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冬の旅 の商品レビュー

3.9

34件のお客様レビュー

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2013/07/29

SMAPの中居くんが、ラジオでお薦めしていたので手に取りました。 最後まで、行助という少年が掴めませんでした。達観し過ぎている部分もあり、残酷な一面もあり…。気づいたら引き込まれていました。 「内面の問題」と繰り返す姿といい、周りの少年だけでなく大人たちまで変わっていく様子とい...

SMAPの中居くんが、ラジオでお薦めしていたので手に取りました。 最後まで、行助という少年が掴めませんでした。達観し過ぎている部分もあり、残酷な一面もあり…。気づいたら引き込まれていました。 「内面の問題」と繰り返す姿といい、周りの少年だけでなく大人たちまで変わっていく様子といい、本当に不思議な少年だ でした。 少年院のリアルな現場も読みどころで、どこか不運に見回れた少年院仲間たちとの交流も読みごたえありました。 中居くんの言うとおり、「THE・小説」。

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2013/03/17

どうしようもない義兄、少年院に二回も入る主人公。 暗い気持ちになるかと思いきや、爽やかな読後感。 一気に読めた。

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2013/02/16

修一郎がクズ。行助は達観し過ぎ。だけど共感できる部分が多かったので、作者は物語の流し方が上手だなと思う。

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2012/08/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

義兄 修一郎が実母を凌辱しようとする現場に出くわした行助はもみ合いの中、修一郎を刺してしまう。 祖父、祖母に盲目的に愛され未熟なままの青春を生きる修一郎と 義父と母に愛されながらも、2度の少年院生活を甘んじて受ける行助の青春。 これは読む年代によって、感想が全く異なる小説なのかもしれない。 愛し、愛されるがゆえに遠ざかろうとする行助の言動は、友人をして 『倫理そのもの』と言われる程にある種の 冷徹さを感じる 一方。若さだけでは許されない愚かな行動を取り続ける修一郎に 命の喘ぎを感じるのは何故だろう 修一郎の目線から、この小説を読みたくなった

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2012/08/04

「これは自分の内面の問題ですから。」と家族の愛を頑なに拒み倫理とする。呆気ない最期がなぜ必要だったのかも含め、今ひとつ共感できないストーリーだった。12.8.4

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2012/07/20

印象が強かった昔のTVドラマを探して再発見。TVの印象とは別で淡々としたストーリー。人物表現は良かったがTVドラマのほうが感動が強かった気がします。年取ったせいかも・・・。 エンディングの主人公の死は意外でした。内容が重厚だっただけにあまりにも簡単に終了。生きていて続編も期待した...

印象が強かった昔のTVドラマを探して再発見。TVの印象とは別で淡々としたストーリー。人物表現は良かったがTVドラマのほうが感動が強かった気がします。年取ったせいかも・・・。 エンディングの主人公の死は意外でした。内容が重厚だっただけにあまりにも簡単に終了。生きていて続編も期待したかった。

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2011/02/01

緩やかに流れていく文体とは対照的に深くて重厚な内容。とても読み応えのある一冊でした。ただ、起伏が少ないので単調に感じる場合もあるかと。

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2011/01/16

母に薦められて読んだ本。 文章が正しいというか、整っているというか、とにかく読んでいて気持ちのいい文章の本でした。 内容はとても哀しく辛い事件を題材にしながら、その主人公の人物像に惹かれながら読めました。

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2009/10/04

母を想う息子の優しさが、重罪を犯してしまう。 初めて読んだのは中学生のときだったが、 自分が親になってから読み返してみると、 気持ちの思い入れ方がかなり違ったように感じた。

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2009/10/04

生きるということ、運命や宿命、起こりうる出来事にどう向き合うか、死、そういったものを真正面から考えずにはいられない一冊でした。

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