8の殺人 新装版 の商品レビュー
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我孫子武丸作品を読むのは殺戮にいたる病に続き2作目。自分の中でちょっとハードル上げすぎたな〜と反省…。真犯人捕まったあともきっとまだ何かある!もうひとつどんでん返しあるはず!って思ってたらギャグで終わった 笑 序章から面白さがどんどん加速していって、いちおちゃんが木下刑事が犯人ですって言ったところでピークを迎えて、そこから尻すぼみ…というイメージ。慎二くんの謎解きシーンはちょっとくどくて苦手でした。推理小説の知識をひけらかしてるだけーみたいな。 コメディ要素がめちゃくちゃ強くて笑えるし、場面のイメージのしやすさや読みやすさは本当にピカイチ。すいすい読める。 殺戮にいたる病と雰囲気が全然違って、本格ミステリとしてシンプルに楽しめました。でもやっぱ結末に物足りなさがあるのは否めない…。木下刑事犯人であってほしかった…笑
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1989年の我孫子さんのデビュー作です。 殺戮にいたる病は、かなり衝撃的な作品でしたが、こちらはいわゆる本格ミステリでした。 テンポよく、軽快に話が進むので読みやすかったです。
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すらっと読めた。 登場人物のノリが合わなかったが、 ミステリとして大変面白かった。 スタンダードなミステリ。
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あっという間に読み終わってしまった。 初めて読んだ我孫子さんの本が「殺戮にいたる病」だったので猟奇的な物語をかく小説家というイメージをずっと持っていた。こういうスタンダードな推理小説もかく方なのね。 私にしては珍しく仕掛けに使われた道具を当てたので嬉しい!人物の描写、特に犯行に至...
あっという間に読み終わってしまった。 初めて読んだ我孫子さんの本が「殺戮にいたる病」だったので猟奇的な物語をかく小説家というイメージをずっと持っていた。こういうスタンダードな推理小説もかく方なのね。 私にしては珍しく仕掛けに使われた道具を当てたので嬉しい!人物の描写、特に犯行に至るまでの理由がもうちょっとほしいかなと思ったけど…物語が進むにつれて速水兄妹の出番が増えて序盤の重い雰囲気が軽減されていくのでこれくらいがちょうどバランスとれて良かったかもしれないな。
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ほぼユーモアに文章が割かれていたため 遅読の自分でも30分ぐらいで読み終わった 第二の殺人のトリックの方が印象に残る シンプルだがまさに盲点 我孫子さんの本は初めて読んだが 推理小説としてウザくない程度に会話やキャラが コミカルで非常によかった 他の作品も読んでみたい
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殺戮にいたる病が最高に良かったので期待していたが、こちらはやや期待外れ。 ちょっとイメージしづらい描写があり、犯人も途中から分かってきてしまったため★3。
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スラスラと読みやすかった! ただ、話の展開が二転三転するのが ちょっと長く感じたし 最終的な犯人の動機も ちょっと弱かったように感じた。 もう少しコンパクトな 作品であれば面白く感じた気がする!
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警部補が主人公の館系ミステリトリックもの。 話の中に出てくるミステリ作品が多く、ミステリ好きな人なら「そうそう」と楽しく読めると思った。
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『殺戮にいたる病』の我孫子武丸さんとはおよそ思われない軽妙な筆致で、ギャグっぽくかかれているのがまず驚いた。すらすらと読みやすいけど、謎解きの前置きがくどくてブレーキがかかる。鏡のトリックは特段珍しい発想でもなく、すぐに気づいたが、ミスリードっぽいとも思った。これを解かれることを...
『殺戮にいたる病』の我孫子武丸さんとはおよそ思われない軽妙な筆致で、ギャグっぽくかかれているのがまず驚いた。すらすらと読みやすいけど、謎解きの前置きがくどくてブレーキがかかる。鏡のトリックは特段珍しい発想でもなく、すぐに気づいたが、ミスリードっぽいとも思った。これを解かれることを見越して自分の疑いを晴らすという真の目論見には思い至らず、なるほどなあと感心した。速水兄妹も面白くて好感がもてる。解説ではやれ本格ミステリだとかギャグ小説だとか言っているが、読み手は先入観をもたずに好きなように読めばいいのではないかな。 佐伯を犯人と指摘した慎二は、彼の本棚を確認しておくべきだった。謎解きをする探偵なら、当然証拠を掴んだうえでなければならないよね。 後に発表された『金田一少年の事件簿』における『金田一少年の決死行』『首吊り学園殺人事件』を思い起こした。
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【大胆なトリックで本格ミステリーファンを唸らせた傑作長編】 “8の字形の屋敷”ゆえに案出された、不可解極まる連続殺人。速水警部補と推理マニアの彼の弟&妹の3人組が挑戦するが、真相は二転三転また逆転――。鬼才島田荘司氏に“本格ミステリー宣言”を書かしめた、2人目の大型新人の本格的...
【大胆なトリックで本格ミステリーファンを唸らせた傑作長編】 “8の字形の屋敷”ゆえに案出された、不可解極まる連続殺人。速水警部補と推理マニアの彼の弟&妹の3人組が挑戦するが、真相は二転三転また逆転――。鬼才島田荘司氏に“本格ミステリー宣言”を書かしめた、2人目の大型新人の本格的にして異色、かつ絶妙のユーモアで味付けした傑作長編推理デビュー作! 我孫子武丸の本はこの作品がはじめでだったのだが、読みやすい文章でスラスラと読み終えてしまった。 古い作品ではあるが、ユーモラスもあり時代を感じさせない本格ミステリーだった。 トリックに使われたアイテムは想像でき、どんでん返しが好きな身としては少し物足りなかったが軽く読めるのでミステリーを普段読まない人にも読みやすい作品だ。 こんな人におすすめ.ᐟ.ᐟ ・本格ミステリーが好きなひと ・カーが好きなひと ・密室殺人ものが好きなひと
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