ウェブ時代 5つの定理 の商品レビュー
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シリコンバレーの大物たちの言葉を集めた本。 技術者たちの思想と知識が結集した場所だからこそ、シリコンバレーは何度も苦境を乗り越えることができたのではないか。そしてそこはアメリカ内でも異質な場所と言えるだろう、といった内容。 「なぜシリコンバレーなのか?」という理由が、ここに載っている言葉と解説で理解できた。少なくとも、日本人に欠落している熱意がここにはあるのだと感じた。 ただ、もう4年前の本になるので、そのまま受け取るのはあまりよろしくはないかも知れない。現代を生き抜くためのエッセンスが散りばめられている、という意味で、星4つ。
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会社の上司からお借りして読みました。 IT企業の主戦場はシリコンバレーだと再認識させられた。また、だからこそ日本のIT企業が世界でも通用するという成功事例を創りたいとも思った。
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バタバタしており、ずっと登録するのを忘れてました。 が、これは、その本のタイトルどおり最近読んだ中で最も心に残る言葉が多かった本です。シリコンバレーを中心とした先進ビジョナリーたち、ジョブズ、ザッカーバーグ、エリックシュミットなどによる、その言葉のとおり「キラッ」と光り、「ハッ」とする言葉の数々に凝縮された鋭い考察や世の中を変えていくビジネス視線がとてもおもしろいです。たとえば、googleが、ヒトが財産とし、その為に全員が賛成一致でないと新しい社員を採用しないその理由「Aクラスの人はAクラスの人と仕事をしたがる。Bクラスの人はCクラスの人と仕事をしたがる」から、や、日本の場合、「チームワーク」という概念に、「優秀な個」という前提が自動的にビルトインされていないところが落とし穴だとし、「チームワーク」といえば、「メンバーの痛みを理解できる」「困っている他のメンバーを助けてやる」といった相互扶助の概念と紙一重になり、ややもするとそれは、日本人特有の「群れたがり」「つるみたがり」への指向性とも重なってしまう、などといった考察などなど、とても共感できるものが多かったです。おススメです!
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この手のウェブだのITだのネットだのについて書かれてる本って面白いけどその内容がちょっと遅れてるように感じてしまう。この本は2008年で今から3年前の本だったと思う。たった3年されど3年。3年違うだけで当時と今とでは色々ウェブに関する常識も違うと思う。ツイッタ―とかフェイスブック...
この手のウェブだのITだのネットだのについて書かれてる本って面白いけどその内容がちょっと遅れてるように感じてしまう。この本は2008年で今から3年前の本だったと思う。たった3年されど3年。3年違うだけで当時と今とでは色々ウェブに関する常識も違うと思う。ツイッタ―とかフェイスブックとか今ってホントすごいよね。匿名性を排したウェブサービスがここまで幅を利かせるようになるとは…
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内容はシリコンバレーとは限りませんが、ITで成功した人々の思い言葉を伝える本でした。 ITと言っても、普通のビジネスと基本思想は変わりません。 IT業界が解らない人でも、本当に勉強になると思います。 本の内容としては、自分の思いを改めて考える良い本だと思います。 しかし、厳しいことを言うと敢えてこの本でなければならないと言う思いは薄かったです。 他にも良い言葉は多く過去・現在あります。 この本でなければならないと言う思いと言葉が私には感じることは出来ませんでした。 やはり、ウェブ進化論が良い作品過ぎたのでしょうか・・・。
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これからの時代をどう生きるべきかを教えてくれる本。 パッと読んだ感じ起業家を目指す人向けと見えるが、働くすべての人に必要な話だと思う。 特に、就活生は読んでみる価値があると思う。 熱いことばが多く、とても刺激的でした。 でも、どうせなら全編英語で書いて欲しかったな。 第1定理 ...
これからの時代をどう生きるべきかを教えてくれる本。 パッと読んだ感じ起業家を目指す人向けと見えるが、働くすべての人に必要な話だと思う。 特に、就活生は読んでみる価値があると思う。 熱いことばが多く、とても刺激的でした。 でも、どうせなら全編英語で書いて欲しかったな。 第1定理 アントレプレナーシップ Entrepreneurship 第2定理 チーム力 Team Strength 第3定理 技術者の眼 Technology Mind 第4定理 グーグリネス Googliness 第5定理 大人の流儀 The Style of Maturity
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図書館で目についたので手に取ってみた。 シリコンバレーで成功してきた企業・人々の名言からこれからのウェブ時代を生き抜くためにはなにが必要かを浮き彫りにさせる一冊。 本書では、様々な要素が語られているが、しかしどれか一つも欠けてはいけないのだと思う。しかし、完全無欠というのは...
図書館で目についたので手に取ってみた。 シリコンバレーで成功してきた企業・人々の名言からこれからのウェブ時代を生き抜くためにはなにが必要かを浮き彫りにさせる一冊。 本書では、様々な要素が語られているが、しかしどれか一つも欠けてはいけないのだと思う。しかし、完全無欠というのは難しい。それでも完璧に近い企業になるにはやはり運の要素は欠かせないだろう。色んな出会い、タイミング、そして技術や能力。だが、そうした運を引き寄せるのはやはり行動である。動かなければ、なにも寄ってこないし、距離も縮まらないのである。 私はgoogleという会社についてなにも知らなかった。単に「少し変わった世界的企業」という認識だった。けれど、本書の第四章で記されていたgoogleは私の空想していた以上に変な会社であり、また良心的な会社であると感じた。「邪悪になるな」短い言葉に表された想いがとても素敵だ。googleほどの企業であれば、今以上に儲ける方法はいくらでもあるだろう。けれど、それらの選択肢を選ばないのはそれが他者の幸福を侵しかねないからである。世界の最前線を走る企業にこうした正義が根づいていることに救いを感じる。あるいは、こうした倫理があるからこそgoogleはトップに君臨しているのかもしれない。
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○自分の志向性にぴったりと合った領域を発見し、そこで徹底的に自助努力をして、その道のプロになる。そしてAクラスのプロ同士がお互いに尊敬し信頼し認め合い、ケミストリーの合うメンバーで一体感を持ち、チームでスポーツするように一緒に仕事をする。そんな「楽しい」「仕事の世界」が日本にも増...
○自分の志向性にぴったりと合った領域を発見し、そこで徹底的に自助努力をして、その道のプロになる。そしてAクラスのプロ同士がお互いに尊敬し信頼し認め合い、ケミストリーの合うメンバーで一体感を持ち、チームでスポーツするように一緒に仕事をする。そんな「楽しい」「仕事の世界」が日本にも増えてくるといい。(112p) ○私がアメリカに来て最初に実感したのは、どこに行っても常に「お前は何者だ」と問われることでした。お前は何をやっている人間で、どんな実績があり、これから何をしようとしているのかと。(226p) ○個性や志向性を追求すれば、万人には理解されなくて不安かもしれないけれど、理解者を得れば理解者との間に強い絆をつくることができる。それが脱コモディティ化の要諦です。(260p) ★日本の若者を応援する姿勢で書かれている。性善説に基づいたポジティブな見方が根底にある。だから勇気づけられる。何か行動しなくちゃとモチベートされる。
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ブックオフで購入。200円。たった半年前の新刊が200円て…お得でうれしいのだけど、なにやらさみしいような。 梅田さんの主張は「ウェブ進化」や「ウェブ時代をゆく」とそうかわりはありません。梅田さんの新しい主張や見解を求めるとものたりないかも。 でも、この本の特徴はなんといって...
ブックオフで購入。200円。たった半年前の新刊が200円て…お得でうれしいのだけど、なにやらさみしいような。 梅田さんの主張は「ウェブ進化」や「ウェブ時代をゆく」とそうかわりはありません。梅田さんの新しい主張や見解を求めるとものたりないかも。 でも、この本の特徴はなんといってもシリコンバレーのビジョナリーたちの金言が大量に集められていること。スティーブ・ジョブスやリーナス・トーバルズなどの超有名どころから、そうでもないところまで、さまざまな金言がつぎつぎと引用されます。 やはり彼らの発言は、短い中でとても多くの内容を含んでいてとても考えさせられます。それは、その発言自体の洞察の深さ、文脈から切り離されることで生まれる解釈の余地はもちろんですが、それ以上に、ビジョナリーがたどってきた経歴や経験、時代背景をその発言から私たちが感じ取るからなんでしょうね。それができるのは、わずか一握りの卓越したビジョナリーだけで、普通の人はとてもまねできません。だから、そうした奥深い金言がこうして一冊の本として集められて、手軽に読めることはとても幸運なことだと思います。 正直なところ、梅田さんの本は一度読んだらもう十分という感じなのですが、金言部分はこれから何度も読んでその度に新しい発見がありそうです。
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20-30年以上前から言われ続けてきたことかも知れませんが、今風の表現をしたらこういうことになるんでしょうね。現在の日本のスタイルに閉塞感を感じるときに、読み返して自分を発憤させるには最良の1冊です。忘れかけていた「大事なこと」をこの歳になって改めて思い出させてくれるかも。 で...
20-30年以上前から言われ続けてきたことかも知れませんが、今風の表現をしたらこういうことになるんでしょうね。現在の日本のスタイルに閉塞感を感じるときに、読み返して自分を発憤させるには最良の1冊です。忘れかけていた「大事なこと」をこの歳になって改めて思い出させてくれるかも。 でも正直言うと、心にすぅ~っと入ってくる文章ではない。論文を読んでるみたいで、頭が疲れました。(^^;
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