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人は仕事で磨かれる の商品レビュー

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49件のお客様レビュー

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2011/08/22

現在、中国大使を務めていらっしゃる丹羽宇一郎氏の伊藤忠商事時代のビジネスマン人生をまとめたものです。4000億円の負債の一括返却に関するところは読んでいて背筋が寒くなりました。 この本をはじめて読んだのは確か大学時代のことで、僕が今よりもずっと漂泊の時期を送っていたときのことで...

現在、中国大使を務めていらっしゃる丹羽宇一郎氏の伊藤忠商事時代のビジネスマン人生をまとめたものです。4000億円の負債の一括返却に関するところは読んでいて背筋が寒くなりました。 この本をはじめて読んだのは確か大学時代のことで、僕が今よりもずっと漂泊の時期を送っていたときのことです。苦しいときに読んだ本は余計に心に残るというのは本当の話ですね。それは衝撃的な内容で。 この本の作者である丹羽宇一郎氏が社長に就任した際に負債の4000億円を一括返済して、その翌年には業績をVの字回復させた話や、名古屋大学に在籍したときに学生運動のリーダーだったことや伊藤忠商事に就職して、アメリカ支社での駐在員時代で穀物のトレーディング業務にしてしまった失敗(これが伊藤忠商事の1年間の利益を相殺するものだった)とその失地回復のために車を飛ばして大豆などの穀物が実際に栽培されている現地を見て回ったというエピソードが特に面白かったです。 以前見たテレビ番組で勝間和代さんのインタビューで、当時のローソク足をプリントアウトした紙を片手に、自ら勝間和代に 『この時期はこうだった。ここで僕はこうしたんだ』 と当時を振り返るように話していたのが、すごく印象に残っています。

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2011/08/15

著者の経営者としての信念・価値観に触れられることの出来る本として良書である。 この本を読むまでは、「ひたすら働け」という価値観の人かと思っていたが、そうではなかった。 【ざっくりメモ】 ・自分で限界を決めずに徹底してやりぬくこと ・視野を広く持ちながらも、自分の目で確かめ自分なり...

著者の経営者としての信念・価値観に触れられることの出来る本として良書である。 この本を読むまでは、「ひたすら働け」という価値観の人かと思っていたが、そうではなかった。 【ざっくりメモ】 ・自分で限界を決めずに徹底してやりぬくこと ・視野を広く持ちながらも、自分の目で確かめ自分なりの意見をしっかり持つこと ・自分が正しいと思うことをやりたければ偉くならなければならないこと ・今後は、絶対的に多様性が求められること

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2011/07/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

オーディオブックで情報収集。 丹羽氏の経営の熱さが伝わってきて、おもしろかった。 ・スペシャリストはゼネラリストになれる。  何かを極めた人は他の仕事にもつながる。 ・ディビジョンカンパニー制の導入を行いつつ、  マスのメリットも活かす。中小企業並の意思決定のスピードを活かしつつ、マスとしてのコスト削減効果、金融効果は保持する。  ・ファミマ買収  SIS LGS 川下から川上まで関与することで、川下から川上に内容をFBできる。  strategic integrated system  ・儲かっているさなかに売ることが難しい。  損は認識している数字の3倍ある。 ・担保至上主義の終焉と新しいビジネスモデル作成の必要性 ・会長のみ給与返上の件、が熱くておもしろかった。 ・おしっこもらすくらい緊張する仕事をしなければ大きな感動は味わえない。 ・最後の追加コメントが熱くて感動した。なにもできないのではなく、まずやってみることの大事さ。隣と競争するのではなく、世界をみること。まず一歩を踏み出すこと。 熱くてよかった。

Posted byブクログ

2011/06/06

会社の第2回読書会の課題図書。 ①(P24)21世紀の経営者は常識と良識をみがいていかなければならない。だから、丹羽さんは次期社長の条件として「人間力と倫理観」、「弱いものの立場に立つ」を優先した。 「人間力と倫理観」→良識が必要。厳しい状況でも常にぶれない価値観が必要。 「弱い...

会社の第2回読書会の課題図書。 ①(P24)21世紀の経営者は常識と良識をみがいていかなければならない。だから、丹羽さんは次期社長の条件として「人間力と倫理観」、「弱いものの立場に立つ」を優先した。 「人間力と倫理観」→良識が必要。厳しい状況でも常にぶれない価値観が必要。 「弱いものの立場に立つ」→常識が必要。勝てば官軍の考え方だけでは、組織は絶対にうまくいかない。 ②(P62)人の信頼を得る=誠実さと言行一致が重要。しかも早く行動する。 *なんとなく理解していたことですが、こうやって一流の人に言われると、「やっぱり間違っていなかった」と再認識しました。 本書の中にも(P146),「そのときにやれることは全部やる。1年後にできることは今できる。今できないことは1年後もできない」とありました。 ③(P173)ビジネス社会での評価の軸となるものは、回りから必要とされるかどうかである。 *まずは、自分の能力に謙虚になることが大事ですね。→2~3年前の私はこれを全くできていませんでした・・・。恥ずかしい・・・。 これができなければ、周りから信頼されないし、適切なアドバイスももらえない。

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2011/05/30

本書を読んでいるだけで、丹羽氏がいかに優れた人格者で、かつ優れた経営者というのがわかる。 お金を稼ぐというビジネスマンに大切な気概を持ちつつも、真のエリートとなるにはどうしたらいいか、実際に実践している人間だからこそ、上から目線でない、等身大のエッセイになっているのだろう。 ...

本書を読んでいるだけで、丹羽氏がいかに優れた人格者で、かつ優れた経営者というのがわかる。 お金を稼ぐというビジネスマンに大切な気概を持ちつつも、真のエリートとなるにはどうしたらいいか、実際に実践している人間だからこそ、上から目線でない、等身大のエッセイになっているのだろう。 個人的に、ビジネスマンとしてのバイブルにしたい一冊。

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2011/04/10

伊藤忠商事会長、丹羽 宇一郎氏がいかに伊藤忠商事で磨かれたか、 が本人の回顧録的につづられています。 まずは自分の仕事の領域については、 スペシャリストになれるくらい研究を!

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2011/03/24

丹羽さんの経験から出る言葉はすごい重みがある。 「ビジネスでは、自分の評価など何の足しにもならない」とか。 働く前にまた読む。

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2011/01/11

元伊藤忠の丹羽さんが体験に基づいて語る人生論、ビジネス論。 真剣に前向きに、地の汗が出るまで働くという仕事感は、まさに高度成長時のニッポン人そのものです。けれど、今のニッポンにこそ必要なことかもしれません。働きすぎとかいわれ、バブルの頃を境にどうも怠け癖がついているような気もする...

元伊藤忠の丹羽さんが体験に基づいて語る人生論、ビジネス論。 真剣に前向きに、地の汗が出るまで働くという仕事感は、まさに高度成長時のニッポン人そのものです。けれど、今のニッポンにこそ必要なことかもしれません。働きすぎとかいわれ、バブルの頃を境にどうも怠け癖がついているような気もするので。もっとも、いまさら滅私奉公の世界は嫌だというのが正直なところでもありますが、、。

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2011/05/28

政治家にリーダーシップを感じられない現在、中国大使の丹羽さんには、実業家としての経験を生かした中国との折衝に期待しています。 最近出版された「負けてたまるか! 若者のための仕事論」を読む前に、丹羽さんの生い立ち、経営理論などを再確認する意味で読みました。 「クリーン」「オネスト...

政治家にリーダーシップを感じられない現在、中国大使の丹羽さんには、実業家としての経験を生かした中国との折衝に期待しています。 最近出版された「負けてたまるか! 若者のための仕事論」を読む前に、丹羽さんの生い立ち、経営理論などを再確認する意味で読みました。 「クリーン」「オネスト」「ビューティフル」を徹底して自らが見本となって、伊藤忠を変革した人間としての強さが、とても勉強になりました。 著書の色眼鏡的なところも多いと思いますが、伊藤忠って会社にとても魅力を感じました。

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2013/09/05

読了:2008/4/20 [売却済] 41 大学四年間で優秀かどうかが決められる、入った時点で出口が見える、そんな人生観はおかしい。入ったときより、その後のほうがよほど大事。おおむね入社して十年が勝負。だから少なくとも、三十四、五歳まではみんな等しくチャンスがあるという形にし...

読了:2008/4/20 [売却済] 41 大学四年間で優秀かどうかが決められる、入った時点で出口が見える、そんな人生観はおかしい。入ったときより、その後のほうがよほど大事。おおむね入社して十年が勝負。だから少なくとも、三十四、五歳まではみんな等しくチャンスがあるという形にしないといけない。 172 ビジネスの世界では、自分の評価など何の足しにもならない。 ビジネス社会で評価の軸となるものは何か。それは、周りから必要とされるかどうか。「この案件はあの人に任せよう」「この人なら適切なアドバイスをしてくれる」といった具合。それらはすべて他人の評価によるもの。 179 直属の上司である本部長が、こいつは使いものにならないから秘書に出しても構わないというのでしたらお引き受けしますが、私としてはお断りします 174 独身寮での生活がひどかったので早くに結婚した。 (おい…) 211 象を知らない幼い子どもたちに、目を瞑らせたまま象を触らせて「これが象ですよ」と教えたら、その子どもたちはそれぞれ自分たちが触った部分でのみ、象とはこういうものなんだと思い込んでしまうことでしょう。

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