私の食物誌 の商品レビュー
難渋な文章で鳴らす著者ではあるが、食べ物エッセイではその独特ののたうつような文章に引き回されながらも、なぜか空腹感が心地よく刺激されてしまう。 表題作は食品とその産地を題材にした短文を集めたもので、どこで読み始めてどこで終わっても良く、今はなき昭和の食卓の豊かな風情を偲ぶことがで...
難渋な文章で鳴らす著者ではあるが、食べ物エッセイではその独特ののたうつような文章に引き回されながらも、なぜか空腹感が心地よく刺激されてしまう。 表題作は食品とその産地を題材にした短文を集めたもので、どこで読み始めてどこで終わっても良く、今はなき昭和の食卓の豊かな風情を偲ぶことができる。
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4/24 読了。 「可愛い生き物は旨い」理論と「本当に旨い酒は水の味がする」で押し切る。絶対この人グルメレポートしたら下手なのに、なんでこんなに美味しそうなんだろう。吉田健一の文章は酔っ払ったときの楽しい気持ちだけを抽出したような心地にさせてくれる。
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食べ物の記録でありそれに対峙する人間の精神史でもあるが、一方では吉田健一のくねくね文体がどのように変化してきたかの文体史でもある。
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