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自殺直前日記 の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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山田花子

私は異物感が意識を発生させたと考えているので、現実に完全に適合した人間などいないと 思っている。幼年時代の環境や持って生まれた形質が少し違っていれば私が山田花子だったのかもしれない。

この世の果て

すでに亡くなってしま…

すでに亡くなってしまった漫画家、山田花子さんの本です。支離滅裂な部分が多く読みにくかったです…。

文庫OFF

2024/06/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一気読みはしんどい。。 巻末でお父様が『第三者からみれば、ほんのちょっとしたエゴ、保身、意地悪程度のものであった。しかし、繊細でナイーブは山田花子にとっては、それが耐え難い苦痛になり、激しい内面の葛藤の源になった。』 彼女が非難したり怒りを覚える人、行動については 「いるなぁ、そんな人。」と共感はするのだ。 昔自己中をジコチューという虫で風刺するのがあったが そんな笑いにもっていけそうなエピソードもあるのだが。。 悪意はしんどいだろうが、善意でもそう取られるのか、というエピソードもあり。。 勿論彼女もそんな風な自分を肯定できずむしろ否定しているのだけれど。 周囲がひどいな、と思うものもあるのだけれど 彼女とどう接すれば良いのか。。 自分は多分付き合っていくと疲れて、余裕無い時は会いたくなくなってしまうかも。。 昔は編集者は文学優先で漫画を下に見ていたので、という別書籍があったが 現代の漫画が日本の文化と言われる現代だったら彼女はどうやって生きて、どんな作品を出したのだろう

Posted byブクログ

2017/01/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1996年刊行。悪い意味でなく、本書を刊行すべきだったのか悩む読後感だ。毒書と言ってもいいかもしれない、そのくらいインパクトのある書。精神状態に極限にある人の言であるから、構えて読まないと飲み込まれそうな気がする。とりわけ、疲れている時、落ち込んでいる時には、間違いなく読めない。が、それだけ迫力があり、真に迫っているといえる。

Posted byブクログ

2015/04/07

タイトル通りの自殺直前の日記だけでなく、以前の日記や本人が書いたメモ、ご両親の手記や、生前の友人からの手紙等も掲載されている。山田が尊敬してやまない、根本敬、蛭子能収からのコメントもあるともっと良かったと思う。日記やメモから、山田花子にとって現世がいかに生きにくい場所であったのか...

タイトル通りの自殺直前の日記だけでなく、以前の日記や本人が書いたメモ、ご両親の手記や、生前の友人からの手紙等も掲載されている。山田が尊敬してやまない、根本敬、蛭子能収からのコメントもあるともっと良かったと思う。日記やメモから、山田花子にとって現世がいかに生きにくい場所であったのかがひしひしと伝わってきて、痛い。今更遅すぎるかもしれないが、ご冥福を祈り合掌。

Posted byブクログ

2010/04/05

自殺した漫画家、山田花子の自殺直前の日記と、「家族」「友人」「恋愛」などの様々な観点から彼女の人生観についてまとめたもの。 ネガティブな文がつらつらと書かれているが、平易な文章で書かれているのでさっと読むことができる。「完全自殺マニュアル」のような生々しさもない。

Posted byブクログ

2009/10/04

奈良に行く前にお供に選んだ一冊 以前読んだことがあったのだけれど 今回105円だったのでもう一度買った 105円でなければ多分買わなかったと思う 彼女の作品は少しだけリアルタイムで読んでいた それほどメジャーな作家ではなかったことは確かだけれど それなりに知られてい...

奈良に行く前にお供に選んだ一冊 以前読んだことがあったのだけれど 今回105円だったのでもう一度買った 105円でなければ多分買わなかったと思う 彼女の作品は少しだけリアルタイムで読んでいた それほどメジャーな作家ではなかったことは確かだけれど それなりに知られていて評価もされていた気がする 漫画も描けて バンドもして 文章力もあって 彼もいて 嫌な思いをしながらもバイトを続け 自分よりよほどマシに思えるが 彼女は死を選び 自分は彼女が死を選んだ年齢をとっくに過ぎたがまだ生きている 彼女が何故死を選んだのか 何故そこまで自分を追い詰めてしまったのか この本を読んでも自分にはわからない 「わからない」 それが自分と彼女の差なのだと思う 山田花子さんの感受性、ものごとの捉え方、またお父様の分析力には驚いた 彼らに比べたら自分なんか目を閉じて生きているのと同じだ でも、だから未だに生きていられるのかもしれない 心に残った文章 私は前向きに生きてきた人だったので、誰でも努力すれば、人並みに仕事をこなすことはできるし、生きていくことぐらいはできると考えてきた。 しかし、由美の日記をつぶさに読んで初めて、特に心身に障害はなくても、この世ではいくら努力しても、生きていき難い人達がいることを知った。 無責任だし残酷なことかもしれないけど生きていて欲しかったなと思う 多分この本はブックオフに持っていくだろう また何年後かに105円で出会ったら買うかもしれない

Posted byブクログ

2009/10/04

壮絶というか・・・。こんなふうに生きていたら生きるのがつらいと感じた。でも理解できる部分もある。 2008読了 BOOK OFF¥105

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2009/10/04

世の中には気付いちゃいけないこと、 考えちゃいけないこと、見ちゃいけないモノ、 たくさんあります。 彼女はそういうことに気付いてしまいました。 弱い人間が世の中のすべてを公式化しようとすると ものすごく嫌な結論ばかりになっちゃうのです。 そりゃ、死にたくもなりますって...

世の中には気付いちゃいけないこと、 考えちゃいけないこと、見ちゃいけないモノ、 たくさんあります。 彼女はそういうことに気付いてしまいました。 弱い人間が世の中のすべてを公式化しようとすると ものすごく嫌な結論ばかりになっちゃうのです。 そりゃ、死にたくもなりますって。 私のココロの先輩。

Posted byブクログ