死神の精度 の商品レビュー
死をテーマにしたストーリーなのに重た過ぎず、キャラを忘れないので、飲み会前や飲みながら読むのに最適だった 終末のフールの方が好みかな
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やられたっ。 人間の形をしただけの中身死神。痛覚も味覚も、一般教養もない(1000年生きているらしいけどナゼ笑)。圧倒的に有利なポジションから生殺与奪を操る、殺し屋シリーズにも通じるブラックコメディ。 どうせ死ぬんだしーみんな、という変な垢抜け感があるけど、最後うまくまとめられた...
やられたっ。 人間の形をしただけの中身死神。痛覚も味覚も、一般教養もない(1000年生きているらしいけどナゼ笑)。圧倒的に有利なポジションから生殺与奪を操る、殺し屋シリーズにも通じるブラックコメディ。 どうせ死ぬんだしーみんな、という変な垢抜け感があるけど、最後うまくまとめられた。いい話。 なのか? 伊坂さんの場合、伏線うんぬんというより後出しジャンケン感な気もするけど、不思議と嫌味はない。 ──自首しようがしまいが興味はない。殺人犯だろうといつかは死ぬのだ。 何作か読んできて、毎回こんなウィットのある言葉が散りばめられているので、これはスパイスを楽しむ料理なのかなーと思っているところ。
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死神が死ぬ予定の人間に接触して可否を判定し対象者の死を見届けるという…連作短編。 人間の姿で突然現れる、ちょっと世間ズレした人が近づいてきたら要注意やな。 「恋愛で死神」で切なくなり「死神対老女」で晴々とした気持ちになった。やっぱり伊坂作品すきやー。
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伊坂幸太郎×死という自分の好きなもの2つをかけあわせたカツカレーみたいな作品でした(自分で言っててよくわかりませんが)笑 ただ自分としてはもっと深くえぐりこむような「死」が好きかなと感じました。 この作品のテーマとは異なりますが、幸せについての考え方が特に印象的でした。 自分と...
伊坂幸太郎×死という自分の好きなもの2つをかけあわせたカツカレーみたいな作品でした(自分で言っててよくわかりませんが)笑 ただ自分としてはもっと深くえぐりこむような「死」が好きかなと感じました。 この作品のテーマとは異なりますが、幸せについての考え方が特に印象的でした。 自分と相手が同じことを考えたり、同じことを口走ったりすること、同じものを食べた後で同じ感想を持ったり、好きな映画が一緒だったりすることに幸せと感じるのはよく思う幸せのカタチかなと思いました。 ただ、同じことで不愉快さを感じたり、同じ街に住んでいたりということにも幸せを感じるというのは、読んでいて発見かもと感じました。 マイナスな感情に対する共感って、プラスの感情の共感と同じくらい幸せなことであるのは、心に留めておきたいと思います。
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ちょっと浮世離れした死神の主人公「千葉」が様々な人の判定をしていく短編集だが、読み進めていくとなんだか色々繋がってきて… 流石伊坂幸太郎という期待を裏切らない本 映画版とはちょっと違うけど、正直映画版の方の演出が好きだなと思ったので、この本が好きだった方は是非映画版も観てみて...
ちょっと浮世離れした死神の主人公「千葉」が様々な人の判定をしていく短編集だが、読み進めていくとなんだか色々繋がってきて… 流石伊坂幸太郎という期待を裏切らない本 映画版とはちょっと違うけど、正直映画版の方の演出が好きだなと思ったので、この本が好きだった方は是非映画版も観てみてください。
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だんだんと読むスピードが上がっていく感じ。 終わりは何度晴れやかな気持ちになる作品。 幸せかふこうかなんてね、死ぬまでわからないんだってさ。 人が生きているうちの大半は、人生じゃなくて、ただの時間、だ。 まさに。 私が日頃思っていたけど言語化するのがむつかしいことを的確に言...
だんだんと読むスピードが上がっていく感じ。 終わりは何度晴れやかな気持ちになる作品。 幸せかふこうかなんてね、死ぬまでわからないんだってさ。 人が生きているうちの大半は、人生じゃなくて、ただの時間、だ。 まさに。 私が日頃思っていたけど言語化するのがむつかしいことを的確に言葉にしてくれる、伊坂幸太郎さんが大好きだ。
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奥入瀬にいく話と床屋さんの話が特に好きです。最終章のラストシーンはわたしの心も晴れわたっていくようでした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
チルドレンとはまた違った作風の短編集かな? 死神の千葉さんと6人の人生。 全員「見送り」にしてほしかったのが正直なところだけど、それは真面目な千葉さんには無理な話なわけで… 最後の美容院のストーリーは「うん、やっぱり伊坂さんだなぁ」と思わずにはいられなかった。藤木一恵さんの歌、聴いてみたいなぁ♪
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主人公の死神”千葉”が共通の短編6作。 死神目線で人間を観察することで出てくる千葉の独特の疑問・ワードセンスが可笑しくて好き。 怒涛の伏線回収系ではないけど登場人物とのリンクもあり。6作目の最後の伏線回収で評価が尻上がりでした!
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誰しもに必ず訪れる死という現実に切なさもあり、暖かさも感じた。短編集だけど繋がりもあって、千葉さんと人間の程よい距離感が文から読み取れて、改めて伊坂さんの良さを感じた。
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