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隠蔽捜査 の商品レビュー

4.1

417件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2018/06/05

竜崎伸也は、警察官僚である。現在は警察庁長官官房でマスコミ対策を担っている。その朴念仁ぶりに、周囲は“変人”という称号を与えた。だが彼はこう考えていた。エリートは、国家を守るため、身を捧げるべきだ。私はそれに従って生きているにすぎない、と。組織を揺るがす連続殺人事件に、竜崎は真正...

竜崎伸也は、警察官僚である。現在は警察庁長官官房でマスコミ対策を担っている。その朴念仁ぶりに、周囲は“変人”という称号を与えた。だが彼はこう考えていた。エリートは、国家を守るため、身を捧げるべきだ。私はそれに従って生きているにすぎない、と。組織を揺るがす連続殺人事件に、竜崎は真正面から対決してゆく。

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2018/04/12

警察庁長官官房総務課の課長である竜崎伸也は、キャリアであり、変人で通っていた。 国のため、組織のために、身を粉にして働く彼に、警察全体を揺るがす事件が起きる。 更に、家族の厄介な不祥事の問題も発生する。 果たして、彼は、これらの難問にどう立ち向かうのか? 様々なトラブルに対...

警察庁長官官房総務課の課長である竜崎伸也は、キャリアであり、変人で通っていた。 国のため、組織のために、身を粉にして働く彼に、警察全体を揺るがす事件が起きる。 更に、家族の厄介な不祥事の問題も発生する。 果たして、彼は、これらの難問にどう立ち向かうのか? 様々なトラブルに対処する彼も、悩み傷ついて、やがて正しい答えに辿り着く。 読後感の良い作品です。 次の作品「果断」に、乞うご期待です。

Posted byブクログ

2018/04/03

内容(「BOOK」データベースより) 竜崎伸也は、警察官僚である。現在は警察庁長官官房でマスコミ対策を担っている。その朴念仁ぶりに、周囲は“変人”という称号を与えた。だが彼はこう考えていた。エリートは、国家を守るため、身を捧げるべきだ。私はそれに従って生きているにすぎない、と。組...

内容(「BOOK」データベースより) 竜崎伸也は、警察官僚である。現在は警察庁長官官房でマスコミ対策を担っている。その朴念仁ぶりに、周囲は“変人”という称号を与えた。だが彼はこう考えていた。エリートは、国家を守るため、身を捧げるべきだ。私はそれに従って生きているにすぎない、と。組織を揺るがす連続殺人事件に、竜崎は真正面から対決してゆく。警察小説の歴史を変えた、吉川英治文学新人賞受賞作。 たまたま買った隠蔽捜査にこんなに大嵌りしていくとは思いませんでした。読み始めは嫌な奴オーラ全開だった竜崎。読後には一気に心酔させてしまうんですよね。仕事だけではなくて家庭の事も並列して書いているので奥行きもあるし。 女性数名にお勧めした所、竜崎と結婚したい人続出、実際に一緒に暮らしたら大変な気もしますが、このスパスパと捌いていくのがかっこいいし、家庭でも決して頭ごなしではない所がいいですよね。

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2018/02/07

面白い始まり方をするなと思った。 主人公が、変わり者なキャラクターとして、描かれてます。 段々、共感できる行動をしていく訳ですが。 次を、早く読みたいと思った。

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2017/11/04

エリート官僚の竜崎。清濁併せ吞むなんて単語は知らず、堅物中の堅物。真面目にもほどがあるぐらいの真面目の主人公が、ある捜査をもとに、どのように対処するのかそして、息子の事件をどう扱うのか。 最後、家族がきれいに収まってなんだか、ほっとした。仕事のために睡眠第一ってところもいいな。な...

エリート官僚の竜崎。清濁併せ吞むなんて単語は知らず、堅物中の堅物。真面目にもほどがあるぐらいの真面目の主人公が、ある捜査をもとに、どのように対処するのかそして、息子の事件をどう扱うのか。 最後、家族がきれいに収まってなんだか、ほっとした。仕事のために睡眠第一ってところもいいな。なんか、変わり者という主人公に好感をもってしまいました。

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2017/10/31

本田△ってのがあったな、そういえば、というくらいね、これはかっけーおっさんの話ですよ。やや、やや青臭いわけですが、これ、青臭さ全快で突き進めば気持ち悪い共産主義まっしぐらになったりするし、そういう青臭さではなくて、実にまっとうに現実を見据えてもっとも良い道を選んでいるだけにも関わ...

本田△ってのがあったな、そういえば、というくらいね、これはかっけーおっさんの話ですよ。やや、やや青臭いわけですが、これ、青臭さ全快で突き進めば気持ち悪い共産主義まっしぐらになったりするし、そういう青臭さではなくて、実にまっとうに現実を見据えてもっとも良い道を選んでいるだけにも関わらず、それがカッコよく見えるのは、それを実行するためには恐ろしいほどの勇気が必要って事が長年生きてきて分かっているからですよ。ただ正論ぶちまかすだけでも意味がないし。皆が納得できるような正論ってね。なかななね。ってまぁ自分はそこまで至ったことはほとんどなく、その勇気がどの程度か理解できてないけども。いやー、おっさんになるとおっさんに共感するというのは、確かなんですな。 で、これを読んですかっとしても、明日からの仕事に活かせるかっていうとまた別の話なんだよな、きっと・・

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2017/10/20

警察小説は、自分の保身しか考えない警察官僚、それに憤る現場。みたいな図式がままあるが、この小説はそういう意味では斬新であった。主人公は東大出の警察官僚で息子にも東大でなければ大学ではないと言い放つ。妻にも自分の仕事は国を守る仕事であり、家庭内の仕事は妻の仕事であると、家庭の問題は...

警察小説は、自分の保身しか考えない警察官僚、それに憤る現場。みたいな図式がままあるが、この小説はそういう意味では斬新であった。主人公は東大出の警察官僚で息子にも東大でなければ大学ではないと言い放つ。妻にも自分の仕事は国を守る仕事であり、家庭内の仕事は妻の仕事であると、家庭の問題は妻に任せている。これだけ書くと嫌な奴だが読み進めるうちにこの人物は少なくとも自分の私利私欲を求める人物ではないということがわかってくる。国を守るために自分の命を投げ出す覚悟ができている。そんな人物はなかなかいない。

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2017/08/24

今野敏作品は2回目。これは、”国内ミステリマスト”はじめ、あちこちでオススメされているのを見て。主人公らしくない主人公(ネガティブな意味で)ながら、物語展開が巧妙で、不本意ながら(?)グイグイ引き込まれちゃいます。現実世界でも正論一本槍って人が苦手で(それは多分に、自分がディベー...

今野敏作品は2回目。これは、”国内ミステリマスト”はじめ、あちこちでオススメされているのを見て。主人公らしくない主人公(ネガティブな意味で)ながら、物語展開が巧妙で、不本意ながら(?)グイグイ引き込まれちゃいます。現実世界でも正論一本槍って人が苦手で(それは多分に、自分がディベート下手だからってこともあるんだけど)、本主人公の意見には、やっぱり全面賛成出来ないな、とは思いました。シリーズ化されているみたいで、他の作品も気にはなるんだけど、その他数多ある読みたい本たちのことを考えると、なかなか手が出ないと思います。でも面白かった。

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2017/08/19

【友人蔵書】初めて読んだ警察小説は『翔んでる警視』で、東大卒、国家1種合格のキャリアというものがどのような立場となるのかを知る嚆矢だった。本書の主人公は今時珍しい硬派な警察官僚だ。その融通のきかなさが、結果的に組織を守る正しい判断につながる。しかし、実生活で正論のみを振り回す上司...

【友人蔵書】初めて読んだ警察小説は『翔んでる警視』で、東大卒、国家1種合格のキャリアというものがどのような立場となるのかを知る嚆矢だった。本書の主人公は今時珍しい硬派な警察官僚だ。その融通のきかなさが、結果的に組織を守る正しい判断につながる。しかし、実生活で正論のみを振り回す上司に嫌な思いをさせられた経験が、素直に作品を味わわせてはくれなかった。

Posted byブクログ

2017/06/27

硬派なタイトルに惹かれて購入したら、人間ドラマでした。 普段なら敢えて読まないジャンルですが面白くて読み切ってしまいました。 主人公の人柄がとても魅力的なのです。

Posted byブクログ