死神さんとアヒルさん の商品レビュー
2024.11に開催された柴田元幸先生のトークショーで紹介された絵本。 原題はEnte,Tod und Tulpe 死神は最初から紫のチューリップを手にしているけれど、邦題からは落ちている… 柴田先生は、そこに軽く不満があったご様子。 70代になり、死について、考えることが増え...
2024.11に開催された柴田元幸先生のトークショーで紹介された絵本。 原題はEnte,Tod und Tulpe 死神は最初から紫のチューリップを手にしているけれど、邦題からは落ちている… 柴田先生は、そこに軽く不満があったご様子。 70代になり、死について、考えることが増えた、というようなお話があり、紹介されたわけですが、ドイツの絵本なので、少し理解が難しい、とも思ったりしました。 ただ、静かな本で、難しいけれど、沁み入る本でした。 「わたしが死んだら、池はこんな風にひとりぼっち。ただ池だけ。そして、そこにわたしはいない…」 (中略) 「もし、あなたが死んだら、あなたの池もいっしょに、消えてしまうの。すくなくとも、アヒルさんにとってはね。」 (中略) 「じゃあ、池がなくなって、ざんねんだとも、思わなくてすむんだね。そうか。安心した。もしも…」 「……あなたが死んでしまったら」と、死神さんはつづけました。 (中略) 「おりようよ。おねがい。」しばらくして、アヒルさんはいいました。 「木の上にいると、つい、いろんなことを考えてしまうの。」 (本文から抜粋) いちばんぐっときたところを紹介しました。 自分自身の中にも、若いころとは違う死生観が生まれ始めていて、そんな時に読むことができたのがよかったです。また読みたい1冊となりました。
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こういう本があるのだなと驚き。良い本でした。 生ていることに死はいつも寄り添っている、特別なことではないのだと。静かに経過する時間を味わえ、死を考えられる本。
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- ネタバレ
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「わたし、あなたが生まれてからずっと、そばにいたのよ。」 そうだよね、生と死は一緒のもので、どちらもやさしい。 チューリップの使い方も、よかったです。
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“死”というものを美化するでもなく、淡々と描いたもの。命あるもの、生を受けたその日から死とは隣り合わせなんだなとひしひしと感じる。最後の死神さんのアヒルさんの弔い方も良い。
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行ったカフェの本棚にドイツ語版があり、挿絵に惹かれて翻訳しながら読みました。すごくよかった。死神の女の子がかわいい。子供の頃に読んだらどんな感想をもったかな。
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しばらく前からアヒルさんは、だれかか自分のうしろにいるような気がしていました。 『だれ?どうして、わたしのあとをつけてくるの?』 「うれしい。やっと気が付いてくれたのね。わたし、死神なの。」 ・死神さんなんて嫌い!怖い!と思っていたアヒルさんですが、毎日いっしょに過ごすうちに死...
しばらく前からアヒルさんは、だれかか自分のうしろにいるような気がしていました。 『だれ?どうして、わたしのあとをつけてくるの?』 「うれしい。やっと気が付いてくれたのね。わたし、死神なの。」 ・死神さんなんて嫌い!怖い!と思っていたアヒルさんですが、毎日いっしょに過ごすうちに死神さんを受け入れていきます。 〇こんなふうに優しく寄り添って見送ってくれるなら…と、死への恐怖心がやわらぐように思います。 「でも、いのちとは、こういうものなのです。」 …の一文が、染み入ってきます。 再々読くらい。
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シンプルな構図とかわいらしい絵で、淡々と物語が進んでいくのですが、最後の一文に、この絵本で伝えたいことのすべてが過不足なく詰まっているのだと思います。
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死を扱うお話はいくつかあるけれど、大人だからか妙に話に納得がいかなかったり、綺麗事に思えたりする事が多い。 この本は違う。どこまでも淡々と、優しく、死が近くにあることもまた当たり前なんだってことを伝えてくれる。
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死について。 生きてるものは皆んなしぬ でも 死神は生まれた時からずっと側にいるし 死は特別なものじゃないと思う わたしが死んだら世界も消える。わたしの中からね 死神は生と死を見ているから少し切ない 絵が綺麗で見入った
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独特のコラージュ絵が素敵。 アヒルさんの表情がいい。 死のあっけなさを、こんなふうに温かくシンプルに描くなんて。 この内容、子どもが読んだらどう感じるのかなあ。
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