脳と気持ちの整理術 の商品レビュー
思考と気持ちを整理する技術とは? ○「見えない敵」が脳を混乱させる。気になっていることを出力しよう。 ○明日には「明日の私」がいる。仕事と「私」を多次元的に捉えよう。 ○情報は少しずつ覚える方がいい。「脳の中の小さな机」を意識しよう。 ○アイデアを出力することにより。「ひらめきの...
思考と気持ちを整理する技術とは? ○「見えない敵」が脳を混乱させる。気になっていることを出力しよう。 ○明日には「明日の私」がいる。仕事と「私」を多次元的に捉えよう。 ○情報は少しずつ覚える方がいい。「脳の中の小さな机」を意識しよう。 ○アイデアを出力することにより。「ひらめきの連鎖」を生み出そう。 現代人に求められる「逆境に打ち勝ち、人生を開拓する力」それを支える技術を脳から考えるとどうなるか。 意欲・実行力を高め、前向きに問題解決に向かっていくには?やらなければいけないことがありすぎるとき、思考を上手く整理するには?良いアイデアを生み出したいとき、どうすればいいか?ベストセラー『脳が冴える15の習慣』の著者が伝授する正しい脳の使い方【目次】 第1章 前向きな自分をつくる(意欲を高めるための基本原則;「やる気が出ない」ときの対処法 ほか) 第2章 思考の整理術―計画・実行力を高める(「見えない敵」が脳を混乱させる;「気になっていることリスト」をつくろう ほか) 第3章 記憶を強化する技術(情報を覚えるためには努力が要る;「脳の中の小さな机」を意識しよう ほか) 第4章 アイデアを生み出す技術(創造力を高める生き方、考え方;「ひらめきの連鎖」を生み出そう ほか) 第5章 気持ちの整理術(脳を安定させる「感情のリスク・コントロール」;解釈を変え、不快をやわらげる方法 ほか)
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多くの仕事を抱える時焦って思うように捗らない事がある。しかし本書より脳の特性を理解しそれへの負担を軽減すれば集中し意欲を持って取り組む事が出来るとの事。数多の事例が展開され参考になった。何かと不自由な昨今、前向きに考えれるようになると思う。良書。
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様々な自己啓発本を読んでも、だいたい同じようなことが記されていますし、問題は実践するかしないかです。この一冊に、生きやすくなるために大切なことは網羅されている気がします。入試問題集同様、ひたすらここに書いてあることを実践していけば、きっと働き方、生き方改革につながります。
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嫌なことがあるとすぐイライラしたり、 悔しいことがあると表情に出たり・・ そんな自分の癖を変えたくて、この本を読みました。 医学的・専門的な用語を用いた 難しい表現はほとんど載っておらず、 とても読みやすかったです。 気持ちの整理の仕方を知りたいと思っていたのですが どちらかというと、記憶術の方がためになったかも。 一般的に言われているような記憶術に、 +αでもっと定着しやすくなるような記憶の仕方や アウトプットの方法が書いてあって、 ためになりました。 試験も近いし、さっそく活用しようかなと思います。 以下、本著内でためになると思った内容のメモ。 ◆気持ちの整理術 脳のメカニズム上、不快に感じることを完全にシャットアウトすることは不可能。人間、どれだけ恵まれた環境に身を置いていたとしても、どうしてもいやなことや不快なことを探してしまい、それから逃れようとするスパイラルに陥ってしまう。 物理的に排除することは難しい。 だからこそ、不快な出来事が起きたとき、 ストレスを少しでも抑えるような 感情のリスクコントロールが大切、というのが 著書の意見かと。 人間は、快・不快を相対的に評価する脳の性質があるので、それを利用し、脳に快となるような刺激を与えて 快・不快のバランスをとる。 しんどい会議の後はおいしいケーキを食べに行く。 残業の日の夜は銭湯に行ってゆっくり体を癒す。 など・・ ストレスが全くないなんてありえない、 という前提を知っておけば、今後の自分の律し方や 気の持ちようも変わりそうだな、と感じました。 今まで、自分へのご褒美なんて甘えかな、と 思っていたけど、ストレスの正しい逃し方をしていたんだな、と少し安心。 もう一つの対策、客観的な脳で考える、っていうのは あまりピンとこなかった。 「この人ならこう考えるだろうな・・」なんて いちいち他人の考え方にまで考えめぐらす余裕ないわ!と思ってしまった笑 普段から、自分が尊敬する人のことを考えて、 日々の行動や言動をまねることで、しんどい時やピンチの時に、自然とその人のことを思い浮かべられるようになっているといいのかな。 ◆記憶を強化する技術 ・差異に注目 自分が知らないことや通説とは違うことに 注目して要点をまとめることで、 新たな考えや知識が手に入る。 ・-である。なぜならー に注目 論拠となるような言葉を見つけて、キーワードとして 持っておく。それらキーワードを自分なりにまとめて 話を再現できたら、理解出来ている証。 ・学びてときにこれを習いし 思い出す機会をもつことが、 記憶を長く保持することに繋がる。 単に思い出すだけでなく、知識を アウトプットすることも大事。 書く、読む、話す、つくるなど・・ 解釈しなおす過程をはさむことで、 イメージが強化され、記憶により定着する。 ・一時記憶と長期記憶の関係 思考の余地を作るためには、 細切れで情報をまとめる。 分類わけ、カテゴリわけをし、思い出しやすい形で 記憶をし、思い出す・・を繰り返すことで 長期記憶へと変化する。 ・きくだけで脳は覚えない 自分の言葉で語る、まとめる、行動するなどして 自分の脳で理解してるか再認識⇒より覚える ・復習は大事 エビングハウスの忘却曲線にあるように 人は情報を数時間で忘れてしまう。 復習が大切。キーワードでメモをして、 それをとっかかりにして記憶を辿る といった過程をはさむことで、より脳を使い、 記憶に残りやすい。 ◆アイデアを生み出す技術 感情と情報はくっついている。脳内で思考を めぐらすほど感情と結びつき、客観的な評価が しづらい。なので、アイデアは思いついたら すぐに脳外に出力する。紙に書く、人に話すなど 目に見えるかたちにする。
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”GTDをちゃんとやろうと改めて思った。で、その「五歩先」の一歩目は・・・? --- T: P: O: --- <読書メモ> ・「五歩先に解決がある問題」の一歩目を見つける(p.24) ・アプローチを変えれば新鮮に取り組める(p.40) ・前日の夜のうちに「明日すること」を書いて...
”GTDをちゃんとやろうと改めて思った。で、その「五歩先」の一歩目は・・・? --- T: P: O: --- <読書メモ> ・「五歩先に解決がある問題」の一歩目を見つける(p.24) ・アプローチを変えれば新鮮に取り組める(p.40) ・前日の夜のうちに「明日すること」を書いておく(p.47) ・「問題の過大評価」こそが、冷静に思考する力を奪うのです(p.62) #★分析をしていないために、箇条にネガティブになっている ・問題を引き算で考える #戦わなくていいものはどれか ・まず入れ物を用意する ★「アイデアが突然ひらめく」ためには 目的意識、問題意識を持って生活し、たくさんの情報を脳に入力しようとしている段階が必要です。(p.139) →必ず出力、ひらめきの連鎖、意外性の高い情報に触れる ・日中に5分だけでも目を閉じて休む ・現実にあわせてゴールを変える 大切なのは、アイデアを具現化させることではなく、より多くの人の役に立つということ(p.168) ・日々誰かの役に立つ 今の自分が深く関わっている人たちの顔と名前を思い浮かべながら、「その人たちに対して、自分はどんな役割を担っているか」「『明日の私』は何をするべきか」ということを考えていく(p.197) ★365日、50年間はたらける人が最後には勝つ(p.202)”
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意欲を高める基本原則。まず健康。それから欲、好き、嫌い、ほどよい興奮。 意欲を高め易い人は自分にご褒美をあげることが上手。 出来ることが増えると好きになる。 五歩先に解決がある問題の一歩目をまず見つける。 短時間の集中×多数。で脳は活性化される。 テキパキと行動している状態を意図...
意欲を高める基本原則。まず健康。それから欲、好き、嫌い、ほどよい興奮。 意欲を高め易い人は自分にご褒美をあげることが上手。 出来ることが増えると好きになる。 五歩先に解決がある問題の一歩目をまず見つける。 短時間の集中×多数。で脳は活性化される。 テキパキと行動している状態を意図的に作り出す。 筋肉と同じで同じことを続けていると、脳が早く疲れ易い。 仕事のやり方に変化をつける。場所ややり方、紙に書いたりすることも有効である。 次に何をするのかを脳にはっきり認識させる。声に出すことは有効である。 前夜に翌日の予定を書き出したり、準備、予習する習慣を持つ。 まず誰の為。を考え、日々の行動目標を具体的にする。 意欲を高めるエネルギー源として、人からの感謝や評価を集める。 自由は担うには重すぎる。 人間の脳は選択肢が無限にあるような状態に耐えられず、思考停止に向かっていくことがある。 このことは初めて読み、新鮮であった。 気になっていることリストを作成し、順番に消していく。 これはよく書かれている手法で私も利用している。 明日には明日の私がいる。 その日、その時の私に仕事を割り振る管理者の、視点を持つ。 明日の私の為に、睡眠不足はよくないので、しっかり睡眠時間を確保することは大切である。 物を整理している間に脳内も整理される。 まとまった時間ができることなどはない。 大きな問題は、細切れ時間にコツコツ解決するしかない。 脳はもともと忘れるように出来ている。大事な情報は入力だけでなく、出力も意識する。 記憶を定着させる為に、その日のうちに復習をする。(エビングハウスの忘却曲線) 言葉だけで記憶するには限界がある。 風景やイメージを思い描きながら情報を取る癖をつける。 アイデアは無から生まれない。 情報と制約を脳に与え、自動的な思考の整理を進ませる。 そうするとふと思いつくことがあるかもしれない。 出力されたアイデアが次のアイデアを生む。 脳内だけで考えていると、ひらめきの連鎖が起こらない。 悲しい話は夜するな。 夜は早く寝て、日中すっきりした頭で考える。 目を休めることは大切である。 前提条件を繰り返し確認し、現実を冷静に把握する。 問題解決のゴールは一つではない。 嫌なこと、面倒なことは完全にはなくならない。これは経験的に理解している。 脳は常に省力化を志向している。 他人の脳で考える=あの人ならどう考えるか。と想定してみる。 目標がその日を支配する。松坂投手の座右の銘。 目標を具体化することが、自分の理性的なコントロールを容易にする。 脳は少しずつ、一歩ずつ。が最も合理的であるように出来ている。 従って、時が来るのを待つことも大切である。
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臨床で経験を積んできた著者が、単なる脳トレではなく、いかに脳の機能を使っていくか、という方法論でアプローチ。 生活に繋がっていて、経済的にも負担がすくない処方箋がいくつも紹介されています。
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日頃の経験則から、こうではないかと思っていたことの裏付けが取れるような感覚を持つ内容が多かった。もちろん全くわかっていなかったこともたくさん書かれており、定期的に読むと効果が大きいだろうと思った。読書ノートを書こうと思ったのは、記憶定着には出力が大事という本書の言葉の影響からであ...
日頃の経験則から、こうではないかと思っていたことの裏付けが取れるような感覚を持つ内容が多かった。もちろん全くわかっていなかったこともたくさん書かれており、定期的に読むと効果が大きいだろうと思った。読書ノートを書こうと思ったのは、記憶定着には出力が大事という本書の言葉の影響からである。
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脳や気持ちが冴えていないときに是非、読み返したい一冊。 時間の使い方や、気持ちの持ち様なども書いていて さすが脳神経科の先生だな、 といった印象。 特にアイデアを生み出す技術で、過去の経験や知識がアイデアを作り、夜寝ている間に整理されるという話は納得しました。 リストを作った...
脳や気持ちが冴えていないときに是非、読み返したい一冊。 時間の使い方や、気持ちの持ち様なども書いていて さすが脳神経科の先生だな、 といった印象。 特にアイデアを生み出す技術で、過去の経験や知識がアイデアを作り、夜寝ている間に整理されるという話は納得しました。 リストを作ったり、スケジュールを管理したり、片付けしたり軽く休んだり、当たり前のことだけど、 忘れがちなので、基本を忘れず実行していきたいです。
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整理が苦手な人は入れ物を作るところから始める→フォルダなど 自助力が求められている →5歩先を目指すんじゃなく、まず確実にできる事を増やしていく 脳が新しい知識やノウハウを獲得するとき →ネットワークが稼働する →脳神経細胞がニューロンと呼ばれる手を伸ばして、他の神経細胞と結びつき、そこにインパルスと呼ばれる電気信号が流れるようになる →→文字通りネットワークが稼働する この成長は一歩ずつでしかありえない。 短時間の集中×多数で脳は活性化される 「テキパキと行動している状態」を意図的に作り出そう。 脳は同じ事を続けていると疲れる →人に話したり、図を書いたり、変化をつける →場所を変えるのもよい p.99 記憶は入力ではなく、出力をベースとして考えた方がいい。 「脳の中の小さな机」を意識しよう 情報は少しずつ入力し、まとめながら覚えていく方が効率が良い →付箋はこれが良いと思う。ただ、どうやってまとめ直すか?は課題 違和感に注目して読む →内容としてはよく知っていることでも、独特な表現がされていた場合には、注目しておくと良い →その場所に著者や発言者なりの思想や世界観、物事の見方、その情報をわかりやすくするための配慮などが込められている場合が多い 風景として情報を捉え、思い出すというのは、マジック7という脳の限界を超える重要な方法 自分の体験と結びつける 「学びて時にこれを習う。また悦しがらずや。」(論語)は記憶の原則。 →折に触れて思い出し、使ってみることが大事 多面的な出力を心がけ、脳の中に有効性の高い情報を増やしていこう 佐賀のがばいばあちゃんの 『悲しい話は夜するな』は理にかなっている →夜は思考系よりも感情系が優位になる 『つらい話も昼にすればなんということもない』 思考の整理は、ある程度「睡眠中の私」に任せましょう。 散歩は眼と脳を休める効果がある。 「嫌なこと、面倒なこと」は完全には無くならない。それを取り除いても、脳は相対的に嫌な事を見つけてしまう。 →活動の規模がどんどん小さくなっていく 他人の脳で考える →批判してきた人はどういう気持ちなのか →自分の尊敬するあの人はどう考えるか?や
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