明日の広告 の商品レビュー
広告やマーケティングに関わる人たちだけではなく、ビジネスに関わる人、全てに価値がある本だと思いました。 ここ数年の日本の消費者の環境変化を広告表現のプロの立場から大局的に捉えている。消費者の環境変化に対して、広告は何をしなければいけないのかを語っている。 広告の基本スタンスは...
広告やマーケティングに関わる人たちだけではなく、ビジネスに関わる人、全てに価値がある本だと思いました。 ここ数年の日本の消費者の環境変化を広告表現のプロの立場から大局的に捉えている。消費者の環境変化に対して、広告は何をしなければいけないのかを語っている。 広告の基本スタンスは、「消費者へのラブレター」であり、消費者の環境変化は、「ネットの出現+情報洪水+成熟市場」から生じており、その変化に対しては、とことん「消費者本位」でコミュニケーションをデザインすることだとされている。そして、消費者本位のコミュニケーションデザインを行うための方法論や組織論、そして、その想いの原点となる「スラムダンク1億冊感謝キャンペーン」についても解説されている。 消費者環境の変化を明らかにするための市場調査の役割や、消費者本位のコミュニケーションを実現するWeb作りのためのシステム開発をする僕達の役割は、まだまだ可能性は広がっているなあと感じました。
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改めて読み直した1冊。 広告について話しているが、広告に関わりの少ない人にも価値のある内容。 広告の向こう側にいる、消費者を1番に考えること。何かと忘れられがちかもしれないが、全てのコミュニケーションの基盤ではないだろうか。 「明日の広告」が明日のことでなくなっても、どの時代...
改めて読み直した1冊。 広告について話しているが、広告に関わりの少ない人にも価値のある内容。 広告の向こう側にいる、消費者を1番に考えること。何かと忘れられがちかもしれないが、全てのコミュニケーションの基盤ではないだろうか。 「明日の広告」が明日のことでなくなっても、どの時代でも通用することが詰まった本であった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
先日読んだ「戦略PR」にこちらの本が紹介されていたので読んでみました。もっと前に読みたかった1冊です。 特にスラムダンクの事例はとても面白かった。こんな形で実践に繋がられるといいなーと思いました。
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うちの会社は広告業じゃないけど、コミュニケーション・デザインについて大学で学べなかったから社会人になった後だけど勉強のために読んで見た。今まで考えたこともなかった広告作りのプロセスは大変参考になった。広告業界は奥が深い!絶対大変だけど、絶対面白いと思うった。
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岸さんのコミュニケーションデザインという本から、さとなおさんを見つけ、こちらの本を購入。 こっちを先に読めば良かったかもしれない。 広告とは?コミュニケーションデザインとは? なんていう話がとても分かりやすくまとめてある。 一言で言うと 「広告は消費者へのラブレター」...
岸さんのコミュニケーションデザインという本から、さとなおさんを見つけ、こちらの本を購入。 こっちを先に読めば良かったかもしれない。 広告とは?コミュニケーションデザインとは? なんていう話がとても分かりやすくまとめてある。 一言で言うと 「広告は消費者へのラブレター」 そして 「そのラブレターを渡し、受け取ってもらい、好きになってもらい、付き合ってもらう…そういった消費者とのやりとりがコミュニケーションデザイン」 このコミュニケーションを成り立たせるためには、消費者本位になりなさいよ、ということが口酸っぱく書かれており 「伝えてもらいたがってる人」をリアルに想像しなさいとも。 それってどーいうことか? 実際の人間関係だって、相当仲を深めた友達や恋人が 「あなたが好きだと思って☆」 と、かなりキラキラした目でプレゼントをくれた。かなり熟考した様子も伺える。 しかし、ちょっと自分の趣味と合わない時があったりする。。 どれだけ考えも、どれけ相手本位に考えたつもりでもこんな結果、きっとよくある。 せっかく相手を想っての行為なのに…もったいない結果。 原因は、何か? それは「思い込み」だと書かれている。 だったらそんな思い込みは捨てなければならない。 捨てるというのは、まず全て疑ってみる必要があるということではないか。 こういった人間関係のコミュニケーションの例えを広告に戻すと、、、 最初から掲載するメディアを決めていないか?? 裏付けもなくお客さんとなる層を決めていないか?? 競合と思ってる相手は本当に競合か?? 疑える要素を洗い出し、調査をし直すこと。 それが「伝えてもらいたがってる人」をリアルに想像することなのではないか。 ラブレターを渡すにしても、広告を出すにしても きっとこの最後の詰めが甘く、これまでの努力が水の泡になったりする。 最終的にエゴの押し付けにならないよう「思い込みを取っ払った裏付けは必須」というのを肝に銘じなければと思った。
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広告が恋愛に例えられるのはよく見かけるが、「どうやってラブレターを渡すか?」という表現はなるほどなと思った。今、私に心を開いていない人に、告白しても「は?」と思われる(=伝わらない)のは当然のこと。なのに一方的にメッセージを投げつける人は多いと思うし、自分も今後気をつけようと思う...
広告が恋愛に例えられるのはよく見かけるが、「どうやってラブレターを渡すか?」という表現はなるほどなと思った。今、私に心を開いていない人に、告白しても「は?」と思われる(=伝わらない)のは当然のこと。なのに一方的にメッセージを投げつける人は多いと思うし、自分も今後気をつけようと思う。
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人を好きになった時に取るべき最善の方法は、その人のことをきちんと知ろうと目を凝らし、耳をすますことだ。 自分に都合よく穿った見方をしてはならない。 大切なのは事実を見つめ、真摯に考え抜くこと。
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二度目。 一度目はスラムダンクの回が印象的すぎた。この回をもう一度と思って読み始めたが、全体があって、より具体例であるスラムダンクの一連の広告が際立っていた。私は全体を理解した上でスラムダンクに至る事をお勧めする。
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本書の内容が今まさに現実になっているという意味で、すごく思慮に富んだ内容だと感じた。今となってはごくありふれた内容となっているが5年前からも兆候は出ていたにしろの今の現実をここまで予見しているのがすごいと思う。 現在のメディア戦略に至る変遷を理解するためにも読んだ方がいいかなと思...
本書の内容が今まさに現実になっているという意味で、すごく思慮に富んだ内容だと感じた。今となってはごくありふれた内容となっているが5年前からも兆候は出ていたにしろの今の現実をここまで予見しているのがすごいと思う。 現在のメディア戦略に至る変遷を理解するためにも読んだ方がいいかなと思う。
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ドラッカーの言葉に「企業の意義と目的は顧客の維持創造顧客」というものがある。また、「市場を知っているのはただ一人、顧客本人である。したがって顧客に聞き、顧客を見、顧客の行動を理解して初め て、顧客とは誰であり、何を行い、いかに買い、いかに使い、何を 期待し、何に価値を見い...
ドラッカーの言葉に「企業の意義と目的は顧客の維持創造顧客」というものがある。また、「市場を知っているのはただ一人、顧客本人である。したがって顧客に聞き、顧客を見、顧客の行動を理解して初め て、顧客とは誰であり、何を行い、いかに買い、いかに使い、何を 期待し、何に価値を見い出しているのかを知ることが出来る。」とある。 著者は「顧客の維持創造の具現化」を行ってきた人物である。だから、非常に基本的なことを述べているが中身が濃い。具体的な事例を多く出している。著者がどのように考えていたかが明確に記されているので、自分自身の考え方と比較しつつ読むことによって多くの気付きが得られました。
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