クビキリサイクル の商品レビュー
西尾さんの特徴である登場人物の掛け合いとか言葉遊びの面白さがすでにこの頃から発揮されていて楽しく読めました。ミステリー小説ではあるけど無機質ではなく、むしろ人間臭さのある作品だと思いました。
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西尾維新デビュー作にして、私自身の西尾維新デビュー作品。 周囲の西尾維新批評をきいて、あえて人気の物語シリーズではないほうから始めてみました。 余談だけども有名人気作家はマイナー作品から読み始めてしまう私。 めだかボックスを読んでいたのである程度耐性はあったものの、言い回しの独...
西尾維新デビュー作にして、私自身の西尾維新デビュー作品。 周囲の西尾維新批評をきいて、あえて人気の物語シリーズではないほうから始めてみました。 余談だけども有名人気作家はマイナー作品から読み始めてしまう私。 めだかボックスを読んでいたのである程度耐性はあったものの、言い回しの独特さに一苦労。慣れればそれが味となって、西尾維新の良さにつながるんだろうなー。最後にはその感覚があった。 内容は、もう、何どんでん返しすんだよ!って感じ。正確にいえばどんでん返しではないけれど、事件を複雑にしようとして撒いたものの拾い方があまり好きではない。 続き読もうか検討中。
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結末が知りたい、どうしてそうなったの、なんで?と続きが読みたくなる作品でした。言葉がわからなくてなんどか読み戻ることがあり、自分の知識のなさに恥ずかしくもなりました。
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高校生の時に読んで衝撃を受けた本。 若い作者の言葉遊びのうまさと全体を流れるリズム感に、ひたすら感動し学校で広めていました。 私の中ではライトノベルの椎名林檎的存在。
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自分ではない他人を愛するというのは一種の才能だ。他のあらゆる才能と同様、なければそれまでの話だし、たとえあっても使わなければ話にならない。嘘や偽り、そういった言葉の示す意味が皆目見当つかないほどの誠実な正直者、つまりこのぼくは、4月、友人の玖渚友に付き添う形で、財閥令嬢が住まう...
自分ではない他人を愛するというのは一種の才能だ。他のあらゆる才能と同様、なければそれまでの話だし、たとえあっても使わなければ話にならない。嘘や偽り、そういった言葉の示す意味が皆目見当つかないほどの誠実な正直者、つまりこのぼくは、4月、友人の玖渚友に付き添う形で、財閥令嬢が住まう絶海の孤島を訪れた。けれど、あろうことかその島に招かれていたのは、ぼくなど足下どころか靴の裏にさえ及ばないほど、それぞれの専門分野に突出した天才ばかりで、ぼくはそして、やがて起きた殺人事件を通じ、才能なる概念の重量を思い知ることになる。まあ、これも言ってみただけの戯言なんだけど――。 ――――題23回メフィスト賞受賞作
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私が西尾作品に触れるきっかけとなった作品 最初から西尾さんの言葉の使いまわしが 素敵だなー、って思いながら読んでいて 1日で読み終わった、そんな作品です。
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初西尾維新。とはいえマンガ「めだかボックス」でいわゆる「西尾維新節」には慣れていたので、逆にこの処女作においてはその「維新節」、全開とは言えずその点では物足りなかった。内容は想像以上に普通のミステリー。それも最後は結構なサプライズでした。「西尾維新はラノベ」という批判をよく目にす...
初西尾維新。とはいえマンガ「めだかボックス」でいわゆる「西尾維新節」には慣れていたので、逆にこの処女作においてはその「維新節」、全開とは言えずその点では物足りなかった。内容は想像以上に普通のミステリー。それも最後は結構なサプライズでした。「西尾維新はラノベ」という批判をよく目にするが本作は見事なミステリーでしたよ。
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自分が小説化をめざす契機となった作品のため、少し好意的に偏向した評価になっちゃうのだけれど、かなり面白い作品だった。
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途中からはすんなり読めました。 後日談みたいなところを抜けば、推理小説に値しないと思われます。さいご数十ページで「ああ、なるほどね」と思ったので、 星を二つ足して3。
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久しぶりのメフィスト賞作品。期待を裏切らず面白かった。 最初は登場人物の奇抜さに辟易したけれども馴れたら意外と平気だった。玖渚ちゃん可愛いねぇ。 続刊もそのうち読みたい。
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