淋しい狩人 の商品レビュー
2024年8月15日 宮部みゆきさんの初期の作品かな。 さすがのタッチだが、情景や心情の表現がところどころ鼻につく。また、地の文か、イワさんを通した文か違和感あってわかりづらいところもあった。そこら辺が初期ならでは、だね。 イワさんが6件もの事件に関わる短編集。古本に関連した事件...
2024年8月15日 宮部みゆきさんの初期の作品かな。 さすがのタッチだが、情景や心情の表現がところどころ鼻につく。また、地の文か、イワさんを通した文か違和感あってわかりづらいところもあった。そこら辺が初期ならでは、だね。 イワさんが6件もの事件に関わる短編集。古本に関連した事件に自然と巻き込まれるあたり、さすがのストーリーテラー。 そうきたか、と楽しめた。
Posted by
久々に読んだ宮部みゆき氏の短編集。 この作品後に書かれた『小暮写眞館』の前章という感じに近い。 古本屋を舞台に様々な事件や謎が起き、店主と孫が解決していく。 感想を一言で述べれば、それは『優しい』。 厭な奴も凄惨な事件も出てくるけれど 根っこのところで、優しさに満ちている。 こ...
久々に読んだ宮部みゆき氏の短編集。 この作品後に書かれた『小暮写眞館』の前章という感じに近い。 古本屋を舞台に様々な事件や謎が起き、店主と孫が解決していく。 感想を一言で述べれば、それは『優しい』。 厭な奴も凄惨な事件も出てくるけれど 根っこのところで、優しさに満ちている。 この心のどこか琴線に触れる文体が 宮部みゆき氏に惹かれるところかも。 作中に出てくる童話『うそつき喇叭』を探したけど どうも、宮部みゆき氏の創作らしい。 そうならば、うそつき喇叭を書いて欲しい。作品にして欲しい。 キチンと読んでみたい。
Posted by
【六月は名ばかりの月/黙って逝った/詫びない年月/うそつき喇叭/歪んだ鏡/淋しい狩人】 古本屋の雇われ店主の「イワさん」を軸に巻き起こる事件の数々。短編連作。 【詫びない年月】【うそつ喇叭】は当事者のことを思うと苦しくなった。 全体を通して主人公イワさんとその孫の会話が良かった...
【六月は名ばかりの月/黙って逝った/詫びない年月/うそつき喇叭/歪んだ鏡/淋しい狩人】 古本屋の雇われ店主の「イワさん」を軸に巻き起こる事件の数々。短編連作。 【詫びない年月】【うそつ喇叭】は当事者のことを思うと苦しくなった。 全体を通して主人公イワさんとその孫の会話が良かった。後半はもう、イワさんの孫を案じる言動がもう、恋のようで微笑ましく。
Posted by
2014年1月6日読了。 本屋を舞台に繰り広げられるミステリーというのは、 何だかちょっと新鮮な気がしました。 イワさんがかっこよかったと思います。 稔にやきもきしたりもしたけど、この年頃なら こんなもんかぁと思ったりもして^_^;
Posted by
古本屋の雇われ店主のイワさんと、 孫息子の周りに起こる様々な事件を書いた短編連作集。 イワさんの人柄が本書から伝わって来て会ってみたくなったかな?(笑)
Posted by
亡き友人の遺した古書店を引き継いだイワさんの周りで起こる事件。 随分昔に読んだので、覚えてる話と全く覚えてない話があった。 これを書いた頃には愉快犯や連続通り魔がこんなにも世を騒がすとは思われてなかったんだろーなー。 【図書館・再読・3/11読了】
Posted by
ドラマ化されたと聞いて数年振りに再読。でも話の内容を驚く程覚えていなくてびっくり。 個人的には黙って逝ったが好きかな。 イワさんと稔の関係がとても素敵。後半稔が離れていってしまうけどそれも成長というものなのかな。
Posted by
人間ってのはどうやったって本当の年齢より子供になったり大人になったりすろことはできない。歳を取ればそれだけ老けて、若ければどう背伸びしてたって若いまま。 っていう言葉が秀逸。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読み始め、「これはイケる」と思って読みましたが・・・ 各短編、始めの部分は、ワクワク感で読み進めるのですが、 その感じが徐々に薄れながら結末へ煮え切れない
Posted by
稔とイワさんの掛け合いがいいです。 話も面白かったし。 ただ、最後で稔とイワさんが険悪になったので、 読後は微妙な感じです。 最後まであの感じでいってほしかった。 「本好きのあなたのための本が主役のミステリー」です。
Posted by
- 1
- 2