新・御宿かわせみ の商品レビュー
時代は明治になり、麻太郎、源太郎、花世ら子供の代になりました。懐かしい脇役が出てきて楽しませてくれますが、肝心の東吾がいないかわせみはね...東吾とるいのしっとりしたやり取りが好きだったので残念です。子供達ではまだちょと弱い。これからも 「御宿かわせみ」 でいくのなら、新しい 「...
時代は明治になり、麻太郎、源太郎、花世ら子供の代になりました。懐かしい脇役が出てきて楽しませてくれますが、肝心の東吾がいないかわせみはね...東吾とるいのしっとりしたやり取りが好きだったので残念です。子供達ではまだちょと弱い。これからも 「御宿かわせみ」 でいくのなら、新しい 「東吾」 を登場させて、千春が成長して若女将になって活躍するというのはどうでしょうか? 唐突に事件が始まり、ぶっきらぼうに解決するのは以前とかわりありません。ストーリーで読ませるのではないので、それはいいけれど、いつまでもるいさんがひとりでは寂しいです。旧シリーズのように35年も続けば孫の代になりますが、何か芯がないと続けようがない気がします。雑学はいっぱいでてきます。陰暦から太陽暦に変わった時のどたばた、曜日の呼び方、明治になっても江戸時代のお金が使われていたこと、巡査の採用や呼び方の変遷、牛乳、新聞等等。それはそれで楽しいです。
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新・御宿かわせみシリーズ、第1巻。 築地居留地の事件・蝶丸屋おりん・桜十字の紋章・花世の縁談・江利香という女・天が泣く。 主人公が神林麻太郎になり、畝源太郎や麻生花世、神林千春らがメインキャストに。前シリーズの主要なキャストが大半欠け、時代も江戸から明治になり、波乱な新シリーズの...
新・御宿かわせみシリーズ、第1巻。 築地居留地の事件・蝶丸屋おりん・桜十字の紋章・花世の縁談・江利香という女・天が泣く。 主人公が神林麻太郎になり、畝源太郎や麻生花世、神林千春らがメインキャストに。前シリーズの主要なキャストが大半欠け、時代も江戸から明治になり、波乱な新シリーズの始まりに。前シリーズが名残惜しくもあり、江戸の人々と同じように新しい時代に不安を覚えるように、新シリーズにもなじめるかちょっと心配したけれど、大人になったキャストたちの成長ぶりは親世代に負けず元気と若さがあってすぐ溶け込める。謎のまま引っ張られるのかとひやひやした麻生家の事件も決着して一安心。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
どうしても気になるので読んでしまったけど、なぜ本編すっとばしてこっちの連載を始めたのか謎。 「とうたま」と言い、おてんばで可愛かった花世の魅力がなくなっててがっかり。 子供たちの活躍を描きたいがために本編の人たちがいなくなってしまった感があってさみしいが、お話としては時代設定も内容も読みごたえがあってかなりおもしろい。 かわせみでなく別の話だったら!と思う。
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東吾、るい、宗太郎、七重、源三郎、千絵の世代から子供たちの世代に代替わりしました。 麻太郎は外見も性格も東吾の生き写し。源太郎も源三郎とそっくり。だから朝太郎と源太郎の気が合って親友になるのも当然です。 千春は優しい心根はるい譲りでひたむきに努力する根気強さは東吾譲りの良いお嬢さ...
東吾、るい、宗太郎、七重、源三郎、千絵の世代から子供たちの世代に代替わりしました。 麻太郎は外見も性格も東吾の生き写し。源太郎も源三郎とそっくり。だから朝太郎と源太郎の気が合って親友になるのも当然です。 千春は優しい心根はるい譲りでひたむきに努力する根気強さは東吾譲りの良いお嬢さん。麻太郎と源太郎に頼りにされています。 花世は今でいう現代っ子。性格は竹を割ったようにさっぱりして細かいことにこだわりません。 新しい時代の御宿かわせみの幕開けです。
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・築地居留地の事件 ・蝶丸屋おりん ・桜十字の紋章 ・花世の縁談 ・江利香という女 ・天が泣く
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東吾、源三郎が大好きだったわたしはちょっとがっかり。麻太郎、源太郎、千春と主人公を世代交代するにはしかたがなかったかもしれないが、麻生家の人々を襲った悲劇があまりに無惨すぎるのと源太郎と親との確執もしっくりしない。まあ温かく見守っていきたいとは思うが。
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NHKでドラマ化もされていた「御宿かわせみ」 平岩弓枝原作で昭和48年から現在も続いているベストセラーである。 江戸後期、黒船なんぞが来航した激動のアノ時代。 同心の娘「庄司るい」は、父親がある事件で失脚し亡くなったのを機に 武家を捨て「かわせみ」という旅篭を経営していた 父...
NHKでドラマ化もされていた「御宿かわせみ」 平岩弓枝原作で昭和48年から現在も続いているベストセラーである。 江戸後期、黒船なんぞが来航した激動のアノ時代。 同心の娘「庄司るい」は、父親がある事件で失脚し亡くなったのを機に 武家を捨て「かわせみ」という旅篭を経営していた 父親の下で働いていた凄腕岡引「嘉助」が番頭として また庄司家の奉公人だった「お吉」が中居として 「るい」について「かわせみ」で働いている 幼馴染の神林東吾がチョイチョイと遊び来る 二人は恋仲なのだが、東吾の家が筆頭与力と家柄が高く また、家督を相続した兄夫婦に子供がないため、跡継ぎを東吾へとの話もある 「るい」は元同心の娘だが、現在は武家を捨て旅篭の女主人 しかも東吾より一歳年上なもので…なかなか二人の恋は成就しない 東吾の幼馴染で同心の「畝源三郎」が「かわせみ」に持ち込む事件を 縁あって友人となった医師「麻生宗太郎」も手伝い解決していくっという 人情味のある捕り物のお話である そんな二人「東吾」と「るい」も、第12巻「恋文心中」の「祝言」で結婚した 「麻生宗太郎」も「畝源三郎」もそれぞれ結婚し、子供を儲けている さて、江戸が終わり明治となった「新・御宿かわせみ」では… (なんと…しばらく読んでいないうちに…明治になっておった…ハハハハハ) 東吾が行方不明…。 んっ? 主役不在? んじゃ~誰が主役なんだ??? っと思ったら、なんと東吾が酒に酔った勢いでつい一夜を…ってな状況で もしかしたら東吾の隠し子?っと思われていた麻太郎君が、 東吾の実家神林家を継いで主役に… 医師の麻生宗太郎の実家が何者かに襲撃され、殆どが殺害されていた… 残っておるのは宗太郎と娘のみ…(マジっ!?っと思わず本を落としそうになった) 同心の畝源三郎は、麻生家の事件を追いかけている途中で殺害され…(アワワワ) 源三郎の妻と娘は外人相手に小物を売り、 息子が探偵をやりつつ父と麻生家の仇を探っておる 2005年連載停止から、また「御宿かわせみ」が始まる~っと喜んだが なんと思いきった幕開けか・・・(ハハハハハ) それぞれの子供達が力を合わせ、麻生家事件の謎を追いつつ 諸々と舞い上がる事件を解決へと導いている。 以前の雰囲気も残したまま、メンバーだけが入れ替わったのだが… そこはかとなく流れる空気が、ほの暗い悲しみを漂わせているので、なんだか悲しい 何人もが事件や事故で亡くなっているので、仕方がないと言えば仕方がないのだが 新しく若いメンバーにした理由の一端である、爽やかな風が流れていないのが残念である。 とはいえ、明治の新風が江戸庶民に与えた影響などは読んでいて面白い。 教科書では「暦が西洋暦に変更された」などと一行で終わっていた部分も 旧暦の正月を愛でていた人々の戸惑いが、ほんのり描かれているシーンもあり やっぱり「御宿かわせみ」だな~っと思う(笑) 続いて「華族夫人の忘れもの」「花世の立春」と続いているらしい 「御宿かわせみ」シリーズで「るい」と「東吾」のコンビを楽しんでいた人から見れば あまりの変化に付いて行きがたいが… 江戸の庶民にとっての明治も、付いて行きがたい不可思議な世界であったのかもしれん 新しい世界の新しい空気を胸一杯に吸い込む若者達の、今後に期待したい だけどな~。だんだん現代っ子っぽい動きが見えて来ておるでな~~ 江戸時代の、どこか凛として、せっかちなんだけどノンビリしておるような そんな世界観が好きだったもんで、気持ち的には微妙~っと思う とりあえず、麻生家が襲われた謎は知りたいので…もう2巻は読むか~(笑)
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今までの主人公だった人物が行方不明になっていたり、殺害されていたりちょっと話が急展開していたので驚きました。 明治時代に入り、主人公の子供達が活躍し、外国人も登場します。 やはり江戸時代の方の話の方が好きかな??
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明治編スタート、そして、登場人物がほぼ完全に世代交代。 確かに、麻太郎と源太郎を主役にするためには、東吾と源三郎がいては何かと不都合だが、思い切った設定に踏み切ったものだと驚いた。 江戸編で気になっていた登場人物たちの後日談なので、ほぼキャラ読みに近い感覚だが、それ以上に、徳川...
明治編スタート、そして、登場人物がほぼ完全に世代交代。 確かに、麻太郎と源太郎を主役にするためには、東吾と源三郎がいては何かと不都合だが、思い切った設定に踏み切ったものだと驚いた。 江戸編で気になっていた登場人物たちの後日談なので、ほぼキャラ読みに近い感覚だが、それ以上に、徳川幕府から明治政府への政権交代とそれに伴う様々な制度の変更に、江戸の人々が適応しきれていない状況がとても面白い。実際そうだったんだろうなぁと見たことも無いが何故か納得してしまう。
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《御宿かわせみ・ネクストジェネレーション》。まさか先代の最重要人物が御退場とは。東吾さんについては行方不明扱いですが、畝さんが……。そして麻生家の皆さんが、宗太郎さんと花世さんを残して……。 ネクストジェネレーションの面々、麻太郎さんと源太郎さんがかつての実父たちとほぼ同じポジシ...
《御宿かわせみ・ネクストジェネレーション》。まさか先代の最重要人物が御退場とは。東吾さんについては行方不明扱いですが、畝さんが……。そして麻生家の皆さんが、宗太郎さんと花世さんを残して……。 ネクストジェネレーションの面々、麻太郎さんと源太郎さんがかつての実父たちとほぼ同じポジションなのは嬉しい。微妙に違うのは、畝さんは東吾さんに対して常に敬語だったけど、源太郎さんが麻太郎さんとはタメ口を聞いてるのが良いなあと思う。花世さんは……うーん、事件を引っ張ってきてくれる=話を作ってくれる人ではあるんだけれども、はねっかえりなのか、乱暴なのか、凛々しいのか、少々描かれ方が散漫な気がする。千春ちゃんの影が薄いなあ……あれ、千春ちゃんは源太郎さん、なの? と、思わず。 ともあれ、次回作以降に期待ということで、平岩先生の作品にしては辛目の三ツ星。
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