隠蔽捜査 の商品レビュー
隠蔽体質の警察でそれに真っ向から対峙する竜崎はかっこよい。 友達と思っていなかった幼馴染の伊丹とのやり取りもわかりやすく、最後に伊丹の家を訪ねるシーンはハラハラしながら読んだ。 また、竜崎が左遷された理由が分かった。
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初めての今野敏さん作品。 読みやすくて2日間の通勤で読了してしまった。 読み始めた当初は主人公:竜崎に対して、エリートで仕事はできるけれど自分の考えを曲げない頑固な人だなと感じていたが、物語が進むにつれて不器用なだけで仕事に対する信念や一途な行動がカッコイイと感じるように気持ち...
初めての今野敏さん作品。 読みやすくて2日間の通勤で読了してしまった。 読み始めた当初は主人公:竜崎に対して、エリートで仕事はできるけれど自分の考えを曲げない頑固な人だなと感じていたが、物語が進むにつれて不器用なだけで仕事に対する信念や一途な行動がカッコイイと感じるように気持ちが変化した。同期や部下、家族が竜崎を信頼しているのも今までの竜崎の想いからくる行動が正しい結果を生んできたからなんだろうなと思った。 同期の伊丹と竜崎の掛け合いがなんか良くて、伊丹の危機を救う竜崎の迫真の気概と行動力には感動もした。 性格も性質も異なる2人だからこそ良い相棒になれるのかな。 また、事件と並行して竜崎家でも問題が発生。 今まで仕事一筋で家庭のことは妻に任せきりだった竜崎も今回ばかりは決断を迫られる。迷いながらも最終的に取った決断は父親としての役目をしっかり果たしていて、反抗的だった子供たちとの絆も深まるきっかけになったと思う。 警察という巨大な組織の中で自分の信念を貫き通すのは相当な意思が必要だろうに、それをブレることなく決断できる竜崎はやっぱり一目置かれる存在だ。 自分に不利なことでも受け入れて前に進む姿勢は容易ではないけれど見習いたい。
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いい、すごいいい。 ラストまで崩れることなく、一気によめる。 読んだことが無い人は、ぜひ一度。
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隠蔽捜査シリーズは、8巻まで読んだのに、1巻のみよんでなく、今回読んで、大森署長への流れがわかりました。
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またまた追いかけるシリーズ物が増えてしまった! 1作目の本書、主人公の竜崎伸也は警察キャリア。 刑事ドラマでいうなら悪役。 物語も事件の真相より、キャリアから見た警察組織を描いていて斬新だ! 竜崎は融通が利かない石頭の変人。 妻からは「唐変木」と批判されている(笑) 読み初...
またまた追いかけるシリーズ物が増えてしまった! 1作目の本書、主人公の竜崎伸也は警察キャリア。 刑事ドラマでいうなら悪役。 物語も事件の真相より、キャリアから見た警察組織を描いていて斬新だ! 竜崎は融通が利かない石頭の変人。 妻からは「唐変木」と批判されている(笑) 読み初めは、なんてウザったい人だろう思っていたのに、後半からはその清々しいほどの原則・正論を応援したくなったいた。 BOOKOFFでシリーズをコツコツ発掘しなくっちゃ 。面白かった!
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これまでにないキャラの主人公。 読み初めは、あまりの官僚思考にマイナスイメージでしたが、原理を貫く姿勢に好感を持つようになりました。シリーズ続きも読みたいです。
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竜崎がいい。原理原則を貫くと言うは易し、行うは難し。 それをやってのける姿はとても痛快。自らの負い目も隠さない。 負い目に対して少しは悩むが、それでもぶれない。 世渡りの上手い伊丹とも良いコンビ。一見、伊丹のほうが力関係が上のようだが、実は竜崎の方が強い。二人の関係がとても好きだ...
竜崎がいい。原理原則を貫くと言うは易し、行うは難し。 それをやってのける姿はとても痛快。自らの負い目も隠さない。 負い目に対して少しは悩むが、それでもぶれない。 世渡りの上手い伊丹とも良いコンビ。一見、伊丹のほうが力関係が上のようだが、実は竜崎の方が強い。二人の関係がとても好きだ。
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東大卒の警察官僚・竜崎伸也。その原理原則主義の言動からまわりからは『変人』あつかいされ、家族からも『無能な父親』と言われている。 警察組織を揺るがす連続殺人事件が起こる… また家庭では、長男・邦彦が麻薬取締法違反で… 警官による連続殺人事件を隠蔽しようとする警察組織。 長男...
東大卒の警察官僚・竜崎伸也。その原理原則主義の言動からまわりからは『変人』あつかいされ、家族からも『無能な父親』と言われている。 警察組織を揺るがす連続殺人事件が起こる… また家庭では、長男・邦彦が麻薬取締法違反で… 警官による連続殺人事件を隠蔽しようとする警察組織。 長男・邦彦の不祥事を揉み消せという、伊丹の助言。 一度嘘をつくと、さらに嘘をかさねることになる。さらにかさねた嘘のために嘘をかさねる… 竜崎の警察官僚として、国家を守るために身を捧げるという矜持が、組織を、家族を守ることとなる。
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竜崎伸也、東大法学部卒。愛想なく冗談ひとつ言わない男。そして、最も頼りになる警察官僚 「大人の判断だって?それは、臭い物に蓋という古くて役立たずの官僚主義のことだ。今必要なのは、保身のための方便じゃない。どうしたら被害が最小限で抑えられるかという正しい危機管理なんだ」(本文より...
竜崎伸也、東大法学部卒。愛想なく冗談ひとつ言わない男。そして、最も頼りになる警察官僚 「大人の判断だって?それは、臭い物に蓋という古くて役立たずの官僚主義のことだ。今必要なのは、保身のための方便じゃない。どうしたら被害が最小限で抑えられるかという正しい危機管理なんだ」(本文より) 竜崎伸也は、警察官僚である。現在は警察庁長官官房でマスコミ対策を担っている。原理原則を遵守するその朴念仁ぶりに、周囲は〈変人〉という称号を与えた。だが彼はこう考えていた。エリートは、国家を守るため、身命を捧げるべきだ。私はその信条に従って生きているにすぎない、と──。組織を揺るがす連続殺人事件に、竜崎は真正面から対決してゆく。
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よくある所轄刑事ではなくキャリア目線での捜査でした。そのあたりの知識がないので新鮮ではありましたが、事件解決に向けての盛り上がりはいまいちかなと。 警察小説でも地道な捜査や探偵のような話が好きな人には合わないかもしれませんね。
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