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百万ドルをとり返せ! の商品レビュー

4.1

84件のお客様レビュー

  1. 5つ

    26

  2. 4つ

    34

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2017/06/12

騙された者たちの逆襲劇、その一部始終が淡々と描かれていくだけなのに面白いのは、逆襲のために仕掛けた罠そのものの面白さがあるのはもちろんだが、悪の主人公と戦う4人の男たちのキャラクター造型が秀逸というのが大きい。ラストのオチは落語のサゲを彷彿するような鮮やかな価値転換で最高。

Posted byブクログ

2016/02/03

投資詐欺で100万ドルもうけたアメリカの成金から、 財産を奪われた4人が100万ドルを頭脳戦でとりかえそうとする話。 終始オーシャンズ11みたいな洒落た雰囲気で 敵含めた登場人物がいきいきしてて、 おもしろく読みやすかった。 余談:何十年も前の話なので仕方ないが、インサイダー...

投資詐欺で100万ドルもうけたアメリカの成金から、 財産を奪われた4人が100万ドルを頭脳戦でとりかえそうとする話。 終始オーシャンズ11みたいな洒落た雰囲気で 敵含めた登場人物がいきいきしてて、 おもしろく読みやすかった。 余談:何十年も前の話なので仕方ないが、インサイダー取引が合法なのが衝撃だった。 そもそも発端の投資詐欺がインサイダー情報ありきの作戦なのである。 ほかにも株式売買を電話でしてたり、金融市場の歴史を感じた。

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2015/11/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

株で大損をした作者が、子どものミルク代を稼ぐため書いた処女作。 実体験を元に書かれている。軽い感じのタッチで読み進められる。次は、ケインとアベル!

Posted byブクログ

2015/09/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

コン・ゲーム小説の傑作との評判通り。痛快な騙し合いが楽しめる。ラストの落ちもいい味だ。緻密なプロットを感じさせるストーリー進行だが、それ故かどうか作り物めいた感じは否めない。そこが少し欠点。

Posted byブクログ

2015/09/21

初めて読むので作者の来歴を検索しようとしたら何度Wikipedia見ても政治家が出てくる。おかしいなあと思ったら、あ、政治家でも有った人なのか!しかもこの作品のモチーフとなっているのは、本人が体験した油田採掘のペーパーカンパニーに投資して文無しになった経験を基にしているのですね・...

初めて読むので作者の来歴を検索しようとしたら何度Wikipedia見ても政治家が出てくる。おかしいなあと思ったら、あ、政治家でも有った人なのか!しかもこの作品のモチーフとなっているのは、本人が体験した油田採掘のペーパーカンパニーに投資して文無しになった経験を基にしているのですね・・・。それでこの作品を書いたということ。 この作品は、成り上がりの強欲親父に株で騙された4人が、能力を結集して騙し取られた金を取り戻そうという話です。 ただ騙して金を強奪するのではなく、奪われた金以上の金額は取らないという自主規制の下で計画を立案して実行するという、英国的な紳士的なゲームのノリで話が進んで行きます。 発端は強欲親父が情報を流し、引っかかった人間がペーパーカンパニーに投資投資をし、株価を釣り上げた所で資金を引き揚げ会社を潰す。投資者は紙切れとなった株券を手に茫然と佇む。 その中で数学者のスティーヴンは、被害者のロビン【医者】、ジャン=ピエール【画商】、ジェイムズ【貴族】という3人の被害者に話を持ち掛け知恵で金を取り返そうと持ち掛ける。 ハーヴェイ【強欲親父】から気が付かれないように100万ドルを奪取することは出来るのか? この本は超一級のエンターテイメントで、小難しい事を考えずに読み進めて行けば必ずや楽しめる事間違い無しです。 前半も楽しんではいたのですが、何しろ後半で一気に面白さが加速しました。読まないと分かりませんが、ある一瞬で思わず笑ってしまいました。 何しろ嬉しいのが、敵役のハーヴェイが何とも憎めなく、騙されている姿が何となく可愛らしく見えてしまう事と、ある部分で騙している被害者4人も彼の事が決して嫌いではないという事が垣間見えるのです。最後の最後までエンターテイメントに徹していて、最終ページまで楽しませて貰いました。

Posted byブクログ

2014/09/28

痛快。イギリスを舞台に四人の男が株で騙し取られた、合計100万ドルを自分の得意な環境で騙し取るシナリオ。話のテンポが速くて、四人の個性もイメージでき、感情移入しやすい。 相手のことを調べて、作戦を練り、成功に導く描写には、ハラハラさせられ、最後のオチは、笑える。

Posted byブクログ

2014/07/24

だまし取られた4人がその復讐として相手を殺めるのではなく、手の込んだ悪戯のような芝居っ気たっぷりの騙しの手口で取り戻そうとするのがとても良い。取られたら取り返すのである。そして取り戻す額には1セントたりと過不足があってはならないとする4人の節度はフェアプレイのゲームのようだ。そし...

だまし取られた4人がその復讐として相手を殺めるのではなく、手の込んだ悪戯のような芝居っ気たっぷりの騙しの手口で取り戻そうとするのがとても良い。取られたら取り返すのである。そして取り戻す額には1セントたりと過不足があってはならないとする4人の節度はフェアプレイのゲームのようだ。そしてコンゲームは犯罪ではあるが誰もが不幸を感じない楽しいものとなるのである。やはり本作はコンゲーム小説のナンバーワンである。

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2014/06/18

 さすが古典。面白いです。  タイトルの通り百万ドルを奪われるところから取り返すところまできっちりと楽しめます。しかも後味も悪くない。  実に上質なエンターテイメントでした。  ……しかし、本作では「取り返せ」だけど、続編で「奪い取れ」と言うようにみんなプロになったりしないよね...

 さすが古典。面白いです。  タイトルの通り百万ドルを奪われるところから取り返すところまできっちりと楽しめます。しかも後味も悪くない。  実に上質なエンターテイメントでした。  ……しかし、本作では「取り返せ」だけど、続編で「奪い取れ」と言うようにみんなプロになったりしないよね? あったとしたら楽しそうだなぁ。

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2014/04/26

学生時代に読んだけど再読。スティングが作中に出てくるのもなんとも諧謔。血なまぐさいことが何もないのもいい。

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2014/04/05

投資詐欺に引っ掛かった四人が策を図り取り返す話し。有名だし紹介本の評価も最高ランクだったので、読んだけど、ちょっと期待し過ぎたか。

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