世界史(下) の商品レビュー
抽象度の高い歴史記述につき、個別に地域ごとの歴史の知識がないと読み下すのはなかなか難しい。島国である日本では、領土は時代によって範囲の増減はあっても、基本的に本州での政権の興亡を見ていけば良いのでまだましだと思う。ヨーロッパはそうはいかない。持ちつ持たれつの、宗教とか民族とか人種...
抽象度の高い歴史記述につき、個別に地域ごとの歴史の知識がないと読み下すのはなかなか難しい。島国である日本では、領土は時代によって範囲の増減はあっても、基本的に本州での政権の興亡を見ていけば良いのでまだましだと思う。ヨーロッパはそうはいかない。持ちつ持たれつの、宗教とか民族とか人種とか多面的に重層的に見ていかない限りは真の理解に近づけない。 試験対策としては、割り切って覚えることだけに注力しなければならなかった。今は違う。覚えなければならないわけでもないし、勉強しなくても良い。個人的な興味、探究心の問題であり、覚えようとしなくても記憶に残るものは残るし、「最重要語句」でも忘れる時は忘れる。 知りたいという欲望から発しているこの営みを続けていく中で、だから二度の大戦期は大まかな流れが掴めているので、読めた。逆に食指が働かなかったのが、アフリカ。まだ自分の中では未開である。 遠い先の話にはなると思うが、再読したい。 理解度のチェックリストと興味の指針になり得る。
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上巻より下巻の方が、カバーしている範囲が広い。概観を語っているため、逆に細部の説明は少なくなっている。世界史の知識があるのが前提で、世界史自体の学びのためには少し不向きかも。
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歴史の大局観を一望できる大著だった。日本に情勢にも度々詳細な言及があり、世界史における日本の見方が新鮮だった。また、最終章の締めくくりの壮大さには驚かされた。知識の不足により読み進めるのに苦労したが、通読した甲斐があった。
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さて、下巻では近世以降を取り扱います。 個人的には、上巻対比だと今一つ印象に薄いかもという感想。 ・・・ 上巻は、古代四大文明の連関や影響、呼応みたいな捉え方が、非常にロマンを感じさせるものでした。 下巻の近世以降ですと、四大文明の連関ほど大がかりな説も見当たらず。 とは言え、大局的な捉え方は健在。例えば、19世紀を語るに、ロシアのウラル地方やシベリアへの東進、あるいは北米植民の西進、あるいは南米への移民の増加を指摘。これらは、それまで1000年続いてきた貿易やそれに伴い航海の延長線上にあるものと喝破。 こうしたものを『地球規模の世界主義(コスモポリタニズム)たる冒険』(P.207)と称します。 おそらく今風に言うのならば、グローバリゼーションは21世紀の問題ではなく、貿易や航海に伴い、有史以来、人類が徐々に志向してきたもの、と換言出来るかもしれません。 ・・・ その他、アフリカの豊かな生態系の保全の理由を、風土病による人口増加抑制に結び付けるなど、その切り口は知的興奮を呼び覚ますのに十分な記述も散見されました。 なお二つの世界大戦や戦後の記述は余り印象には残らなかったと思います。 ・・・ ということで、マクニールの世界史、下巻でした。 上巻も通して楽しめました。 一言でいえば、地球史、グローバリゼーションと文明、みたいな、地球規模の連関で歴史を説明する作品である、と思います。 史実を丹念に記録する教科書的なものではありませんが、一歩踏み込んで世界史を勉強・理解したい方にはおすすめできる作品であると思います。
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上・下巻を読み通すのに1年近くかかってしまった。とても壮大であったと思う。内容の解釈は上巻と同じく、歴史は戦争を繰り返してきたこと。また1500〜1600年頃から今に通ずるような文化?の革新が始まってきたこと、と言ったことがめっちゃ大雑把にいえば言える事で、宗教ってタブー視される...
上・下巻を読み通すのに1年近くかかってしまった。とても壮大であったと思う。内容の解釈は上巻と同じく、歴史は戦争を繰り返してきたこと。また1500〜1600年頃から今に通ずるような文化?の革新が始まってきたこと、と言ったことがめっちゃ大雑把にいえば言える事で、宗教ってタブー視されるけど、なんでだろって思ってたけど、やっぱり争いを生むんだろね。世界遺産検定を受けてから歴史を知ってみよう!と日本史、世界史、ベトナム史まで読んでみたけど、概要みたいなものしか掴めなかった。マクニールの世界史読み通したのは収穫かな。
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上巻から数えると読み終えるのに10年ほどかかってしまった。 大きな世界史の流れが掴める良書だとは思うが、「西欧の優越」といった表現が多く、やや西欧至高主義を感じた。
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下巻は大航海時代ネタからなので、某大航海ゲープレイヤーとしては興味深いところ。 ポルトガル、序盤は優勢だったのにねぇ。 コンキスタドール許すまじ。 火器よりも恐ろしい天然痘。 東南アジアでの宗教オセロ。 オスマン帝国のいけいけドンドンがそういつまでも続くと思うなよ…!! フリードリヒ大王キター(p136)。 アンシャン・レジーム(旧体制):フランス革命以前のブルボン朝、特に16~18世紀の絶対王政期のフランスの社会・政治体制。 ようこそジャガイモ。 武器の援助で代理戦争。今も昔も変わらない…。 ヒンズー教のスルー力、強い。 何が来たって新しいカーストが増えただけととらえて、さほど影響を受けない。 日本の閉塞感(p193~)。 開国は確かに打開のきっかけとなったけど、黒船で脅しに来たのは忘れない(p240)。 秀吉もそうだったけど、そんなに中国進出したいもんなん…。男の夢なんか…?(p265) アフリカの河川はナイルとニジェール川以外は河口近くに滝が多い=奥地までの輸送手段になりづらい(p283)。 グレート・ジンバブウェのWikipediaを見てたら、ローデシアの国名の由来がセシル・ローズと。お前かー!! なんかもう、発掘調査がずさんすぎて見てられない。 門外漢が遺跡破壊とか、人種問題まで絡んできてそびえ立つクソかな?って。 白人種がいない地域だって豊かな文明・文化は世界各地に見られるやろがい。 はーヤダヤダ。 しかし人間、歴史から学ばないな。 何故冬にロシアに攻めちゃったの…ナポレオンの失敗から学ぼう?? 学ばないのは現在進行形でもそうだけども。 自民族中心思想(エスノセントリズム、p295) パレスチナ問題(p366)タイムリー。 でもこれだけじゃ表層をさらっと過ぎて。『パレスチナの民族浄化』あたりとか読むとよさげ? ペレストロイカ(改革)は覚えたけどグラスノスチ(情報公開)がいつまで経っても覚えられない。 止まらない人口増加。火星移住はいつ実現するのやら?
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歴史、かなりおもしろいのでは…?読んだ端から忘れ去ってるからなかなか覚えられないけど 大まかに知っておくと一つの国をピンポイントで見たい時にもこの時代周りはこんな事が起こってたな〜とか俯瞰して見られてとてもいい
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その時代の中心的な文明を解説し、その次にその周辺の地域の反応について解説する方式をとっているので、近現代は西欧米が中心になっている。
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世界史の考察 クリミア戦争がシパーヒーを勇気づけた キューバ危機が終わり、核の抑止力が判明→フランス・中国などが東西陣営より離れる 難易度 難 感動☆☆☆☆☆ 涙線☆☆☆☆☆ 興奮☆☆☆☆☆ 感心★☆☆☆☆ 伏線☆☆☆☆☆
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