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トリフィド時代 の商品レビュー

4.1

30件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

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2025/02/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイムマシンとこの本が小学生の頃一番興奮した本。 こちらはタイトルを覚えていなくて、花火を見て目が見えなくなって、植物に追いかけられて、、と検索して古本を購入。大人になって再読するとあの頃の興奮はないがいまでもまたあんな本ないかなーと図書室でよさそうなタイトルを物色しわくわくしていた気持ちを思い出す。

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2025/01/06

SF。パニック・ホラー。 いわゆる終末SF。スリラー要素がやや強め。 はじめに大胆な世界観を設定したあとは、SF要素は薄くなり、人間がどう生きるか、どう社会を作っていくかを描いている印象。 細かいところで、"アメリカ人が助けに来る"と思っている人が結構出てきた...

SF。パニック・ホラー。 いわゆる終末SF。スリラー要素がやや強め。 はじめに大胆な世界観を設定したあとは、SF要素は薄くなり、人間がどう生きるか、どう社会を作っていくかを描いている印象。 細かいところで、"アメリカ人が助けに来る"と思っている人が結構出てきたのが面白い。 アメリカ人に対してどんなイメージがあったのだろう? 植物が重要な位置づけで、サバイバルをするSF作品ということで、オールディス『地球の長い午後』とスー・バーク『セミオーシス』を連想した。 上記2作品とともに、個人的に好きなSF小説リストに仲間入り。 これでウィンダムの代表作で読んでいないのは『さなぎ』のみ。 いつか出会えるといいな。

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2022/01/04

緑色の大流星群が素晴らしい天体ショーを繰り広げた翌日。それを目にした人だけが、ことごとく盲目になってしまった。パニックに陥る社会の中で、その流星を目にしなかった幸運な人たちはなんとか自らの社会を立て直そうとするが、そこに襲い来るトリフィドたち。なんとも恐ろしい破滅SFです。 自立...

緑色の大流星群が素晴らしい天体ショーを繰り広げた翌日。それを目にした人だけが、ことごとく盲目になってしまった。パニックに陥る社会の中で、その流星を目にしなかった幸運な人たちはなんとか自らの社会を立て直そうとするが、そこに襲い来るトリフィドたち。なんとも恐ろしい破滅SFです。 自立歩行し、毒で人を襲って自らの栄養として取り込むトリフィド。まさしく食人植物で恐ろしいのだけれど。それほど動きが速いわけではないし所詮植物でしょ? たいしたことなさそう、と思ってしまうところがさらに恐ろしさを増長します。囲まれて、いっせいにぱたぱたという音が聞こえてくるのを想像してぞっとしました。植物だから知能なんてないだろう、と登場人物たちも言っているけれど。いや、これだけのことやってたらもう動物ですよそれは! そしてそういった脅威のみならず、人間たちの争いもまた恐ろしいところ。こういう事態になるとどうしても集団で対立してしまうのは仕方のないことなのでしょうが。ある意味人間の醜さ恐ろしさが前面に押し出されてきて。嫌だなあ、という気になります。本当にこういう事態に陥るのは嫌だ……。

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2018/06/28

 心地よい破滅。植物に侵略されていく地球を舞台に、滅んでいく文明の中で生きていく人々の話。幻想的な風景と押し寄る恐怖、その中で生きる人の心情がグッとくる作品でした。  見たものの視力を奪う緑の流星群。ほとんどの人物が視力を失った中で、奇跡的に無事だった主人公。しかし社会を維持でき...

 心地よい破滅。植物に侵略されていく地球を舞台に、滅んでいく文明の中で生きていく人々の話。幻想的な風景と押し寄る恐怖、その中で生きる人の心情がグッとくる作品でした。  見たものの視力を奪う緑の流星群。ほとんどの人物が視力を失った中で、奇跡的に無事だった主人公。しかし社会を維持できなくなった人類たちに、栽培していた歩く植物が遅い始めるのです。  流星と歩く植物。無関係な二つが繋がり終末に向かう作品です。その中で生きる人類は美しく、中でも崩壊した世界で食事をするシーンは目に焼き付いて離れませんでした。

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2017/07/01

 じわじわとくる終末観に浸る物語。  表題のトリフィド自体の影はそれほど濃くないです。映像化作品も見てみたいところです。

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2016/07/15

ある日突然地球を覆った緑色の美しい大流星群。世界中の人々がその美しさに魅了されるが、それを見た者は全て盲目となってしまう。そして同時期に地球上に増えつつあったトリフィドという自ら移動可能な食虫植物は、人間を襲い地震で栄養を採ることをはじめる。盲目の人間は彼らの絶好の獲物だからだ。...

ある日突然地球を覆った緑色の美しい大流星群。世界中の人々がその美しさに魅了されるが、それを見た者は全て盲目となってしまう。そして同時期に地球上に増えつつあったトリフィドという自ら移動可能な食虫植物は、人間を襲い地震で栄養を採ることをはじめる。盲目の人間は彼らの絶好の獲物だからだ。何らかの事情で流星群を見られなかった極少数の人達は、そんな地球でのサバイバル生活を余儀なくされたいる。物語の大半は、その生き残り術と生存競争が描かれている。ラストは映画のように人類がトリフィドに勝利する・・・というものではなく、現状を受け入れ、トリフィド絶滅の研究を徐々に進めていく人類、といった風で地味に終わるのであった。

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2015/11/02

トリフィドとの戦いがメインではなく、盲目状態に陥った人間たちの内ゲバが長い。訳が古いせいかところどころ読みづらかったが、スリリングな展開に退屈さは感じなかった。侵略生物ではなく元から地球にいた植物であることから、トリフィドという存在は災害のメタファーのように思える。

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2015/10/24

最初に覚えているのはTV映画「人類SOS」の「殺人植物だ」というセリフ。 次は筒井康隆の「私設博物誌」で、原作が本格的な小説だと知った。最初の方だけ読んだ記憶がある。 少し前に筋肉少女帯の「トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く」でまた思い出して読んでみた。 実はトリフィドが...

最初に覚えているのはTV映画「人類SOS」の「殺人植物だ」というセリフ。 次は筒井康隆の「私設博物誌」で、原作が本格的な小説だと知った。最初の方だけ読んだ記憶がある。 少し前に筋肉少女帯の「トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く」でまた思い出して読んでみた。 実はトリフィドが登場しなくても成立する話で、人類の大半が行動できなくなったときに「長期的に」何が起きるのかというシミュレーションだともいえる。 人口は激減するが食糧は缶詰とかの保存食が「当面は」ある。 燃料や住宅も「当面は」保つ。 農地は残っているので、食糧の生産はできる。 では農業用の機械や化学肥料が使えなくなったら? 製品が残っていれば、まだしばらくは調達できるが、それが尽きると、鉄鉱石や原油を掘り出し、製錬するところからやり直さなければならなくなる。 そのノウハウは誰が保持しているのか? 高度に分業化された社会で第一次産業の従事者が失われることの恐ろしさが見えてくる。 たしかに人間が失われても、ノウハウは「図書」という形で残っている。しかし、そのノウハウを新しい人間(つまり子供)に教育するためには、「自分では直接的な生産活動に従事していない」つまり「人に食べさせてもらう」人間が必要になる。 では誰がその役割を決めるのか... 人間が共同体を形成してから連綿と続いてきた「支配と被支配」「権利と義務」「敵対勢力との対決」といった難題が生き残った「普通の」人々に突き付けられる。 追い打ちをかけるように、人間の天敵としてトリフィドが勢力を伸ばしており、人類は文明の再建をしつつ、トリフィド対策の二正面作戦を強いられる。 様々な価値観の指導者候補が登場し、旧来の文明的な道徳観念が揺さぶられるが、過酷な環境の中で「愛」「協力」「自由」を残そうと苦心する主人公達の姿に共感した。 最終章のタイトル「戦略的後退」に、絶望の中でも諦めない人間の希望が込められている。 50年代の作品だからなのだろうか、読後感は明るい。

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2022/10/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ある日突然、世界中で大多数の人が失明。 トリフィドっていう歩けて知能がある(らしい)植物に人類が襲われる・・・って破滅もの拡張版。 何が情けないって、お化け植物と戦わなきゃいけないシチュエーションでも人間同士のイザコザが結局ネック、みたいな。あーもう。 失明者ばかりが圧倒的多数になると、「盲人の王国では片目は王様」理論は通らず、晴眼者は捕獲される対象になっちゃうんですね!あーこわっ。

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2015/03/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ウィリアム・メイスンは病院で目が覚める。その日は目の治療が終り包帯が取れるはずだったが誰も来ない。自分で包帯を外し病室の外に出てみると、自分以外の全員が盲目になっていた。ロンドンの街にでてみても誰一人として目の見えるものはいなかった。 宇宙から来たと思われるトリフィドという三本足で歩きまわる植物が現れる。トリフィドは食肉植物であり、毒で人間をも殺しその養分を吸い取る。一方、トリフィドからは有用な植物油が豊富に取れるため各地で栽培されることとなった。一部では毒の刺を剪定し観賞用に栽培するものも現れた。ウィリアム・メイスンはこのトリフィドの研究員として働いている際、トリフィドの毒を眼にうけ治療中だった。 ロンドンの街にて、目の見える女性を助け行動を共にする。彼女はジョゼラ・プレストン、最近ベストセラーを書いた作家だった。ロンドンで必要な物を調達して、疫病等を避けるため田舎へ移住しようとしたが、夜の街に明かりが見え、旗がでているのが見えた。翌日そこへいってみると、数十人の目が見える者が集まっており、自分たちと同様田舎への移住を計画していた。彼ら二人も、この集団に属して一緒に移住することにした。マイクル・ビードリーをリーダーとするこの集団は人間という種を存続させるため、大部分の盲目のひとたちを見捨てる覚悟をする。このころにはロンドンの街中にもトリフィドを見かけるようになっていた。 田舎への出発が近づいたある夜、偽の火事によって混乱したすきに大部分の目の見える者が捕らえられてしまう。盲目の人間を見捨てると言う考えに反対する集団によって、彼らは二十人程度の盲目の人たちを養い、助けが来るまで生活を共にするよう手錠と縄でもって強制させる。ウィリアムもジョゼラも捕らえられ、別々の集団を養わされることになる。しかし、徐々に原因不明の疫病で集団の数は減り皆逃げ出してしまう。結果的に開放されたウィリアムはジョゼラの行方を探すため、自分たちが捕らえられた場所へ向かう。そこで自分たちを捕らえた集団のリーダーであるコーカーという男とであう。彼は何処からか助けがくるものと思っていたが、今になっても来ないため、全世界がロンドンと同じ状況になっていると考えるようになり、盲目の人たちを助けることを諦めるようになっていた。そこでウィリアムはコーカーと共に手がかりを追ってジョゼラがいるであろう集団を追いかけることになる。 目的地であるティンシャムについたがジョゼラはいなかった。集団の一部が離脱しその場で暮らしているだけだった。さらに別れた集団を追いかけるが見つからない。そこでコーカーは道中であった目の見える人たちと共にティンシャムへ戻りそこで生活することにする。ウィリアムはジョゼラが行くであろう場所を思い出しコーカーらと別れて一人で向かうことにした。 道中、スーザンという孤児を助け、ようやくジョゼラと再開を果たす。そこで目の見えるウィリアム、ジョゼラ、スーザンと盲目の三人との生活が始まる。その頃にはトリフィドが何処からともなく現れ、月日を追うごとにおびただしい数となっていった。それでも防御策を作りなんとか生き延びるうちに、子供が二人生まれ全部で八人での共同生活となる。 六年がたった頃、ヘリコプターが飛んできてかつて行方がわからなくなっていたビードリーの集団が島に移住し、そこにいたトリフィドを全て退治したとのことだった。そこでウィリアムらも仲間に加わり、特にウィリアムにはトリフィドを絶滅させるための研究をしてもらいたいという。彼らは島への移住を決意する。

Posted byブクログ