ステーシーズ の商品レビュー
無くしてたと思ってたら見つかりました。やった!ステーシーの完全版です。外伝が二篇、収録されています。 本編に関する感想は角川ホラー文庫の『ステーシー』に書いたので省きますが、とにかく外伝の『ゾンビ・リバー』が好きで、一時期狂ったように読んでいた記憶があったので、また読みたいなぁ...
無くしてたと思ってたら見つかりました。やった!ステーシーの完全版です。外伝が二篇、収録されています。 本編に関する感想は角川ホラー文庫の『ステーシー』に書いたので省きますが、とにかく外伝の『ゾンビ・リバー』が好きで、一時期狂ったように読んでいた記憶があったので、また読みたいなぁと思っていたのです。 『ゾンビ・リバー』もやはり残酷さやインモラルな感じは否めませんが、個人的には「ステーシーの津波」というイメージに、どこか崇高なものを感じ、心を鷲掴みにされたのでした。そう言えば、会田誠さんの作品に『灰色の山』や『ジューサーミキサー』がありましたっけ。あんな感じですかねぇ。『ゾンビ・リバー』の実写化、私は待ってますよ(笑)
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15歳から17歳の少女達が突然死んだ後にゾンビとなって生き返る。それは「ステーシー」と呼ばれ、何故そうなるのか何も分からない。165分割されなければ死なないステーシー達は再殺の権利を愛する人に託す。せめて最期は愛される人に殺されたいという狂的な純愛。再殺を愛する人に託すことが禁じ...
15歳から17歳の少女達が突然死んだ後にゾンビとなって生き返る。それは「ステーシー」と呼ばれ、何故そうなるのか何も分からない。165分割されなければ死なないステーシー達は再殺の権利を愛する人に託す。せめて最期は愛される人に殺されたいという狂的な純愛。再殺を愛する人に託すことが禁じられているとしても。また託された、残される側も約束を果たしたいと思う。それは違法行為であり、ステーシーを再殺する特殊部隊に殺されると解っていても。全体的にB級ホラー的な内容で、楽しめました。映画も気になります。
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おーけんのホラー小説。ものすごくスプラッターで純愛物語。 15歳~17歳の少女が突然死の後、ステーシーと呼ばれるゾンビとしてよみがえる。 ステーシーは165分割以上バラバラにして再殺しないと滅びる事がない。 この状況に世界は… ざっくりあらすじ。 筋肉少女帯のステーシーの美術と多...
おーけんのホラー小説。ものすごくスプラッターで純愛物語。 15歳~17歳の少女が突然死の後、ステーシーと呼ばれるゾンビとしてよみがえる。 ステーシーは165分割以上バラバラにして再殺しないと滅びる事がない。 この状況に世界は… ざっくりあらすじ。 筋肉少女帯のステーシーの美術と多少リンクしている。 漫画を先に読んでいたので内容は頭に入っていたけど、原作の方がそりゃもうよりグロイ。 グロイのに泣ける。 オーケン節全開なので、嫌いでなければ良いかと。 加藤夏希主演で映画にもなっているようですが、血がどばー系は苦手なので、たぶん見ることはないかと。
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うーむ、、、どうしてもB級エンタメホラー感が抜けずな印象でした。もっと激烈な狂気と病みが必要なんじゃないかなあと思いましたが商業誌での連載だったということでこのくらいがちょうど良かったのでしょうかね。。。
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こういう耽美というか、雰囲気系小説はもう年齢的にも響かないのかもしれない。いや、もともとあまり得意ではないか。15〜17歳少女がゾンビになってしまう世界、ちーと都合が良すぎると思ってしまう自分が穿ってて残念。
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グロいグロい…と覚悟して読んだせいか、全く平気だった。猟奇色強めの幻想怪奇小説というか美しいエログロナンセンスというか、とにかく好み。一年前にモーニング娘。で舞台化してる<ステーシーズ‐少女再殺歌劇‐>が好きすぎて結局原作も買っちゃった…という流れなんだけども、ラストの違いも含め...
グロいグロい…と覚悟して読んだせいか、全く平気だった。猟奇色強めの幻想怪奇小説というか美しいエログロナンセンスというか、とにかく好み。一年前にモーニング娘。で舞台化してる<ステーシーズ‐少女再殺歌劇‐>が好きすぎて結局原作も買っちゃった…という流れなんだけども、ラストの違いも含めて原作・舞台版どっちもすごく好き、で落ち着いた。(それにしてもオーケンも舞台化した脚本演出家の男性も、男性でありながらこんな話を完成させるなんて少女内蔵型なのか恐ろしくマゾヒスティックなのか。素晴らしいなぁ。)
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「モモちゃん、哀しいのかい?」 約使としても、戯れに問いかけてみただけのこと。 しかし、モモという名のステーシーが、その時コクリと頷いたように、約使には見えた。 2014/09/24-09/28
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大槻ケンヂさんの歌は聞けども小説を読むのは初めて。耽美っぽくてグロテスク。少年少女はただひたすら美しく、世相は退廃的無常観溢れ、言い回しが古ぶるしいこともあり、さくさく読めることも含め、色んな意味で「初期のJUNE小説処女作」を見ている気分だった。CD『ステーシーの美術』はもちろ...
大槻ケンヂさんの歌は聞けども小説を読むのは初めて。耽美っぽくてグロテスク。少年少女はただひたすら美しく、世相は退廃的無常観溢れ、言い回しが古ぶるしいこともあり、さくさく読めることも含め、色んな意味で「初期のJUNE小説処女作」を見ている気分だった。CD『ステーシーの美術』はもちろんですが、 CD『レティクル座妄想』を聞くともうちょっと楽しい(こちらは世界が繋がってる感じではない)。モモという名前にどんな思い入れがあるのか? 起承転結の転がすっ飛んでいたのが気になる。
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割と衝撃的なのだが読んでみるとなかなか良かった。 何かしら作る側の人間がインスパイアされるのも頷ける。
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近未来、世界中で少女達が狂死を遂げた。 少女達の屍は、人肉を求めてさすらう『ステーシー』となる。 少女達はやがて『再殺』され、百六十五分割されたグチャグチャの肉片になる運命にあることを理解しながらも、なぜか喜びに満ちた微笑み[ニアデスハピネス]を見せた。 グロテスクで ...
近未来、世界中で少女達が狂死を遂げた。 少女達の屍は、人肉を求めてさすらう『ステーシー』となる。 少女達はやがて『再殺』され、百六十五分割されたグチャグチャの肉片になる運命にあることを理解しながらも、なぜか喜びに満ちた微笑み[ニアデスハピネス]を見せた。 グロテスクで どうしようもなく悲しくて なのに、なぜか 美しいと感じる。 何度も何度も読み返している大好きな一冊。 最初の詠子と渋さんの話がたまらなく好き。 「ありがとう。ごめんな。大好きだ」
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