさを感じました。 瀬尾まいこさんの作品はこの本が初めてなのですが、もっと瀬尾さんの本を読んでみたい気持ちになりました。 解説にもある通り、瀬尾ワールド全開の短編集でした。
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人を好きになり、一緒にいるきっかけはそれぞれ。 大事なのはどう育んでいくか? 瀬尾ワールドがちりばめられた優しい気持ちになる1冊。
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まさに瀬尾ワールド。 ちょっと不可思議な設定と、でもどこか優しい雰囲気の漂うお話が3編。 解説に書かれているとおり、入門書と言ってもいいような短編集です。 瀬尾さんの作品を知らない人へ瀬尾さんの本をすすめるなら、これが一番良いかも。非常に読みやすいし。 個人的には特に『がらくた効果』が好きかな。 今更ですけど、瀬尾さんの作品は会話が何というか良いですね。 特に目新しいことを言っているわけでもなく、名言というほど大層なものでもないのに、なんだか、会話文がすごく楽しい。 本当に、そこにある「日常」を書いているという感じです。 こういうほのぼのとした空気は、単調に感じてしまうこともあるのだろうけど、瀬尾さんの作品では気にならない。受け入れられる。 だからこその「瀬尾ワールド」なのかもしれません。
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駅でいきなり声をかけられて関係が始まる奇妙なカップルの話とか、不倫相手の男に正妻との間の子供を預けられてしまう女の話とか、妙なものを拾ってきてしまう癖のある女と同棲している男の話とか。 なんかそんな感じの短編集です。こう、うまく言い表せないけど、微笑を呼び起こすような和み系。「う...
駅でいきなり声をかけられて関係が始まる奇妙なカップルの話とか、不倫相手の男に正妻との間の子供を預けられてしまう女の話とか、妙なものを拾ってきてしまう癖のある女と同棲している男の話とか。 なんかそんな感じの短編集です。こう、うまく言い表せないけど、微笑を呼び起こすような和み系。「うん、がんばろう」って頷けるような。 これの解説で語られていることだけれど、確かにこの作家さんは書き出しが上手い。狙って繰り出してる感はもちろんあるんだけど、それが鼻につかないし、「くそ、狙ってるな」と思っても続きが気になる。 こぢんまりとまとまり過ぎている感もあるけれど、ひとときの和みを求めるならいいかもしれない。
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3つの短編はどれもほんわか温かく、結末がとっても気になって、あっという間に読んでしまいました。 優しい!ほんとに優しい!! 瀬尾ワールド、大好きです^^
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