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きいろいゾウ の商品レビュー

3.8

772件のお客様レビュー

  1. 5つ

    193

  2. 4つ

    222

  3. 3つ

    209

  4. 2つ

    60

  5. 1つ

    12

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2024/04/21

こういう本を読むたびに人を愛するって理屈じゃないんだなと思う 理屈じゃないからこそ誰かを好きになる気持ちは簡単になくなることもない 前半パートは穏やかな日常が描かれていて、特に大きな出来事も起こらないけれどツマとムコがお互いに愛し合って相手のことを思い合っていることが伝わってきた...

こういう本を読むたびに人を愛するって理屈じゃないんだなと思う 理屈じゃないからこそ誰かを好きになる気持ちは簡単になくなることもない 前半パートは穏やかな日常が描かれていて、特に大きな出来事も起こらないけれどツマとムコがお互いに愛し合って相手のことを思い合っていることが伝わってきた 好きだから一緒にいる、って当たり前のようでなかなかそうはいかないものだとつくづく思う 大人の純愛って素敵

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2024/04/18

うーん、ちょっと自分には合わなかったかもしれない。アマゾンレビュー等は高いので、好きな人は好きなテイストなのだと思う。

Posted byブクログ

2024/04/13

・私の中の西加奈子さんらしい、飛んでる中にも人情味溢れる内容でした。 ・主な登場人物は、出会い方も惹かれ方も二人で歩んでゆく姿も独特で、でも、なんとなく憧れを抱いてしまう夫婦像。こういう生き方をしている夫婦はきっといないと思ってしまう。いや、もしかすると、本当に実在するのではな...

・私の中の西加奈子さんらしい、飛んでる中にも人情味溢れる内容でした。 ・主な登場人物は、出会い方も惹かれ方も二人で歩んでゆく姿も独特で、でも、なんとなく憧れを抱いてしまう夫婦像。こういう生き方をしている夫婦はきっといないと思ってしまう。いや、もしかすると、本当に実在するのではないかと思えてしまうギリギリのところ。が、私は好きです。 ・私自身関西の人間なので、映画やドラマ、小説の関西弁に対して少し恥ずかしさを覚えます。関西弁を話す人以外の人には、どういうイメージなんだろう? イントネーションで関西出身とバレる事が多いけど、文字にすると関西弁と分からない。 今では、そんなに耳にする事の無い「〜やんけ。」「〜やねん。」「〜やがな。」「せやろ。」他。 友達間で使ったり、わざと使う事のある関西弁が作品の中に出てくると、恥ずかしい気持ちになります。 ・登場人物の1人、いつもチャック全開のアレチさん。セイカさんとの仲睦まじさが伝わってくる。自分勝手な人間なのかな?って思うけど、そうじゃない。何故かアレチさん好きだなぁ、と思ってしまう。それは、物語の終わりの方に、アレチさんの土台となる話が出てきた事でしっくりきたのかもしれない。 ・大地くんが大人になった時の物語も気になるところ。 ・人間個々別々だけど、なんとなく重なる部分があったりで、惹かれる部分というのが、何かの法則に基づいているのかもしれないなぁ、と思ったり。 ・大地くんが大人になった頃、ない姉ちゃんやツマやムコの昔の恋人(?)に似た女性と出会ったりするのかな。ムコはそういう面影を負って生きている気がしたし、『男の方が未練がましい』と言われるのは、同じ様な女性に惹かれるからなのかな。

Posted byブクログ

2024/04/07

夫婦の出逢いって奇跡なのか、はたまた必然なのかまたもや考えさせられる作品であった。 何はともあれ、最後は2人が離れることがなくてほっとした。

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2024/03/19

よかった。 今付き合っている人と倦怠期を迎えてて、そんなときに夫婦って何なのか、何のために人は人を愛するのかみたいなことに対するぼんやりとした答えをもらえた気がする。

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2024/03/06

若い夫婦であるツマとムコさんだが、私には熟年夫婦を思わせる雰囲気を思わせました。 途中途中睡魔に襲われながらなんとか読完。今度またじっくり読んでみたらまた違った感じ方ができるかな。

Posted byブクログ

2024/02/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

西加奈子の言葉は、私の心のぼんやりとした不安をゆっくり和らげて、安心させてくれる。 本作で大好きな言葉 「たくさん、たくさん、あります」 まだ知らないことや、知ろうとしなかったこと、ただそこに横たわっているだけで美しいようなことが、この世界にはたくさんある。 死にたいわけではないけど居なくなりたいなあということがあって、でもその時にこの言葉を聞くと、まあもうちょっと生きてみるかあって、そう感じられる。 あまり不安にならなくて大丈夫。 必要なことは覚えているのもだし、そこにあるものだから、居なくならないから、大丈夫。

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2024/02/14

シェルティさんからのいただき本。 やっと読めた。 ツマとムコという名前を持ちそう呼び合ってる夫婦の話。 うーん、良く分からなかった。 タイトルは作品内に出てくる絵本の象なのね。 結局ツマはムコさんの日記を読んでいるのかいないのか。 個人的にはムコさんが無意識に貼り付けていたの...

シェルティさんからのいただき本。 やっと読めた。 ツマとムコという名前を持ちそう呼び合ってる夫婦の話。 うーん、良く分からなかった。 タイトルは作品内に出てくる絵本の象なのね。 結局ツマはムコさんの日記を読んでいるのかいないのか。 個人的にはムコさんが無意識に貼り付けていたのかなとか思ってたりしたのだけど。

Posted byブクログ

2024/02/08

スピリチュアルな部分も多く、置いていかれそうになりながらも読了した ツマ視点が虫を見つけるところから始まり、ムコさんの日記はご飯から始まるところが興味深かった 個人的には大地くんとツマさんの間は恋愛対象としての好きじゃない好きであってほしかった

Posted byブクログ

2024/01/23

田舎暮らしの若夫婦の日常を描いたホンワカした作品。 一言でこの作品を紹介するのならば、こんな感じか。 しかし、夫婦の日常生活を描くだけで500ページの小説ではさすがに長かろうと思っていたら、面白く読める工夫がされていた。 まず、新鮮に感じたのは、各節ごとに妻(ツマ)の日常生活...

田舎暮らしの若夫婦の日常を描いたホンワカした作品。 一言でこの作品を紹介するのならば、こんな感じか。 しかし、夫婦の日常生活を描くだけで500ページの小説ではさすがに長かろうと思っていたら、面白く読める工夫がされていた。 まず、新鮮に感じたのは、各節ごとに妻(ツマ)の日常生活の描写があり、併記する形で夫(ムコ)の日記が記載されている。これで、夫婦間でも物事の見方が男女で大分違うことを表現していて面白かった。 また、後半からは夫(ムコ)の昔好きだった女性との関係の話が動き出す。もしかしたら、この仲良し夫婦が最悪の事態になるのではとハラハラさせられる。 途中、物語に登場してくるご近所の方や、そのお孫さんなども主人公夫婦といろいろなからみがあり、小説に深みを与えている。しかし、ツマが幽霊を見れたり、タイトルの「きいろいゾウ」の絵本の話など、ちょっと自分には理解できないところもあったのも事実。(スピリチュアルやファンタジー的なものは、わからない) それでも、ハッピーエンドで終わったから良しとしよう。 最後の解説を読んで気がついたのだが、この小説の一番最初と最後に夫(ムコ)の「必要なもの」が記載されている。ほとんど同じ内容の記載だが、最後の方の「必要なもの」に「ぼくのつま」が追記されている!  これだけで読了感が優しい気持ちになり嬉しくなった。 この本はお借りした物だが、持ち主の友人の感想は「こんな夫婦間でありたい」というものだった。まさしく私も同じだった!

Posted byブクログ