言葉とは何か の商品レビュー
ソシュール、 シニフィアン、シニフィエ、 ラング、パロール、 こういった単語は聞いたことあるけど、 なんとなくしかわからない。 あるいは、言葉には興味あるけど、 専門的なことはよくわからない。 初学者にはうってつけの「言葉」の本だと思いました。 ソシュールの難しい話が、そ...
ソシュール、 シニフィアン、シニフィエ、 ラング、パロール、 こういった単語は聞いたことあるけど、 なんとなくしかわからない。 あるいは、言葉には興味あるけど、 専門的なことはよくわからない。 初学者にはうってつけの「言葉」の本だと思いました。 ソシュールの難しい話が、その強度をほとんど落とさずに、 すんなり入ってくる感じがします。 そして、この「感じ」が次の学びにとって大事なんだろう と思います。 ソシュールの思想を徹底的に理解しようとし、 それをできるだけ多くの人に伝えたい、 そういった「情熱」があったからこそ書けたのではないかと 思いました。 「難しいのにわかりやすい」 素晴らしい本だと思います。
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丸山圭三郎によるソシュール言語学の紹介。わかりやすく 書かれ、簡単な人物紹介・術後解説・参考図書案内も収録 されており、格好の入門書である。何となくぼんやりと わかった気でいるソシュールもいずれきちんとやっつけない と、だな。
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烏兎の庭 第七部 5.29.22 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto07/doc/kotoba.html
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[2022年1月5冊目] P67〜抜粋 ランガージュこそ人間が自らを取り巻く世界を認識する唯一の道具であり、物質界を「精神の所有物」化する力、カテゴリー化する力であることも、また同時にそのカテゴリー化それ自体は、使われるラングによって多様であり、それぞれ固有の「世界像」をつくって...
[2022年1月5冊目] P67〜抜粋 ランガージュこそ人間が自らを取り巻く世界を認識する唯一の道具であり、物質界を「精神の所有物」化する力、カテゴリー化する力であることも、また同時にそのカテゴリー化それ自体は、使われるラングによって多様であり、それぞれ固有の「世界像」をつくっていることも、すべてソシュールの理論に受けつがれています。 以下メモ 世界をどのように分節するかは使用する言語によって異なる。また、コノテーションは各人において異なるため同じ言語を使う場合でも差異が生じる。 合ってるのか?もう何度か読もう。 丸山圭三郎の他のソシュール関連本も読んで理解を深めたい。
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短く完結なのに言語学と真摯に向き合ってきたのであろう丸山さんの哲学が染み込んだすごい本。言語学の迷宮に足を踏み入れるのに間違いなく最高のガイドブックだと思います
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んー、まだ掴めてない。 ソシュールの超絶基礎的な考えは読み取れた気がする。 言葉はあるものごとを示すためのものではないということ。 言葉によって意味は作られているし、意味によって言葉は作られている、相互作用の中にある。 どちらかが無くなったら成立し得ない。
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「言葉とは何か」。ふだん何の気なしに使っている言葉というものの興味深さ、言語学の歴史、そして現代におけるソシュールの記号学がきれいにわかりやすく書かれている。コンパクトでありながら著者の膨大な知識に裏打ちされており、記号学の入門書として最適。より専門的には著者の『ソシュールの思想...
「言葉とは何か」。ふだん何の気なしに使っている言葉というものの興味深さ、言語学の歴史、そして現代におけるソシュールの記号学がきれいにわかりやすく書かれている。コンパクトでありながら著者の膨大な知識に裏打ちされており、記号学の入門書として最適。より専門的には著者の『ソシュールの思想』『ソシュールを読む』がおすすめ。
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ソシュールの達成したことがすっきりまとめてありわかりやすかった。 終盤の、メタ言語云々の話が理解できなかったのでいずれ勉強。
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カテゴリ:図書館企画展示 2018年度第1回図書館企画展示 「大学生に読んでほしい本」 第1弾! 本学教員から本学学生の皆さんに「ぜひ学生時代に読んでほしい!」という図書の推薦に係る展示です。 木戸功教授(人間関係学科)からのおすすめ図書を展示しています。 展示中の...
カテゴリ:図書館企画展示 2018年度第1回図書館企画展示 「大学生に読んでほしい本」 第1弾! 本学教員から本学学生の皆さんに「ぜひ学生時代に読んでほしい!」という図書の推薦に係る展示です。 木戸功教授(人間関係学科)からのおすすめ図書を展示しています。 展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。 開催期間:2018年4月16日(月) ~ 2018年6月15日(金) 開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース 大学生のころ、30年くらい前になりますが著者のファンでした。構造主義言語学の祖ソシュールの研究で名高い著者の『ソシュールの思想』(岩波書店)をずいぶん時間をかけて、それでもなんとか読了しました。事物がありその名称としての言葉があるのではなく、誤解をおそれずに端的にいうならば、言葉が事物を、そしてそれら事物たちからなる現実をつくりだしているのであるというアイデアに初めて出会ったのが著者の著作でした。
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とてもわかりやすく、読みやすかったです。「言語の恣意性」という言葉を聞いたことがないレベルの初心者向け。 そして解説と術語説明が本文と同じくらいある。 言語の恣意性、ラングとバロール、シニフィエとシニフィアン、言語学の授業で習った源流が、ここにある。偉大なソシュール。 言葉は事...
とてもわかりやすく、読みやすかったです。「言語の恣意性」という言葉を聞いたことがないレベルの初心者向け。 そして解説と術語説明が本文と同じくらいある。 言語の恣意性、ラングとバロール、シニフィエとシニフィアン、言語学の授業で習った源流が、ここにある。偉大なソシュール。 言葉は事物のラベルではない、人々が話す言葉と共通項としての言語を切り離す、音素と意味素の発見、今は当たり前だと思うけど、当時には革命的な発想だったのだろうと改めて感じた。 そしてその思想を日本に持ち込み、解説した著者もすごい。次に「ソシュールの思想」を読もうかなと思いました。
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