優しい音楽 の商品レビュー
短編作品3編を収録。 みんな珠玉の逸品で、心がすさんだ時に優しくなれそうな作品ばかり。 仕事で、クタクタになったときに再読すると効果アリ。
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買うか迷ったが、『優しい音楽』を立ち読みして購入。『タイムラグ』は、主人公のサバサバした性格が瀬尾さんの作品って感じがして好き。
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普通の小説ならこぼれおちてしまうようなものを そっとすくい上げてくれるような本。 物語自体も大好きですが、 会話の応酬がやさしくて好きです。 読者も、登場人物も含めて大きなあたたかい目で見守ってくれているような やすらぎを感じられる本です。
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読んでて心が軽くなる小説。 ちょっとおかしな設定なんだけど、次第に引き込まれてしまう。 特に瀬尾さんの作品の中でもとっつきやすいので、オススメです。
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大学入試センター試験に使われた作品。 これも瀬尾まいこさんらしく、「家族」を描いた作品。 彼女のご両親に、「死んだ息子の代わりとしての息子」ではなく、「娘の恋人で、将来の自分たちの息子」としてみてもらえるよう、死んだお兄さんのフルートを練習して、皆で合奏する話。 一生懸命で優しくて、健気な主人公が素敵すぎる。 瀬尾さんの作品に出てくる男の人はみんないいなあ…
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ほっこりというのはこういう気分なんだろう。 満員電車でギュウギュウでもこれを読んでいた私の周りにはお花が飛んでいたと思う。。。 読み終わるのが惜しいくらい幸せな本でした。
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これはいい。すごく、いい。 気持ちがとてもほっこりしました。 「優しい音楽」「タイムラグ」「がらくた効果」の3作品が入った短編集です。 「優しい音楽」 謎が解けていく快感と、調和のとれたラストにやられました。 なんて素敵な表題作。 装丁もまた小説の魅力を十分に表している気がしま...
これはいい。すごく、いい。 気持ちがとてもほっこりしました。 「優しい音楽」「タイムラグ」「がらくた効果」の3作品が入った短編集です。 「優しい音楽」 謎が解けていく快感と、調和のとれたラストにやられました。 なんて素敵な表題作。 装丁もまた小説の魅力を十分に表している気がします。 大好き。 「タイムラグ」 なんだって、と新事実がわかるたびに驚かされるような設定でした。 もっとずっと読んでいたい、と思いました。 気づけば登場人物すべてがとても素敵に感じられたのも瀬尾マジックの1つかもしれません。 「がらくた効果」 心の中でくすくすけらけら笑いながら読みました。 最初は「なにそれおもしろい」なんて楽しい気持ちで読んでいたのに、はっとさせられるような深さもあって、読了感もとてもよかったです。 これは、読んだら確かに瀬尾ワールドにはまるかもしれない。 ちょうど音楽好きの友人の誕生日があるので、この本もプレゼントしようと思ったほどによかったです。
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『優しい音楽』 『タイムラグ』 『がらくた効果』 登場する人たちはみな、最初はどこかギクシャクした関係なのに ふとしたきっかけで、お互いを思い遣ることから、少しずつ状況がかわってゆく。 思いやり 想いやり 思い遣る事・・・ 簡単なようで、なかなか難しい。 良かれと思ってや...
『優しい音楽』 『タイムラグ』 『がらくた効果』 登場する人たちはみな、最初はどこかギクシャクした関係なのに ふとしたきっかけで、お互いを思い遣ることから、少しずつ状況がかわってゆく。 思いやり 想いやり 思い遣る事・・・ 簡単なようで、なかなか難しい。 良かれと思ってやったことや、 負担にならないように、気を遣わせないようにってやったことでも 知らず知らずに相手を傷つけてしまったり 逆に、余計なお世話になってしまったり。 でも。 やっぱり思いやることって大事。 思い遣らなければ、何も始まらないし、何も変わらない。 たとえそれが、失敗に終わったとしても。 それがいい結果に繋がらなくても。 きっと少しは何かがいいほうへ変わってゆくきっかけになるのかもしれないから。 ホントの優しさは、強さも弱さも知っている人だけが持っている。 ホントの優しさは、哀しみや苦しみや挫折を知って、そこから立ち直れた人だけが持っている。 そんな気がするのです。 そしてきっと、思い遣る気持ちを持つことで生まれる優しさも ホントの優しさなんだろうなって。 いろんな想い、いろんなキモチ、いろんな願い、いろんな祈り・・・ 強さも弱さも、悲しみも苦しみも、喜びも楽しみも・・・ そこから生まれれる優しい想い。 やさしいひとになりたいと、思わせてくれた一冊です。 ちなみに・・・ この3つのお話し。 そのどれもが、女性はとっても前向きで活動的で魅力的なんだけど なんだか男性は、どこか頼りなくて情けなくてネガティブ。 なのに、最後にはとっても魅力的な男性に思えてくるから不思議でした。
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「前の人が到達できなくても,スタートのチャンスがあるし,自分たちのたすきじゃなくてもスタートしなくてはいけないのですね」 変わった設定だけど自然に読めるし,やっぱり文章の感じや登場人物の感じが好き。瀬尾まいこっぱくて期待してた感じの作品。
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瀬尾さんの作品らしい小説。 つかみが上手い。 読みやすい。 日常のなかの1場面。 食事の描写の豊かさ。 そして、瀬尾さんの作品の中で一番好きなのが、 登場人物である。 卵の緒でも感じたが、出てくる人全員が温かいし、好きだ。 普通、出てくる登場人物が全員いい人だったら、小説として成立しないはずなのに、いつも読んだ後驚いてしまう。 優しい音楽もよかったが(特に最後のフルートのくだり) がらくた効果がとてもよかった。佐々木さんの持つ雰囲気にニヤニヤしそうになりながら読んだ。 気持ちがすさんでしまった時などに、読み返したい作品。
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