カスピアン王子のつのぶえ 新版 の商品レビュー
やはり子どもでないとダメか。 魔力が薄れてしまうのかな。 そして、その魔力で満ち溢れているはずの世界も、意外と脆い。 それはやはり、子どもの世界が儚いものであることを表してるのかもしれないとも思う。 だけど、その光は強く、尊く、とても強い力を持つものであることも確かだと感じる。 ...
やはり子どもでないとダメか。 魔力が薄れてしまうのかな。 そして、その魔力で満ち溢れているはずの世界も、意外と脆い。 それはやはり、子どもの世界が儚いものであることを表してるのかもしれないとも思う。 だけど、その光は強く、尊く、とても強い力を持つものであることも確かだと感じる。 それをダメにしてしまうのも、やはり大人になってしまうことなんだろうか。
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近所の公共図書館で借りて読んでいて、あまり借りられている形跡もないのでいつでも読みたいときに読めるなとは思っているのですが、やはり全巻揃えて自宅に欲しいなと思っている。子どもにも読んでほしいから。
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4兄弟姉妹が再びナルニアを訪れるが、時間の描写が秀逸。個人的には『ライオンと魔女』よりも物語に入り込んで、一気に読み進んでしまった感じ。単独の物語であった『ライオンと魔女』から、歴史長編への転換点に立っているのが、終盤に感じられる。まさにファンタジーの醍醐味。
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アスランがどこまでも大きい。全てお見通しで、慈悲深く、そして残酷。 4人の兄妹の活躍。ナルニアのもの言うけものたちの復活劇。カスピアン王子の純粋さ、魔法使いの正しい歴史観。 そして混乱の中、敵は首をはねられ、策略に嵌り、逃げ出した末、ナルニアの正義は貫かれた。 アスランは自由だ。1000年以上もどこで何をしてたのだろうか。 ナルニアの生き物たちは、アスランを忘れるものがいて、信じるもの、信じないものがいる。お話に登場するライオンでしかない存在とすら思われていた。 そして満を持して登場する主役感は半端じゃない。 アスランに会ってみたい。「わが子よ」って言ってもらえたら泣いちゃうよ。でも子供じゃないとナルニアには行けないのか…。 読了。
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前巻のライオンと魔女からナルニアでは数百年の年月が経って、メルヘンな喋る動物や小人、動く樹木などがいなくなって人間が幅を利かせるようになった時代に兄弟がまたやってくる話。 兄弟と王子の2つの話のラインが交互に語られ、途中で1つになるという構成がうまい。残酷な年月の流れや人間の業などの暗い要素が顔を出し始め、子供向けでありながら深みのある話に仕上がっている。
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第一巻のライオンと魔女でナルニア国に迷い込み、アスランと出会い、悪の魔女を倒しナルニア国の王として統治した四人の兄弟。 それからナルニア時間では1300年の時を経る。木々の精霊は姿を消し、動物たちは話すのをやめ、テルマール人(人間)が権力を独占する世界。 正当な王の血を引く王子カ...
第一巻のライオンと魔女でナルニア国に迷い込み、アスランと出会い、悪の魔女を倒しナルニア国の王として統治した四人の兄弟。 それからナルニア時間では1300年の時を経る。木々の精霊は姿を消し、動物たちは話すのをやめ、テルマール人(人間)が権力を独占する世界。 正当な王の血を引く王子カスピアンは叔父のミラースに命を追われ逃げる中、言葉の話せる動物たち(もとナルニア人)に出会う。 スーザンが残していった角笛をカスピアンが吹き鳴らし、助けを呼ぶと、1300年前に王として君臨した四人が再びナルニア国に。 個人的にはストーリーが1巻より面白かった。良い者が悪者に苦しめられる、というのはよくある話だけど、カスピアン陣営も一枚岩ではない。角笛もアスランも信用できない、と言う者、アスランではなく当時対立した魔女を頼ろうという者…。 宿敵ミラースとの勝負が一騎討ち(からの乱戦)で呆気なく終わってしまったのがちょっと物足りないが、子どもにはこれくらいでちょうど良いのかもしれない。
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コルネリウス博士が、こっそりカスピアンにナルニアのことを教えてくれるところとか、脱走するお手伝いをしてくれるところとか、再開できるところとか、いつもカスピアンの味方でいてくれるところとか、もう好きすぎて。挿絵のコルネリウス博士もすごい好きだった。
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ファンタジーにはなくてはならない、魔法使いも、小人も、ゆかいで憎めない動物や仲間たちも、美味しい食べ物も、そして悪者も、圧倒的な力の持ち主も、全てが素敵に描かれていて堪能しました。自分自身にもゆとりがないとファンタジーは楽しめないような気がします。図書館では挿絵に色のある単行本を...
ファンタジーにはなくてはならない、魔法使いも、小人も、ゆかいで憎めない動物や仲間たちも、美味しい食べ物も、そして悪者も、圧倒的な力の持ち主も、全てが素敵に描かれていて堪能しました。自分自身にもゆとりがないとファンタジーは楽しめないような気がします。図書館では挿絵に色のある単行本を見つけ読むことができました。ポーリン・ベインズの挿絵は表情豊かで大好きです。 自分の子供たちには読んであげる余裕がありませんでしたが、孫たちとは機会を持てればぜひ一緒に楽しみたいです。
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本当にこの小説は子供向けなのか?と疑問に思うけど、今回もしっかり白黒つけて、敵ならば殺す、というスタンスで潔い。裏切り者も許さない。 これがまたちびっ子でも容赦ないので、ああ、人を殺してしまった、あわわわ、みたいになる現代の子どもたちなど相手になるべくもない。 なわけだから、概ね...
本当にこの小説は子供向けなのか?と疑問に思うけど、今回もしっかり白黒つけて、敵ならば殺す、というスタンスで潔い。裏切り者も許さない。 これがまたちびっ子でも容赦ないので、ああ、人を殺してしまった、あわわわ、みたいになる現代の子どもたちなど相手になるべくもない。 なわけだから、概ね戦いとその準備に明け暮れて、行軍、補給、そして戦う、という流れで、野宿も余裕であり、ともかくタフ。 イギリスっ子侮りがたし。
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再読。 『ナルニア国物語』第2巻。 第1巻『ライオンと魔女』にてナルニアの王となったきょうだいたちが、荒廃したナルニアを再び訪れて、漂泊の王子を助け、また、国に元の姿を取り戻させる、という筋。カスピアン王子にはもっと目立ってほしかったところ。第1巻の出だしでつまづいたエドマンドに、今回は見せ場があったのは良かった。
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