友だち幻想 の商品レビュー
学生向けだが、大人も改めて人間関係を振り返ることができる本だと思う。大人でも、この本で言われている大人の人間関係を築けている人は(自分も含めて)少数な気がする。
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総論は理解同意できるけれど、各所に出てくる例にバイアスが強いように感じた点残念。 ゆえに、良い視座をくれそうであるのに勧めづらい。
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途中で読むのをやめてしまった。 ハウツーというよりは社会概念的な記載が多く、やはり学生向けの内容だと感じた。
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100%分かり合える人はいない。 大人になったら気が合わない人とも関わらないといけない。 でも一定のルールを守った上で価値観の合わない人には踏み込まないことも大事。先生だからと言って生徒の人格に影響を与える必要はない。生徒の記憶に残る必要もない。
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今、生きてうえで人との繋がり、交流は避けられないと思っている。だからこそ、悩みが尽きないと思い、読んでみた。 私自身、大学に入ってから人間関係が楽になったなと思ったのだが、それは”「同調圧力」からの解放"が理由だったのだと気づけた。 教員側もみんな仲良くを実現させようと努力しているからだと思う。 大人になるってどうなれば大人なのだろうか、年齢を重ねるだけで大人になれていないという気持ちがあった。 ここでは、一般的に言われる経済的自立と精神的自立のほかに人間関係の引き受け方の成熟度をあげていた。 親しさか敵意かという2択ではなく、態度保留という距離を置くのも選択肢として入れるの大切だなと。 樺沢先生も同じようなことを言っていたな。 人は自分を丸ごと100%受け入れてくれる人を求めがちな気がする。私も含めて。特に恋愛関係においては。 でも、あくまで他者でしかないからそんな人はいないってことに改めて気付かされた。 どうしても100%自分の価値観が共有できることを求めがちだけど、自分と違う価値観も楽しめるようになりたいと思った。 関係性の作り方のポイントとして、異質性の先にある種の親しさを味わっていくトレーニングが大切と書いてあって、私が意識したいと思っていたことが言語化されてて感動した。難しいけどね。 コミュニケーション阻害語って使いがちだなぁと感じた。ムカつくとか、ウザいとか… 細かいニュアンスの表現を阻害してしまいがちな言葉は使うのを慎もうと思う。あとは、ヤバいもそうかな。 ちょっと苦しい思いをして、本当の楽しさを実感することも大切って言っていた。
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一言で言うとおもしろかった。 学生時代に、その考えに触れて知れていたらどれだけ生きやすくなれていただろうか。 じわじわきそう。
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今更感もあったが、有名な本なので見ておこうと思い読んだ。すでに書かれてから16年経っているので、令和の現役中学生を見ている身としては、やや一昔前の若者分析という気もする。ただ、いつの時代も人間関係にまつわる問題はあるわけで、学校における子どもたちの人間関係の悩みを考えるうえで、現...
今更感もあったが、有名な本なので見ておこうと思い読んだ。すでに書かれてから16年経っているので、令和の現役中学生を見ている身としては、やや一昔前の若者分析という気もする。ただ、いつの時代も人間関係にまつわる問題はあるわけで、学校における子どもたちの人間関係の悩みを考えるうえで、現代でも十分に参考になる視点が数多くあって、やっぱりすごく勉強になった。 有名な本なので、大体の内容や評判は知っているつもりでいたが、実際に読んでみてこの本の自分のテーマ認識が間違っていたことに気づいた。これが、個人的に一番の収穫だったように思う。 タイトルが「友だち幻想」なので、多くの大人が持ち、その影響を受けて子どもたちも持つようになった「友だち」像の話がメインなのだと勝手に思っていた。けれども、実際に読んでみると、著者は、この本のねらいを「現代社会に求められている「親しさ」とはどのようなものであるか」を捉えるための「見取り図」を作ることだと言っている。そのため、本の内容の大部分は、人間同士の関係が何を基盤に作られているのか、「親しさ」のあり方の分類である。 人は「自己充実」と「他者との交流」を契機にして幸福を感じる。他者には、「脅威の源泉」と「生のあじわいの源泉」という二重の性質がある。人間の共同性は、ムラ社会的な「同質的共同性」から、近代的な「抽象的共同性」へと変わっていった。 こういった対立的な概念を使いながら、今の子どもたち、若者たちが置かれている状況が、どういった特徴を持っていて、なぜ彼らを幸せにしたり、ときに苦しくしたりするのかを分析していく。そのうえで、大分終盤になって、今の若者たちが(大人もまた)持っている他者イメージを「友だち幻想」と名付けて、もっと適度な距離感を持った「並存」を理想としたらどうかと提案する。 最初にも言ったように、この本の中で言われているような意味での「友だち幻想」を、令和の子ども、若者たちは持っていないような実感がある。当然、ないことはないと思うが。むしろ、学校の先生とかの言う「みんな仲良く」といったような幻想に対して、割と冷めた態度をとれるのではないかとすら思う。とはいえ、今では、どのクラスにもいて当たり前くらいになってきた不登校の子たちや、どこか冷めた感じの人間関係をみるにつけても、形を変えて、人間関係に関する悩みは尽きてはいない。 「友だち幻想」がどうこうというよりは、筆者が、そうした「幻想」を明らかにしていった手つきに学んで、今の目の前の子たちを自分なりに見直していくことが大切なように感じる一冊だった。あと、筆者は、16年経って、今の若者をどうみているのだろうか。もっと最近の著作も読みたい。そんなことを考えた。
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友だちと付き合うことに、考えさせられる内容である。 自分の事を理解してくれる人は限りなく少ない。 友だちや恋愛として付き合い方を深く考えられるため、改めて人とは何かを認識してくれる本である。
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娘に読ませようと思って手に取ったけれど私自身読んで良かったと思える1冊だった。 友達に限らず、家族や仕事仲間との関係性全てに置き換えられる。 スケープゴートの理論で頭の中を整理、気に入らない人とも並存するのはリスクを減らすためと理解しスッキリ。 同質性、同調圧力を感じ不快だったの...
娘に読ませようと思って手に取ったけれど私自身読んで良かったと思える1冊だった。 友達に限らず、家族や仕事仲間との関係性全てに置き換えられる。 スケープゴートの理論で頭の中を整理、気に入らない人とも並存するのはリスクを減らすためと理解しスッキリ。 同質性、同調圧力を感じ不快だったのは異質性を理解しているつもりでしてなかったから。並存できていなかったからだ。 今年は並存を目標にコミュニケーション力をUPしていこう。
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人によって心地よい距離感は違う。たとえフィーリングが合わなくても排除しない。態度保留を使ってやりすごすのがコツ。
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