完全無欠の名探偵 の商品レビュー
もし私が彼の前に立つ…
もし私が彼の前に立つようなことがあれば、いったいどんなことを話し、どんな解答を得てしまうのだろうかと、ちょっと怖くなる。
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山吹みはるの前では誰…
山吹みはるの前では誰も嘘をつけない。本人はそんな能力があるなんて全く知らない。パズラー要素がみっちり詰まったミステリィです。
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小さな謎が積み重なっ…
小さな謎が積み重なったときにすべてのなぞが解ける。SFのような設定もありますが、ちゃんとしたミステリーです。高知弁が多少読みづらい。
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最初に謎が提示されて…
最初に謎が提示されて、その謎が終盤で解決される。その体裁は一応「長編小説」ではあるのですが、内実は作者が「あとがき」で書いているように、「連作短編集」、あるいは「連作ショートショート集」と言っていいかもしれません。小さな謎がたくさん登場するので、500ページ弱という厚さながら、中...
最初に謎が提示されて、その謎が終盤で解決される。その体裁は一応「長編小説」ではあるのですが、内実は作者が「あとがき」で書いているように、「連作短編集」、あるいは「連作ショートショート集」と言っていいかもしれません。小さな謎がたくさん登場するので、500ページ弱という厚さながら、中だるみすることなく一気に読めます。ただ、文中の土佐弁がちょっと読みづらいかな。
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設定だけでお腹いっぱ…
設定だけでお腹いっぱいになってしまう西澤氏の本領発揮です。
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すごく魅力的な探偵が…
すごく魅力的な探偵が主人公。高知が舞台っていうのも、いいなと思いました。
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匠千暁シリーズの主人…
匠千暁シリーズの主人公・タックも驚きの安楽椅子探偵・みはるが登場です。自分が何をしなくても相手が勝手に記憶を手繰り寄せるんですもの、これは究極。みはる本人がその能力に気付いていないというのが、また良いですね。西澤氏の出身地である高知県が舞台なので、地理や土地柄などがとても詳しく描...
匠千暁シリーズの主人公・タックも驚きの安楽椅子探偵・みはるが登場です。自分が何をしなくても相手が勝手に記憶を手繰り寄せるんですもの、これは究極。みはる本人がその能力に気付いていないというのが、また良いですね。西澤氏の出身地である高知県が舞台なので、地理や土地柄などがとても詳しく描かれています。土佐弁も(ちょっと読みにくかったんですが)良い味を出していると思います。
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連作短編でミステリーを堪能し、パズルのピースがバシバシはまっていく後半の仕掛けは爽快。そしてスケールの大きな世界観。なんと言っても、推理しない名探偵のキャラクター像がとても良い。20年ぶりの再読、とても楽しかった。
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’21年3月11日、読了。 西澤保彦さん、大好きですが…まあ、感想としては、「彼にしては…」という感じでした。ただ、デビュー2作目の作品だそうで…凄いですね。 様々なエピソードのピースが、最後にピタッとハマる様は、流石!あとがきによると、若竹七海さん「僕のミステリな日常」に強...
’21年3月11日、読了。 西澤保彦さん、大好きですが…まあ、感想としては、「彼にしては…」という感じでした。ただ、デビュー2作目の作品だそうで…凄いですね。 様々なエピソードのピースが、最後にピタッとハマる様は、流石!あとがきによると、若竹七海さん「僕のミステリな日常」に強く影響されての作品、らしいですが…。 僕としては、青磁と朱華房子のその後、なんか気になるなぁ…。
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大財閥の総帥白鹿毛源衛門の孫娘りんの監視役として山吹みはるが高知の女子短大に送られる。この山吹みはるは2メートルの大男で、極めて気のいい男なのだが、相手を知らず知らずのうちに饒舌にしてしまう。喋りまくった後に自分自身で隠された真相に気付くというのだ。一種の超能力だ。この山吹みはる...
大財閥の総帥白鹿毛源衛門の孫娘りんの監視役として山吹みはるが高知の女子短大に送られる。この山吹みはるは2メートルの大男で、極めて気のいい男なのだが、相手を知らず知らずのうちに饒舌にしてしまう。喋りまくった後に自分自身で隠された真相に気付くというのだ。一種の超能力だ。この山吹みはると白鹿毛りんが、複雑に絡み合ったある事件を解決するというもの。複雑な関係も最後にはお互いにピタッとはまり込む。これにもちゃんと理由が用意してある。 作者のデビュー第2作だそうだが、結構力作だ。使われている土佐弁も面白いし、みはるの人柄がいい。シリーズにしても面白かったかもしれない。後の神麻嗣子の超能力事件簿に繋がる作品だ。
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