幸之助論 の商品レビュー
◆◇━━━━━━━━━━━━ 1.この本を選んだ目的 ━━━━━━━━━━━━━◆ 学校の授業で課題図書が続いており、今作もそれで手にしました。 松下幸之助さんの本は初めてでした。 私の兄が幸之助さんファンだったので、いつか読もうと思ってました。 ◆◇━━━━━━━...
◆◇━━━━━━━━━━━━ 1.この本を選んだ目的 ━━━━━━━━━━━━━◆ 学校の授業で課題図書が続いており、今作もそれで手にしました。 松下幸之助さんの本は初めてでした。 私の兄が幸之助さんファンだったので、いつか読もうと思ってました。 ◆◇━━━━━━━━━━━━ 2.概要 ━━━━━━━━━━━━━◆ 松下幸之助さんの幼いころから、亡くなるまでの壮絶な人生が描かれています。 この本は伝記のようなものではなく、松下幸之助の取り組みから、学びにつなげていくことを目的としている。 神格化するのではなく、その優れた取り組みに注目していく。 ◆◇━━━━━━━━━━━━ 3.感想 ━━━━━━━━━━━━━◆ すごい人生ですね。 9歳で大阪に丁稚奉公、1日16時間働いた話もすごいですが、 兄弟や、両親などが、幼くして、亡くなっているんですよね。 頼る人も、お金もない中で、1人で生き抜いていく強さ、 そして、自分がなんのために生きていくのか、働いていくのかがはっきりして、 ほんと、すごいな~と、感じました。 とくに、困難に立ち向かう姿がすごい。 困難な時にどう対処し、そこから何を得るかを意識していて、 困難を乗り越えるごとに成長していったことがうかがえます。 ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━ 4.具体的にどのような点を学習したか? ━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 失敗を受入れ、その失敗に立ち向かっていく姿は、リーダーに必要な資質だと感じました。幸之助は、成功は自分が正しい道を歩んでいるという証拠であり、失敗は人生で味わわなければならない不可避の試練であると受け止めており、失敗があることを前提に取り組んでいたことがわかります。 幸之助は常に顧客のニーズを第一に考え、それに応える製品やサービスを提供しました。当時からデザイン思考的な考え方ができ、お客様目線で商品を提供することができていたと思います。 ◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━ 5.具体的にどのような行動をするか? ━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 何歳になっても努力を続けた幸之助、56歳で初めてアメリカに行き、そこから、また多くのことを学んでいく姿勢は、とても素晴らしいと感じます。私自身もこれから50代に向かっていくところですが、学び成長して、自身の役目を果たせるように生きていきたいと感じました。 私は、困難なことや、嫌なことがあった場合は、そこから逃げる傾向があります。困難な状態から逃げたり、避けたりするのではなく、その状態と向き合い、そこに対応することで得られるものを見出し、積極的に困難に立ち向かうようにしていきたいです。 近年は勤務時間がしっかり管理され、多くの人たちは決められた勤務時間内で仕事をしており、一部の人だけが時間をかけて取り組みをしている状況となっていると感じています。私自身は勤怠の自由度が高く、「働かない」こともできれば、「働く」こともできる状態であり、実質、勤怠管理はされていない状態です。そのような状況の中でも、しっかりと、時間をかけて取り組むことを選択していきたいと思います。 9歳で1日16時間働いていた幸之助さんのように、時間をかけていくことで得られることは多いと思いますので、働く時間を増やして、成果や、結果をより良い状態にできるような取り組みをしていきたいです。
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松下幸之助について、ジョンコッターが書いた本。幸之助の生い立ちからその一生を振り返り、そこで醸成されてきた価値観、リーダーシップ行動について学ぶことができる。 これまで読んできた幸之助の数冊と比較し、幼少期から戦後の成長までの過程、困難な経験と乗り越えてきた行動がよくわかり、どの...
松下幸之助について、ジョンコッターが書いた本。幸之助の生い立ちからその一生を振り返り、そこで醸成されてきた価値観、リーダーシップ行動について学ぶことができる。 これまで読んできた幸之助の数冊と比較し、幼少期から戦後の成長までの過程、困難な経験と乗り越えてきた行動がよくわかり、どのように価値観が生まれたのかがわかる。特に、素直な心、これは誰しもが持つべきもの思うものだが、なぜそうなのか、そう思うに至るまでの彼の体験をなぞることができ、とても学びになった。
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壮絶な人生を見て、到底同じ感覚にはなれない。 一方で、どんなに大きな企業も最初は中小企業によるある悩みを抱えながら成長している事を見ることができる点が良い。
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経営の神様と言われた松下幸之助を外国人であるコッターが書いた本であることが興味深い。幾度の困難にぶち当たっても必ずできるという確信を持って事にあたり、素直な心で謙虚さを忘れない。この本からの学びは、謙虚であれば人はいつでも、いくつになっても学び成長し続けることが出来るということで...
経営の神様と言われた松下幸之助を外国人であるコッターが書いた本であることが興味深い。幾度の困難にぶち当たっても必ずできるという確信を持って事にあたり、素直な心で謙虚さを忘れない。この本からの学びは、謙虚であれば人はいつでも、いくつになっても学び成長し続けることが出来るということであった。 以下、印象的な一文。 「いつも目を開けている人は道に迷うことはないし、いつも他人の言うことに耳を傾けている人も迷わない」
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松下幸之助氏のことは、あまりよく知らなかったが、本当に胆力のある人なのだと思う。何度も読み返したい。
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『#幸之助論』 ほぼ日書評 Day505 既に古典の域に近づいている一冊かもしれないが、たいへんな良書。色々と有名なエピソードの多い松下幸之助を、リーダーシップ論で名高いJ.P.コッターが「伝記形式」で綴った一冊。 あらためて「変革」というものを学んでみたいと思い、手にして...
『#幸之助論』 ほぼ日書評 Day505 既に古典の域に近づいている一冊かもしれないが、たいへんな良書。色々と有名なエピソードの多い松下幸之助を、リーダーシップ論で名高いJ.P.コッターが「伝記形式」で綴った一冊。 あらためて「変革」というものを学んでみたいと思い、手にしてみた。 松下電器の経営という観点では「晩年」にあたる1960年、トヨタから自動車向けラジオの納入価格を半年で15%下げる要求を受けた際、「この問題をトヨタからの理不尽な要求と考えてはなりません(…)我が国の主要輸出品は自動車で(…)日本車を手頃な価格で買えるよう(…」トヨタから要求があるまで、手をこまねいていてはだめなのです。こうした要求を予測し、それに合わせられるよう準備しておかなければならない」と言ったという。 また、同じ年には5年以内に「日本で初めて週労働5日制を導入した会社」とすることを宣言し、その後の日本経済の弱含みにもかかわらず、目標実現の過程で大幅な生産性向上を実現、予定通りの5日制移行を実現した。 続いては、賃金アップ5ヵ年計画だ。低賃金で安価な輸出品生産というそれまでの日本の成功モデルを否定し、抜本的な改革をおこなうことで、5年目の1972年に、松下従業員の賃金はアメリカのそれに並んだという。 既に大きな成功を収め、普通は大きな冒険は避けたくなる頃だろうに、いずれも非常に高いレベルの目標をかかげ、その実現のために、現場や時として社外までをも巻き込んで、その知恵を結集するという、何ともスケールの大きな実行力を物語るエピソードである。 https://amzn.to/3nUByCv
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自伝かと思いきや、リーダー論である。 特に印象的なのは、天理教に関心を示した幸之助の心情。経営も科学も宇宙も宗教に繋がることを、然もありなんと。 p19 青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方を言う。薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな肢体ではなく、たくましい意志、ゆたかな想...
自伝かと思いきや、リーダー論である。 特に印象的なのは、天理教に関心を示した幸之助の心情。経営も科学も宇宙も宗教に繋がることを、然もありなんと。 p19 青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方を言う。薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな肢体ではなく、たくましい意志、ゆたかな想像力、炎える情熱をさす。青春とは人生の深い泉の清新さをいう。 青春とは怯懦を退ける勇気、安易を振り捨てる冒険心を意味する。ときには、二十歳の青年よりも六十歳の人に青春がある。年を重ねただけで人は老いない。理想を失うとき初めて老いる。 たとえ極貧にあっても、たえず自分を鍛えようという意思があるかぎり、多くのことを成し遂げることができる。逆境を脅威と考えるのではなく、学ぶための機会と見なす。辛苦と失敗を通じて、人はより強く生まれ変わることができる。成功によって驕り、挑戦しなくなれば、個人の成長は止まる。自分の行動を謙虚に誠実に見極めようとする意志こそが、成長の根本である。 逆境は不安を高め、常に危機感を抱かせ、自己満足を遠ざけた。悲劇続きの人生は、自分は失敗を越えて生き残れる、だからリスクに挑むことができると彼に教えた。この一連の経験が途方もなく大きく複雑な感情ー苦痛、怒り、恥、屈辱などーを呼び起こし、それが強力なエネルギーの源となったなった。 [幸之助の物語が教えるもの] 変化する環境にあっては、生涯にわたって学び続ける姿勢が、知能指数や家庭環境やカリスマ性や学歴よりも、偉大な成功や抜群の業績につながる。 生涯にわたって学び続ける姿勢は、謙虚さ、素直な心、リスクに挑む意志、人の意見を傾聴する能力、そして誠実な自省と深く結びついている。 大きな理想主義的・人道主義的な目標と信念は事業での成功と矛盾するものではない。少なくとも急速に変化する状況にあっては、その目標と信念が成長を促す支えとなり、それによって業績をあげることもありうる。 逆境は職業や人生を打ちのめすばかりでない。それなりの条件が整えば、苦難の時期は大きな理想と絶えざる成長を育み、偉大な業績達成に結びつくことがある。
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経営の神様 松下幸之助の一生から現代の私たちへの学びに通ずるものは何かを考えた本。「艱難汝を玉にす」は幸之助から産まれた言葉に感じるくらい、あらゆる困難を学びに変えて突き進む。青春は年齢ではなく心のもちよう。 信念と情熱があれば何でもできる。そう思わせくれる素晴らしい一冊。
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この本で心に刺さったのは「驕り」「謙虚」「成長」の3つである。一代で日本が誇る企業を形成した松下さんの生きざまが本書からみてとれます。人間の生活の質を向上させるという大きな志を持ち、会社が成功しても奢ることなく、謙虚な姿勢で学ぶことをやめず成長し続けた松下さん。85歳になって教育...
この本で心に刺さったのは「驕り」「謙虚」「成長」の3つである。一代で日本が誇る企業を形成した松下さんの生きざまが本書からみてとれます。人間の生活の質を向上させるという大きな志を持ち、会社が成功しても奢ることなく、謙虚な姿勢で学ぶことをやめず成長し続けた松下さん。85歳になって教育という仕事をはじめ、常に理想を追い続けて歩みを止めない姿が心につきささりました。松下さんのお気に入りの詩の一節「年を重ねただけでは人は老いない。理想を失うとき初めて老いる」を自分も心にとめておこう。
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ENL読本 幸之助に関する初の書物 やはり、凄い人だったんだと そして、彼の信念は今の我々の生き方にも当てはめられる
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