ぼくが電話をかけている場所 の商品レビュー
他人と触れるときに発生する小さな摩擦や自分の中の毒をあぶり出すような、そんな作品でした。 読後感は気持ち良くはないかも。
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盲人を迎えた男のためらい(大聖堂)や早すぎた結婚をした男の憂鬱など、何げない日常の断片に潜む軽いニヒリズム。8篇。
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いいなあ。この本好き。 型があって意味のあるものが好き。 意味があればおちなんてなくたっていいのよ。レイモンドの文章にも、春樹の訳にも型がある。そして、ジントニックが飲みたくなるし、本気の喧嘩(なぐりあい)だってしたくなる。有り触れた日常がスローモーションのようにゆっくりと美しく...
いいなあ。この本好き。 型があって意味のあるものが好き。 意味があればおちなんてなくたっていいのよ。レイモンドの文章にも、春樹の訳にも型がある。そして、ジントニックが飲みたくなるし、本気の喧嘩(なぐりあい)だってしたくなる。有り触れた日常がスローモーションのようにゆっくりと美しく心を打つから、それでもう充分に意味がある。 "つまり彼の話を聞いている限り、自分の置かれた状況についてあれこれ考えずに済むのである。" そう。それは、感覚では知っていたのに、言葉にされたのは初めてよ。
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2009.4.20 金城一紀さんのブログで、何度も読み返している本、ということで出てきたので 読んでみました。 私にはよくわからなくて、まさに何度も読み返す必要がありそうな本でしたが、 残念ながら、何度も読み返す気力が残っていない感じで・・・ 何年後かにまた読み返してみたら、もう...
2009.4.20 金城一紀さんのブログで、何度も読み返している本、ということで出てきたので 読んでみました。 私にはよくわからなくて、まさに何度も読み返す必要がありそうな本でしたが、 残念ながら、何度も読み返す気力が残っていない感じで・・・ 何年後かにまた読み返してみたら、もう少し感じるモノがあるのかも。
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中古で買ったんだけど、村上春樹のあとがきのページが1枚破られていて、本文はもちろんのこと、あとがきのオチも分からなかったというオチがついた。
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短編しか書かないカヴァーの短編集。確かにオチのない魅力みたいなのはあるのだけど、あたしには合わなかった。
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何だかとても心に残る短編集。「カテドラル」を読んで、文章とは凄い!と感銘した。主人公が目の見えない客人と一緒にカテドラルの写真を指でなぞる。気が付けば、読んでいるワタシも荘厳なカテドラルの中に居た。
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おちがない、とさいごに訳者の村上春樹さんがかいていたけれど、たしかにおちとかないかも。淡々としてる。でも、私はこういうほうがすきだ。ブローティガンもおちないし、私自身の話もおちがないとよくいわれるし、おちのないはなしには親近感があるんだろうなあ。というより、そのほうが普通の生活に...
おちがない、とさいごに訳者の村上春樹さんがかいていたけれど、たしかにおちとかないかも。淡々としてる。でも、私はこういうほうがすきだ。ブローティガンもおちないし、私自身の話もおちがないとよくいわれるし、おちのないはなしには親近感があるんだろうなあ。というより、そのほうが普通の生活にちかいからかな。とおもうけれど、私なんかとは次元が違う、おちのない話。カーヴァーと私をいっしょにしちゃならない。ものすごくおもしろい。
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