夕闇の川のざくろ の商品レビュー
3つ単語が並んでいる。 「の」で繋げられた3つの単語が並んでいる。 そういう場合、必ずや惹かれる単語があるはずだ。 そそられる単語が。 ない。 どうにも心が動かない。 「無」を味わう。 妙な世界を見せられた。 p.52の見開きの絵だけはすごく惹かれる
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しおんの独特な世界観に惹かれた。 絵も独特で面白かった。しおんと主人公の「私」のような女性が一緒に寝ている絵に少し疑問を抱いた。主人公の髪は短いそうだが、なぜかこの絵の女性の髪は長い。これはしおんから見た主人公なのか?それともピエールなのか?
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ちょっと変わった言動をする女性「しおん」の絵本 やはり、江國香織さんはこんな感じの女の子を書くのが上手ですよねー 料理の描写もまるでおぞましいものの残骸に思えたり セロリに関してはつい食べたくなってしまうような魅力も感じる不思議 孤独で嘘つき 正しいことは物語の中 深く考...
ちょっと変わった言動をする女性「しおん」の絵本 やはり、江國香織さんはこんな感じの女の子を書くのが上手ですよねー 料理の描写もまるでおぞましいものの残骸に思えたり セロリに関してはつい食べたくなってしまうような魅力も感じる不思議 孤独で嘘つき 正しいことは物語の中 深く考えると哲学的になってしまいそうなフレーズがいくつか
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面白かったです。 しおん…嘘つき、と思われているのですが、果たして変わっているのは彼女か周りか。。 途中で世界が反転するのが驚きでした。 江國さんも油断がならない。 しおんが孤独なの、わかります。こんな信用ならない世界なら、警戒してしまう。 「おかえりなさい」はいつも「はじめまし...
面白かったです。 しおん…嘘つき、と思われているのですが、果たして変わっているのは彼女か周りか。。 途中で世界が反転するのが驚きでした。 江國さんも油断がならない。 しおんが孤独なの、わかります。こんな信用ならない世界なら、警戒してしまう。 「おかえりなさい」はいつも「はじめまして」。 守屋恵子さんの挿絵も、温かいようで、でも人物の表情には意思の強さと緊張感があって素敵でした。
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大人の絵本 凄く短くてすぐに読めちゃう本だけど、たっぷりと時間をかけて読まないと楽しくない本。 しおんの嘘をもっと聞きたい。 西さんの解説が何故だかしっくりこない。 ふしぎ。
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嘘つきの女の子の話し。 友人の「しおん」が嘘つきで、「私」は素直な聞き手なのかと思いながら読んでいたけど、最後に「私」も嘘つきなのかもと思わせる。 女の子はみんな嘘つきなのだから当然なのかもしれない。
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美しく孤独なしおんの物語 ーしおんの「おかえりなさい」は「はじめまして」に似ています。 ー物語の中にしか新事実は存在しないのよ (中略) そして、物語の中で、私は夕闇の川のざくろなの。
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絵本。 あたたかな色合いの挿絵はなぜだかちょっと不気味。 登場人物はしおんと私。 人なんてもともとほんとじゃない。 しおんが繰り返しとなえるこのことば、わかるようでわからない。 でも終盤… わたしたちはほんとじゃない毎日をほんとのことのように ただ信じているだけなのかも、と。 ...
絵本。 あたたかな色合いの挿絵はなぜだかちょっと不気味。 登場人物はしおんと私。 人なんてもともとほんとじゃない。 しおんが繰り返しとなえるこのことば、わかるようでわからない。 でも終盤… わたしたちはほんとじゃない毎日をほんとのことのように ただ信じているだけなのかも、と。 やっぱりわかったようでわからないけど、 夏にまた読んでみたいなぁ。
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しおんはうそつきな女性だ。ある時は漁師の養女、ピエールという恋人を何人も持つ、少女でいるしかないようなひと。 彼女とともに台所に立ち、彼女の嘘に耳を傾ける主人公の視線は冷たく依存しているようで、物語というより散文詩のような断片(しおんの嘘)をつなぎ合わせた一冊。
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すこし長めの詩みたいなかんじ。ゆっくりとここちよい。 ただ江國さんはうまいけど『ここの言い回しで読者を落とそう』的な計算を感じることが時にあり、そういうのはとても萎える。女がはっとしてしまう言い回しを江國さんは知ってる。しかも私は女でその術中にはまるから、やだ。 あとこの解説の...
すこし長めの詩みたいなかんじ。ゆっくりとここちよい。 ただ江國さんはうまいけど『ここの言い回しで読者を落とそう』的な計算を感じることが時にあり、そういうのはとても萎える。女がはっとしてしまう言い回しを江國さんは知ってる。しかも私は女でその術中にはまるから、やだ。 あとこの解説の西加奈子という人を覚えておこうと思った。久しぶりにこんなひどい解説を読んだ。この人の本は読まないよう気をつけなければ。
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