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8の殺人 新装版 の商品レビュー

3.1

54件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    28

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    0

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2021/11/13

kindle unlimited 講談社文庫の作品が追加されたので、読んでみた。 この作者の作品の中では未読だった。 8の字型をした屋敷の中で起こる殺人。 本格ミステリーらしい設定は、やっぱり好きですね。

Posted byブクログ

2021/10/09

コメディータッチのミステリー。解決編は海外ミステリーうんちくあり。うんちくの解説が巻末にあるため、せっかくの解決編が本文⇔巻末と行ったり来たりするのでテンポがボロボロ。もったいない!せっかくさっくり読める新本格ミステリーなのにスピード感が台無し。 これから読まれる方は注記は無視し...

コメディータッチのミステリー。解決編は海外ミステリーうんちくあり。うんちくの解説が巻末にあるため、せっかくの解決編が本文⇔巻末と行ったり来たりするのでテンポがボロボロ。もったいない!せっかくさっくり読める新本格ミステリーなのにスピード感が台無し。 これから読まれる方は注記は無視してサクサク読むことをお勧めします。

Posted byブクログ

2021/09/02

正直、うーん。 ミステリー好きの主人公(警察)の兄弟が事件を解決していくストーリー。 殺人現場にどうどうと行けたり、現実的でない。 建物の構造とかこだわりながらも、もったいない気がする。 あと、後半部分の講義は少しうざくなるほど長く、辛かった。 ギャク部分面白すぎる。

Posted byブクログ

2021/08/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者デビュー作であり、速水3兄妹シリーズ第1作。我孫子武丸先生は勝手なイメージだがもっと堅いのかなと思った。しかし、全くそんなことはなくユーモアのある文章で書かれている中にも本格の片鱗がちらちらと見え、とても楽しく、そして軽く読むことができた。木下刑事の可愛そうなではあるがクスっと笑えるような描写も散りばめられており、面白かった。この著者の作品、速水3兄妹シリーズも追いかけていこうと思う。

Posted byブクログ

2021/05/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

プロローグの時点で、建物の構造を生かした機械式のトリックであることを明かしちゃってるからなあ。平面図を見ただけで、大まかに見当はついてしまった。時間の流れは恐ろしい、なのかな。もう一つの密室トリックのほうがイケてるように思う。本格ミステリを取り巻く状況が変わったせいか、当時は必然だったのだろう稚気が今読むと結構ジャマ。

Posted byブクログ

2021/04/08

我孫子武丸さんの作品は、衝撃的なラストだった「殺戮にいたる病」以来、10年ぶり位なんですが、当作品は我孫子武丸さんのデビュー作という事で、”なんかキャピキャピしてる!”って感じでした。すいません、わかりづらいですよね。簡単にストーリーを御説明させて頂きますと、上から見ると8に見え...

我孫子武丸さんの作品は、衝撃的なラストだった「殺戮にいたる病」以来、10年ぶり位なんですが、当作品は我孫子武丸さんのデビュー作という事で、”なんかキャピキャピしてる!”って感じでした。すいません、わかりづらいですよね。簡単にストーリーを御説明させて頂きますと、上から見ると8に見える奇妙な建物に住む蜂須賀家の副社長・蜂須賀菊一郎が何者かによって殺され、その犯人を体育会系刑事の速水恭三が追うという感じです。蜂須賀家の住人と速水の弟妹が本当に個性的で、恭三とのやり取りが面白いのですが、最後のトリックがな~~~~。。。いや、決して悪くないんですよ。という事で、☆三つで御願い致します。

Posted byブクログ

2020/11/24

本格派なのかユーモアミステリーなのかよく分からない。登場人物には好感が持てない。 最後のどんでん返しは悪くないけど、犯人の動機とかが雑で、トリックありきで作った話って感じがする。

Posted byブクログ

2020/03/02

8の字型の屋敷を舞台にした殺人事件。比較的テンポ良く進むため、読みやすい。トリックとしては単純なものであるため、さほど推理小説を読み慣れていなくてもなんとなく見破れてしまうかもしれない。犯人の思考と行動に一貫性がなく、納得いかない部分もあったが楽しく読めた。あんまり深く考えずにさ...

8の字型の屋敷を舞台にした殺人事件。比較的テンポ良く進むため、読みやすい。トリックとしては単純なものであるため、さほど推理小説を読み慣れていなくてもなんとなく見破れてしまうかもしれない。犯人の思考と行動に一貫性がなく、納得いかない部分もあったが楽しく読めた。あんまり深く考えずにさらっと読むのがよいかもしれない。

Posted byブクログ

2019/08/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

8の字屋敷で起こった、蜂須賀菊一郎殺しと河村美津子殺し。 最後に真相説明するのは、警視庁の速水恭三警部補の弟の慎二。 2つの事件とも、巧妙な殺人方法が取られている。河村美津子殺しの密室に関しては、ちょっと上手く行きすぎとは思うが。 菊一郎の死体が引きずられていた理由、常夜灯が交換されていた理由、左利きの話、空中に浮かんだボウガンの謎、ボウガンの意外な隠し場所等、すべてが合理的に説明されている。 8の字屋敷の特性も、犯行に上手く活かされている。 (この作品だけではなく、他の有名ミステリーもネタバレ) この作品は、作中に挙げられているような有名ミステリーのパロディーが随所に見られる。 凶器としてボウガンを使ったのは、『ユダの窓』。菊一郎殺しのトリックは『三つの棺』。この事件での河村美津子の役割は『皇帝の嗅ぎ煙草入れ』。真犯人の設定は『スタイルズ荘の怪事件』など。

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2019/06/15

読書録「8の殺人」3 著者 我孫子武丸 出版 講談社文庫 p118より引用 “ 五十、という数字に彼は運命的なものを 感じた。  今度こそ、うまくいくような予感がした。  しかしその時、はずれ続けた四十九回の予 感のことは、きれいさっぱり忘れていた。” 目次より抜粋引用 “...

読書録「8の殺人」3 著者 我孫子武丸 出版 講談社文庫 p118より引用 “ 五十、という数字に彼は運命的なものを 感じた。  今度こそ、うまくいくような予感がした。  しかしその時、はずれ続けた四十九回の予 感のことは、きれいさっぱり忘れていた。” 目次より抜粋引用 “恭三、出動する  恭三、色香に惑う  慎二、意見を述べる  慎二、リアリストであることを告白する  恭三、高校の授業を思い出す”  8の字を型どった富豪の屋敷を舞台とした、 長編ミステリ小説。同社刊行作文庫版。  自らの会社の宣伝のために建てた屋敷で、 社長・蜂須賀が殺された。悪夢にうなされて いたところを、部下から事件の連絡を受け、 警部補・速水恭三は現場へ向かう…。  上記の引用は、事件関係者に恋をした主人 公・速水恭三について書かれた一節。 人間、自分に都合の悪いことは、忘れるよう に出来ているのかも知れませんね。あまりに 何もかも覚えていると、前に進めなくなって しまうからかも。  少し抜けてる主人公・恭三と、頭の切れる 弟妹。重苦しい殺人事件が、彼らのやり取り で軽い雰囲気になっている部分があります。  他の推理小説を数多く参照しているようで、 推理小説に詳しければ詳しいほど、面白さを 感じる作品ではないでしょうか。 ーーーーー

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