官製不況 の商品レビュー
ここ最近、新書のヒットを連発している著者の最新作である。 若くしてBRICS経済研究所の代表を務める門倉氏の著作の人気の秘密は、分かりやすい解説ながら決して軽くない文章にある。 本書は、現在の日本が抱えている経済問題を政策面から解説したものであり、タイトルが示すようにこうした問...
ここ最近、新書のヒットを連発している著者の最新作である。 若くしてBRICS経済研究所の代表を務める門倉氏の著作の人気の秘密は、分かりやすい解説ながら決して軽くない文章にある。 本書は、現在の日本が抱えている経済問題を政策面から解説したものであり、タイトルが示すようにこうした問題から生ずる経済不況は官である政府・行政の失態や不作為によるものであることを厳しく指摘している。建築基準の改定や年金行政など次々と明るみに出る問題に、行政は場当たり的な対応をすることによって問題の本質的な解決を出来ないでいるのである。日本の国際社会におけるプレゼンスが年々徐々に低下していくことに関する懸念を役人は当事者意識がないかのように無策で傍観しているようでもある。問題が本書で分かると同時に、今後の先行きに対して大きな不安を覚える。
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経済不況に関していかに国が無策であったかを解説する本。 年金とワーキングプアに1章を割いていて読み応えあり。 教育費や医療費の負担、年金不安が拭えない限り 消費は低迷するし、景気浮揚は見込めない。 定額給付金の2兆円はほかに使うべきところがあるのだが・・・。
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[ 内容 ] 一匹の妖怪が日本を徘徊している-「官製不況」という妖怪が。 アメリカのサブプライムローン問題に端を発する世界同時株安。 なぜ、日本の株価が“震源地”アメリカより大幅に低迷しているのか? 欧米の金融機関に比べれば、日本の金融機関が抱えるサブプライム関連商品はそれほど多...
[ 内容 ] 一匹の妖怪が日本を徘徊している-「官製不況」という妖怪が。 アメリカのサブプライムローン問題に端を発する世界同時株安。 なぜ、日本の株価が“震源地”アメリカより大幅に低迷しているのか? 欧米の金融機関に比べれば、日本の金融機関が抱えるサブプライム関連商品はそれほど多くない。 また、企業収益や国内景気が特別に悪いわけでもない。 本書は、外国人投資家にも広がりつつある「kansei fukyo」という言葉を軸に、様々な角度から日本株だけが「売られる」理由を解説していく。 [ 目次 ] プロローグ 第1章 なぜ日本の株は下がり続けるのか? 第2章 モラルハザードと官製不況 第3章 なぜ「ワーキングプア」が増えるのか? 第4章 なぜ年金財政は破綻寸前なのか? 第5章 サブプライム問題と世界的なカネ余り [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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「人々の心が過度な楽観主義に傾いたり、過度な悲観主義に傾いたりするのは、元をたどれば、政策当局の経済政策の誤りが引き金になっていることが多い。」 官製不況とは、言葉通り「官」がもたらした不況のこと。私たちの浮かれたり沈んだりは、政府のさじ加減で決まる。 踊らされているとい...
「人々の心が過度な楽観主義に傾いたり、過度な悲観主義に傾いたりするのは、元をたどれば、政策当局の経済政策の誤りが引き金になっていることが多い。」 官製不況とは、言葉通り「官」がもたらした不況のこと。私たちの浮かれたり沈んだりは、政府のさじ加減で決まる。 踊らされているという点で、好景気も不景気もバカらしくなる。 じゃあ、どうすればいいのだと思うけれど、国レベルの話だからさすがにどうしようもない。 個人レベルに落とし込んで考えてみると、ただ淡々と過ごすしかないのかなと思う。今日の10万は一年後も10万という感じで。でも、今日の時給1000円は個人レベルでも一年後の1500円にすることは何とかできる。 そう考えると、自分を磨こうと思えるから不思議だ。
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ここ最近、新書のヒットを連発している著者の最新作である。若くしてBRICS経済研究所の代表を務める門倉氏の著作の人気の秘密は、分かりやすい解説ながら決して軽くない文章にある。本書は、現在の日本が抱えている経済問題を政策面から解説したものであり、タイトルが示すようにこうした問題から生ずる経済不況は官である政府・行政の失態や不作為によるものであることを厳しく指摘している。建築基準の改定や年金行政など次々と明るみに出る問題に、行政は場当たり的な対応をすることによって問題の本質的な解決を出来ないでいるのである。日本の国際社会におけるプレゼンスが年々徐々に低下していくことに関する懸念を役人は当事者意識がないかのように無策で傍観しているようでもある。問題が本書で分かると同時に、今後の先行きに対して大きな不安を覚える。
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アメリカのサブプライムローン問題に端を発する世界同時株安。なぜ日本の株価が低迷しているのか。外国人投資家にも広がりつつある「官製不況」という言葉を軸に、様々な角度から日本株だけが売られる理由を解説する。(TRC MARCより)
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建築基準法や貸金業法のことなど、私には既知のことも多かったが、官製不況のリスト、としてまとめておさらいするには有益。記述も明快だし。 本書の目新しいところは、年金制度そのものも官製不況の中に含めていること。官だけが悪者というわけではあるまいが、官にできること、すべきことを考える...
建築基準法や貸金業法のことなど、私には既知のことも多かったが、官製不況のリスト、としてまとめておさらいするには有益。記述も明快だし。 本書の目新しいところは、年金制度そのものも官製不況の中に含めていること。官だけが悪者というわけではあるまいが、官にできること、すべきことを考える上では、こういう見方もありかもしれない。 誰かの言葉ではないが、政治や行政は、国民を幸福にすることはできないが、不幸にすることはできる。ということなんだと思う。 格差の問題などでは私と意見が違うところもあり、そこでは議論の粗が目に付いた。どう見ても個別というか特殊な事例を出して反対の根拠としたり、と。それでも、この本は「読む価値あり」と言いたい。
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冒頭はシンクタンク流の文章っぽく新聞記事のまとめに見えて退屈。中盤のワーキング・プアあたりが佳境。サブプライムは評論家っぽい。各国の状況が立て続けで、いまいち頭に残らず。日本経済の悪化は官僚が引き起こした、と定義しさまざまな観点から述べる。世界各国のワーキング・プア対策が読める中...
冒頭はシンクタンク流の文章っぽく新聞記事のまとめに見えて退屈。中盤のワーキング・プアあたりが佳境。サブプライムは評論家っぽい。各国の状況が立て続けで、いまいち頭に残らず。日本経済の悪化は官僚が引き起こした、と定義しさまざまな観点から述べる。世界各国のワーキング・プア対策が読める中盤が興味深い。ベーシック・インカム/キャピタルの概念は初めて知った。ずいぶん共産主義めいた発想だ。
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うまくまとめられている本だと思います。日本の政府が昨今行っている政策はほぼ無策といえるでしょう。 派遣法の改正しかり、3K(改正建築基準法、貸金業法、金融商品取引法)法は、ほんと最悪な法律改正ではないでしょうか?? 消費者保護、投資家保護を謳うこともいいですが、それよりも消費...
うまくまとめられている本だと思います。日本の政府が昨今行っている政策はほぼ無策といえるでしょう。 派遣法の改正しかり、3K(改正建築基準法、貸金業法、金融商品取引法)法は、ほんと最悪な法律改正ではないでしょうか?? 消費者保護、投資家保護を謳うこともいいですが、それよりも消費者や投資家にも責任を持たせる方が必要ではないかと思います。
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ここ数年よく聞くワードですよね。 官製不況。 よくもまあここまで民間の邪魔をしてくれたものですな。 色々な諸問題が官のマネジメントミスにより引き起こされている。 非常に分かりやすく説明されてます。 自分の立場もあえて明確にされているので議論を呼ぶでしょうが、それは...
ここ数年よく聞くワードですよね。 官製不況。 よくもまあここまで民間の邪魔をしてくれたものですな。 色々な諸問題が官のマネジメントミスにより引き起こされている。 非常に分かりやすく説明されてます。 自分の立場もあえて明確にされているので議論を呼ぶでしょうが、それはいいことでしょうね。 この本も鮮度は限られるため、早く読んだほうがいいと。 時事問題整理本みたいなかんじでしょうか。 先日竹中さんの本読んだのもあり、かなりリアルに感じましたわ。 問題は分かった。原因もわかった。 さてこれをどうするかです。 永田町や霞ヶ関の環境の中では解決は100%不可能ですよね。 やはり間違っていてもいいから強烈なリーダーシップによる「劇場」を作らないとだめだろう。 今の役人や政治家にはなにもできない。でも民間から知識人が入ると餌食になり効果ゼロ。 うーん。シンガポールに移住かなあ。 あ、金ないわ。 何とか貢献したいが何も力になれないことが分かっているから政治に関心を持つ人が少ないのかね。 世界でなにが起こっているかを俯瞰している部分もあるので便利。 意外に新興国も内需でがんばっているという事実は新鮮。 心配なのはインフレか。不動産がバブって崩壊するのが一番心配。 お隣韓国もすごいことになってます。 今年のスタディーツアーはインドになりそうだ。 そしたら証券口座つくってこよ
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