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彼岸花はきつねのかんざし の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2021/07/22

きつねの子と人間の女の子の不思議なふれあい。でも、ところどころに書かれる戦争の影、そして最後は… 今普通だと思っている日常がある日突然奪われる、それが戦争だと、そして、どんな理由も戦争を肯定するものはないということを、戦争を知らない子どもたちに本を通じて伝えたい。

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2013/11/01

不慮の事故や病気などで人が死ぬことがあるかもしれないが、戦争で人を死なせてしまうことだけはなくなってほしい。普通の夢見る命が一瞬のうちに消えてしまう。耐えられないことだ。作者の朽木祥(くつきしょう)は1957年生まれ。私より2つ若い。被爆二世だという。   最近、大学図書館で児童...

不慮の事故や病気などで人が死ぬことがあるかもしれないが、戦争で人を死なせてしまうことだけはなくなってほしい。普通の夢見る命が一瞬のうちに消えてしまう。耐えられないことだ。作者の朽木祥(くつきしょう)は1957年生まれ。私より2つ若い。被爆二世だという。   最近、大学図書館で児童書を見つけて読むのが楽しみ。この本は装丁の美しさで手にしたのだが、こんな結末とは、最後の最後まで気がつかなかった。

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2013/07/21

朽木祥は被爆二世で、戦争をテーマにした児童文学の書き手としてよく取り上げられるが、初めて読んだ。 伝えようとする者が戦争を知らない場合、戦争のおそろしさを今の子どもたちに伝えるのに文学は適しているが、なかなか難しいなとつくづく思う。 この本も非常に誠意の感じられる作品で、丁寧な書...

朽木祥は被爆二世で、戦争をテーマにした児童文学の書き手としてよく取り上げられるが、初めて読んだ。 伝えようとする者が戦争を知らない場合、戦争のおそろしさを今の子どもたちに伝えるのに文学は適しているが、なかなか難しいなとつくづく思う。 この本も非常に誠意の感じられる作品で、丁寧な書き方に好感が持てるが、戦争の恐ろしさを伝えられているかはちょっと微妙。なおかつ物語として面白いかと言われると、いまひとつ・・・。 例えば『人形の旅立ち』(長谷川摂子)は(戦争とは関係ないが)、丁寧な書き方で一昔前の子どもを描いていたが、物語として面白かった。 『ふたりのイーダ』は構成が巧みなうえ、なんともいえぬ不気味な恐ろしさと悲しみが伝わる。 これはどっちにも及ばない。 被爆二世で、被爆した人たちから直接話をきいて育ったであろう著者だからこそ期待したのだが。

Posted byブクログ

2011/09/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おきつねさんは、人を化かす。でもこの本に出てくる人はキツネに化かされても、おおらかに受け入れる。也子(かのこ)のばあちゃん、お母さんを代々化かしてきたキツネの子が、也子の前に現れた。くりくりっとした目の可愛い子狐。「化かされたい?化かすの、うまいんだよ」って聞いてくる。 しかし、そのゆるやかで楽しい時間は戦争とともに消えてゆく。 当たり前だった、日本の田舎の日常が少しずつ、そして原爆で大きく変わった。被害者はその時まで、普通に生活していた普通の人だったのだと改めて思う。

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2010/12/15

戦争時代に生きた広島の女の子ときつねの物語。最初は、化かしたい、化かされない、とかけひきをしていた女の子ときつねのかわいらしいお話でしたが、ある日原爆が投下されて・・・著者の言葉が胸にひびき、じわっときました。

Posted byブクログ

2010/01/01

朽木さんの文章は、なんというか、しっとりしていて、強くないけど残ってくる、という感じで。 『かはたれ』の河童も魅力的だったけど、今回の子狐もイイです。 ラストの余韻は、なんと表現したらいいか……。

Posted byブクログ

2009/10/04

「―戦争の悲しみとは、あたりまえにあるやさしい時間が、とつぜん失われることかもしれない」って、はい。まさしく。

Posted byブクログ