料理長が多すぎる の商品レビュー
私の評価基準 ☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版 ☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも ☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ ☆☆ 普通 時間があれば ☆ ...
私の評価基準 ☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版 ☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも ☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ ☆☆ 普通 時間があれば ☆ つまらない もしくは趣味が合わない 2013.7.5読了 今更の古典ですが、やっぱり面白い。 どうも、こういうの好きなようです。 ユーモアとアイロニーを含んだ文章に、単純なようでいて、うまく伏線をちりばめた構成。謎解きも、あっと驚かせるものではないけれども、最近のもののように奇を衒って、無理筋を通すものではなく、合理的な解を見せている。 キャラクターも、類型化しているようでいて、それなりに心情の動きが伝わってくる。まあ、どうしても、この時代は女性の書き方がワンパターンですが、これはしょうがないんでしょう。 ただ、グルメ探偵などと言われているので、けっこう期待していましたが、料理の書かれ方は、あんまり大した事ないです。 書かれている食事のメニューなどはともかく、近年のグルメの大衆化で、近頃の小説では、別にグルメ探偵が出て来なくても、その辺はずいぶん進歩しているんだなと思う。 解説を読んでも、やはり、その辺の古さ?を感じる。その中で、レシピ集が巻末に付いていると書かれていて、何で翻訳されてないんだー、と激怒していたところ、こちらのレビュアーさんがサイトを紹介下さっていて、たいへん嬉しかったことを記しておきたいです。
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世にもまれなる、グルメ探偵ネロ・ウルフ。 この探偵も、作者のレックス・スタウトも、欧米ではとても人気があるそうですが、日本ではあまり知られていない。 かくいう僕も、初読。(そもそも、そんなにミステリには精通してませんが) まあ、なんといっても、タイトルがいい。 いやでも興...
世にもまれなる、グルメ探偵ネロ・ウルフ。 この探偵も、作者のレックス・スタウトも、欧米ではとても人気があるそうですが、日本ではあまり知られていない。 かくいう僕も、初読。(そもそも、そんなにミステリには精通してませんが) まあ、なんといっても、タイトルがいい。 いやでも興味を惹かれてしまう。 そして読み始めたところ、いきなりの豪華な料理の解説にそのページの大部分を割くという、この圧倒的なグルメっぷり。 なかでも、ソーシス・ミニュイの、想像の域を遙かに超えた、「食べたくなる感」は、異常。 それ以外にも、おいしそうな料理がこれでもかと押し寄せてきます。 詳しくは、詳しいサイトがあるので、そちらを参照のこと。 「Bistro Wolfe ネロ・ウルフのレシピ公開」 http://members.jcom.home.ne.jp/4054323601/wolfe/cook.html そして、ミステリとしての味わいもそうなんですが、なによりも、一番深く、そして味わい深い、他と隔絶した魅力は、なんといっても、探偵ネロ・ウルフその人。 なんと、依頼を受けない。 えっ。 「夫が殺されます!」と訴えているご婦人がいるのに、「警備のものを付けろ。自分は探偵だ」と断る。 ええっ。 日本の多くの探偵が、金ではなく正義によって動くように、探偵というものは、いつの間にか、「正義感で動く存在」になっているのが一般的なミステリにおける探偵というものだろうと思うのですが、正義感なんて食べられもしないものでは、このネロ・ウルフは動きません。 お金なんかでも動きません。 それもそのはず。ちょっと部屋を移動する、着ているものを着替える、ただそれだけで大変な思いをする巨漢ですから。(意味が違う) しかし考えてみると、世界的な名探偵たちは、決して正義感だけで動くわけでもなく、また、まっとうでまともな生き方なんて、誰もしていないのが常でした。 シャーロック・ホームズしかり、エルキュール・ポワロしかり、御手洗潔しかり。 変人であるが故に、探偵は探偵たり得るのだとでもいわんばかりに、考えられ得る限りのどっかしらおかしい奴らこそが、探偵であることに対して妙に説得力を持つ奴、ということになるのでしょう。 そしてこのネロ・ウルフ。 ものの見事に、変人探偵。 きっと、変人探偵としては、上位にランキングされていることでしょう。 「ネロ・ウルフ」 http://homepage3.nifty.com/TeaPlease/page067.html まさかの、『探偵オペラミルキィホームズ』で、その子孫がいるくらいだから……。 「TVアニメ「探偵オペラ ミルキィホームズ」公式サイト」 http://milky-holmes-anime.com/ ミルキィホームズは別に全然詳しくないし見てもいないんだけど、設定は面白そうなんだよなあ……。 ともあれ、パロディ作品もいいけれど、もっとたくさん、原典のシリーズを読みたいのですが、邦訳、けっこう少なそうですよね……出してくれないかな……ハヤカワさん……。 あと、ネロ・ウルフがあれだけこだわった絶品ソーセージ、ソーシス・ミニュイ、食べたい。 食べたい。
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タイトル通り、料理長が多い(笑)。クィーンの作品にも横文字の名前が30人を優に超える物もありますが、今作は【全員、料理長】という肩書きの上に名前が覚えにくく、その上有力容疑者以外のエピソードの描写が弱いので、中途で名前が出てくる度に「誰だっけ?」と手を止めること数回。 翻訳もちょ...
タイトル通り、料理長が多い(笑)。クィーンの作品にも横文字の名前が30人を優に超える物もありますが、今作は【全員、料理長】という肩書きの上に名前が覚えにくく、その上有力容疑者以外のエピソードの描写が弱いので、中途で名前が出てくる度に「誰だっけ?」と手を止めること数回。 翻訳もちょっと取っ付きにくくて、なかなか読み進めるのに苦労しましたU・x・U 多分、フォントが今ではあまり見ないタイプのせいもあるかも…。 ある女性の証言に綻びを見つけて、そこからハッタリをかましたり宥めすかしたり。口をつぐんだり嘘をついている関係者をあぶり出す手腕が、まあえげつないです(笑)。百戦錬磨のネロ・ウルフの老獪なやり口やアーチー助手との軽妙なやり取りは読み応えもあったんですが、昨今の新本格に慣れた私には些か地味すぎました…U・x・U 屈指の名シェフ15人が集い、味ききゲームという趣向が凝らされた席上でシェフの1人が刺殺された。並み居る出席者ほぼ全員に男を殺害する動機があり、主賓として招かれた美食家名探偵・ネロ・ウルフに事件解決の依頼が舞い込むが…。
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『ハサミ男』を読んだ際にですね、若手刑事が「ネロ・ウルフが~」とかなんとか言ってたのが気になって本書を読んでみました。最初から誰が殺されるのかわかっちゃってるし、派手な展開もないので退屈でした。
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話の流れ、個性的な登場人物、ネロの頑固オヤジっぷり、個人的には言う事なしで面白かったです。 物語の締め方もすごく綺麗だったと思います。 ただ独特な表現の仕方は人を選ぶかもしれないと思います。
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翻訳がちょっと苦手な感じで読みにくく、そのためになかなかストーリーに入り込めなかったのが残念。犯人を暴いていくのはすごいんだけど、驚ききれなかった、というか。全編に散りばめられた料理もイマイチどうなのか想像しきれなかったのが残念。私の想像力が貧困なのか。
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ネロ・ウルフの名前はずっと知ってたけれど、実際にストーリーに触れたのは、ドラマ版を観てから。ドラマ版が変でおもしろくて、小説版も手にとりました
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これまた、高校の自分的ミステリーブーム時に読んだ本。論理展開がすっきりしていて、事件の種明かしが分かりやすかった気がする。意外と敷居は高くない、本格ミステリー。
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ネロ・ウルフのシリーズです。 この本も翻訳の方の文章がステキ。 出てくるお料理が美味しそうなので。
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