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百万ドルをとり返せ! の商品レビュー

4.1

84件のお客様レビュー

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株式詐欺師から架空会…

株式詐欺師から架空会社の株を掴まされて大金を失った四人の男があの手この手で詐欺師から損失額をきっちり取り返そうと企むコン・ゲーム小説。損失額は勿論計100万ドル。 四人の男がそれぞれに「詐欺師から一見合法的に金を巻き上げる計画」を持ち寄って、ひとつずつ実行していくプロットがいい。...

株式詐欺師から架空会社の株を掴まされて大金を失った四人の男があの手この手で詐欺師から損失額をきっちり取り返そうと企むコン・ゲーム小説。損失額は勿論計100万ドル。 四人の男がそれぞれに「詐欺師から一見合法的に金を巻き上げる計画」を持ち寄って、ひとつずつ実行していくプロットがいい。みんなカタギなので犯罪計画など免疫が無く、突発的アクシデントでふらふらになりながら頑張る姿が実におかしい。

文庫OFF

将来値上がりすると騙…

将来値上がりすると騙されて株で100万ドルを巻き上げられ無一文になった4人の男が、それぞれの知恵をあわせて、きっちり同額の100万ドルを取りかえす。読みごたえあります。

文庫OFF

スピーディーで面白い…

スピーディーで面白い。アメリカの百万長者に株で騙され、全財産をすってしまった4人の男・・・数学教授、ハンサムな医者、フランス人画商、イギリス貴族のぼんぼん、がそれぞれの得意分野を生かして「きっちり百万ドル」を取り戻そうとする娯楽小説。

文庫OFF

スリリングな展開で、…

スリリングな展開で、一気に読めます。是非一度。

文庫OFF

2023/06/15

イギリスの政治家・作家「ジェフリー・アーチャー」の長篇ミステリ作品『百万ドルをとり返せ!(原題:Not a Penny More, Not a Penny Less)』を読みました。 「ジェフリー・アーチャー」の作品は、約2年前に読んだ『遥かなる未踏峰』以来なので久しぶりですね...

イギリスの政治家・作家「ジェフリー・アーチャー」の長篇ミステリ作品『百万ドルをとり返せ!(原題:Not a Penny More, Not a Penny Less)』を読みました。 「ジェフリー・アーチャー」の作品は、約2年前に読んだ『遥かなる未踏峰』以来なので久しぶりですね。 -----story------------- 頭脳の限りを尽した、知能犯小説の金字塔!!  大物詐欺師に4人のエキスパートが挑む痛快エンターテインメント。 大物詐欺師で富豪の「ハーヴェイ・メトカーフ」の策略により、北海油田の幽霊会社の株を買わされ、合計百万ドルを巻きあげられて無一文になった四人の男たち。 天才的数学教授を中心に医者、画商、貴族が専門を生かしたプランを持ちより、頭脳のかぎりを尽して展開する絶妙華麗、痛快無比の奪回作戦。 新機軸のエンターテインメントとして話題を呼ぶ“コン・ゲーム小説”の傑作。 ----------------------- 1976年(昭和51年)に発表された「ジェフリー・アーチャー」のデビュー作… 1973年(昭和48年)にカナダの会社に百万ドル投資したものの、翌年、スコットランド・ヤードからその株が紙屑同然だと知らされ、一夜にして無一文になったという著者自身の経験をもとに描かれたコン・ゲーム(詐欺)小説です、、、 『東西ミステリーベスト100』では、海外篇の95位にランクインしている作品ですね。 少なく見積もっても2,500万ドルの資産… 高級シャンペンと高価な葉巻を味わいながら、大富豪の「ハーヴェイ・メトカーフ」の頭には、次の計画が浮かんでいた、、、 北海油田の幽霊会社・プロスペクタ・オイルの株に騙されるであろう、あわれな四人の男たち… 彼の蓄財は全て悪質な詐欺によるものだった。 ハーバード大学を出た「デイヴィッド・ケスラー」は、ボストン・グローブの求人広告を見て、プロスペクタ・オイルに入社した… しかし、会社が詐欺のためのペーパー・カンパニーとは知らず、自社の株を有望な投資として売り込んでしまう、、、 まんまと引っかかったオクスフォード大学の客員フェロー「スティーヴン・ブラッドリー」、医師の「ロビン・オークリー」、画廊の経営者「ジャン=ピエール・ラマン」、伯爵の息子「ジェイムズ・ブリグズリー」の4人の損失額は、合計100万ドルだった… 「スティーヴン」のリーダーシップにより一堂に会した被害者たちは、騙し取られた100万ドルを「ハーヴェイ」から取り戻すことを決意する。 合言葉は「1ペニーも多くなく、1ペニーも少なくなく(Not a Penny More, Not a Penny Less)」… かくして4人のミッションがスタートした……。 4人がひとつずつのミッションを計画し、4つのミッションで100万ドルピッタリを奪い返すという展開… 知恵と工夫により、3つのミッションを成功させ、残りのミッションで残りの25万101ドル42セントの貸しを取り戻そうとするが、、、 3つのミッションを成功させるまでの展開もワクワクドキドキで愉しいのですが… 最後のミッションには「ジェイムズ」の婚約者「アン・サマートン」が絡んできて意外な展開へ。 「アン」が想定外の食わせ物でしたねー そこがまた面白かった、、、 でも、結果的には「ハーヴェイ」も含めて、ハッピーエンドじゃなかったのかな… 痛快なエンターテインメント作品でしたね。 以下、主な登場人物です。 「ハーヴェイ・メトカーフ」  一代で身代を築いた億万長者 「デイヴィッド・ケスラー」  プロスペクタ・オイルの新入社員 「スティーヴン・ブラッドリー」  オクスフォード大学の客員フェロー 「ロビン・オークリー」  上流階級専門の医師 「ジャン=ピエール・ラマン」  フランス人の画廊経営者 「ジェイムズ・ブリグズリー」  イギリス貴族の御曹司 「アン・サマートン」  美人モデル 「クリフォード・スミス」  スコットランド・ヤード詐欺捜査課警部

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2021/08/22

数学教授、医師、画廊、貴族の御曹司の四人は揃って幽霊会社の株を買わされて無一文に。彼らはそれぞれの専門を生かして資産奪還作戦に挑む。 プロット設定も巧みで登場人物も魅力的。最高に面白い経済小説。 証券の授業でこの本を紹介していた先生、元気にしてるかな。

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2021/06/21

コンゲームの古典と呼ばれる本だそうです。ちょっと、仕返しがすべてうまく行きすぎなのが盛り上がりに欠ける印象です。

Posted byブクログ

2021/03/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全然買うつもりはなかったのに、大型書店の中をうろついている時、衝動買いした。 若い頃、同じ著者の「マネー・チェンジャーズ」という作品がドラマ化され、確かNHKで放送したのだと思う。  遥か昔のことである。 この作品で一番驚いたのは、ヒロインの女性が実は…というところ。 個人的には、最初に詐欺に合う原因を作ったスティーヴンの友人デイヴィッドが、完全な端役だったのがつまらなかった。 彼も一緒に100万ドルを取り返せたらもっと良かったのに。 最近、ミステリーやハードボイルドばかり読んでいたので、殺人の出て来ないエンターテイメントを読むのも良いものだと思った。 アーチャーの他に、アーサー・ヘイリー、フレデリック・フォーサイス、ロバート・ラドラム、トム・クランシーなど冒険小説の作家はまだまだ沢山いて、僕は全て未読である。 気まぐれに買った作品から、また新しく読みたい作家が増えてしまった。

Posted byブクログ

2021/02/21

アーチャー作品の入門という感じ。このアーチャーのシリーズの面白さは訳者に負うところも多い。永井淳の訳はやっぱり好きだなと思う。

Posted byブクログ

2020/09/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

コンゲーム(詐欺)の代表作とのことで、ようやくBOOKOFFでゲット!。架空の石油開発への投資話に騙された被害者4人(スティーブン、ジェームズ、ジャン、ロビン)が結託し、首謀者から「1ペニーも多くなく、1ペニーも少なくなく」相手に気づかれることなく金を取り戻す。最後のどんでん返しにはドキドキ。全てうまくいきました。4人がハーベイからお金を回収するために考えだした方法はとても素晴らしかった。また、絵画、手術、オックスフォード大でのハーベイの鈍感さには大爆笑。これは皆さんお勧めします。後味爽快でした。

Posted byブクログ