世に棲む日日(四) の商品レビュー
藩内クーデター、対幕…
藩内クーデター、対幕戦争での晋作の活躍はまさに”動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し”の言葉通りです。まるで織田信長を見るような鬼神のような働き。そして突然の最期を迎えるところも信長に似ている。
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吉田松陰と高杉晋作を主軸とする幕末の物語。 「おもしろき ことなき世を おもしろく」高杉晋作の辞世の句だが、この句で坂本龍馬と同じくファンになった。 幕末もの言えば 龍馬がいく だが、こちらは長州藩の物語で幕末の大政奉還までは目立った感じではない印象があったが、これを読み坂本龍...
吉田松陰と高杉晋作を主軸とする幕末の物語。 「おもしろき ことなき世を おもしろく」高杉晋作の辞世の句だが、この句で坂本龍馬と同じくファンになった。 幕末もの言えば 龍馬がいく だが、こちらは長州藩の物語で幕末の大政奉還までは目立った感じではない印象があったが、これを読み坂本龍馬だけが主役ではなかったと分かった。 幕末イコール 坂本龍馬、高杉晋作、西郷隆盛。 これが私の印象。 この本に関しては最後の手前まで評価5なんだが、最後が何か物足りなく1だけ評価を下げた。
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『世に棲む日々』 1〜4巻。おばあちゃんの家にあった古い本棚から掘りあてたら偶々ホットな吉田松陰さんや長州の高杉晋作が登場するお話。前に読んだ同じく司馬遼太郎さんの『龍馬がゆく』と時期は一緒だけど、違った視点でみると違う印象を受ける。 幕末の変動期はやっぱり日本の歴史を大きく...
『世に棲む日々』 1〜4巻。おばあちゃんの家にあった古い本棚から掘りあてたら偶々ホットな吉田松陰さんや長州の高杉晋作が登場するお話。前に読んだ同じく司馬遼太郎さんの『龍馬がゆく』と時期は一緒だけど、違った視点でみると違う印象を受ける。 幕末の変動期はやっぱり日本の歴史を大きく変えた時期だと思う。 時勢、時の勢いというものが少しでも変わっていたら今の日本はどうなっていたんだろう。 この時期の人間はエネルギーが凄い。特に好きだったのは井上馨。 興味深かった所は幕末の人たちは鎖国が当たり前のものだと思っていたという話。後から歴史を勉強した僕からすれば江戸幕府が政策上鎖国したっていうのは常識だけど、当時の人からすれば日本でははるか昔からずっと鎖国が続いていたものだと考えられていたらしい。「開国」とは単純に国を開く事では無くてそれまでの世界観を180度回転させることだったのだろう。 司馬遼太郎では国盗り物語が面白いらしい。また読んでみたい。
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同じタイミングで読んでいた藤沢作品と比較すると、どうしても自分の好みの問題もあるが、小説としての冗長さが目に余り★評価は相当に辛目。 まぁこの冗長さこそがこの作家の特徴であるから、これを受容するか否かという単純な話ではあるとは思うんですが。 それにしても山県有朋に対する徹底的・粘...
同じタイミングで読んでいた藤沢作品と比較すると、どうしても自分の好みの問題もあるが、小説としての冗長さが目に余り★評価は相当に辛目。 まぁこの冗長さこそがこの作家の特徴であるから、これを受容するか否かという単純な話ではあるとは思うんですが。 それにしても山県有朋に対する徹底的・粘着的な低評価など、直接見たんかい?と突っ込みも入れたくなる面多々あり、要するに司馬遼節炸裂の作品ではあり、好きな人には堪えられんのではないでしょうかね。
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4巻は戦場のシーンが多くて読むのに苦労した。維新は町人、殊に大商人無しにはなり得なかったんだと改めて感じた。歴史に名を残す幕末に志士も商人の財力に後押しされたからこそ志しを遂げられたんだろう。 高杉晋作は非情に面白い人ではあるけれど、こんな人が身内にいたらさぞや手に負えない事だ...
4巻は戦場のシーンが多くて読むのに苦労した。維新は町人、殊に大商人無しにはなり得なかったんだと改めて感じた。歴史に名を残す幕末に志士も商人の財力に後押しされたからこそ志しを遂げられたんだろう。 高杉晋作は非情に面白い人ではあるけれど、こんな人が身内にいたらさぞや手に負えない事だろう。それでも端で眺めてるぶんには漫画やアクション映画を見ているようで、悪いけどこの人の人生そのものがまるで享楽。 司馬遼太郎さんの本は初めて読んだけど、人物に対する作者の目線がとても温かい。
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「戦いは1日早ければ1日の利益になる。まず飛び出すことだ。思案はそれからでいい」(P266) なるほど、胸に響く。「おれには天がついている」(P176)言い切って大胆な行動に出よう。
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新しいことを起こす、権力を握らない、他藩士と交わらない、藩から重役に置かれてもお金がない、城下町一の美人と結婚しながらもほとんど家にいない、海戦の素人にも関わらずいきなり夜戦を決行する、節目節目で詩を読む、折りたたみ三味線を持ち歩く、ことあるごとに芸者と飲めや歌えのどんちゃん騒ぎ、妾と逃亡、ロックンローラーかと思いきや、ロックンローラー以上の天才 高杉晋作
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人間というのは艱難は共にできる。しかし高貴は共にできない。 まさにその通り。 人は我欲のかたまりらしいですからね。 それにしても、「かんなん」って難しい字ですね。
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この本読み終えたのが、27歳8ヶ月。高杉晋作が現世を去ったのと同じ齢。「私の人生これから」って思っててもリスクをとらず動かないでいることは人生の浪費だと感じた本。
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Kodama's review 「おもしろき こともなき世を おもしろく (すみなすものは 心なりけり)」 (06.10.27) お勧め度 ★★★★★
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