キュア の商品レビュー
医学と哲学と電磁波と癌。つながらなさそうなモノがつながる。モヤモヤしていた生きること医学、食に関してわかったような気がする
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不思議な力を持つ末期ガン外科医の物語 でも意味不明。盛り上がりも救いもなく物語は終わってしまう。なんなんだ? オカルトチックな展開もあり、苦手だなぁ。
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幼いころから特殊な能力を持つ外科医。 癌細胞の電磁波の差をメスで感じ取り、正確に切り取ることができる。 何より人間の内臓を愛してさえいるのだ。 また、患者の精神にコミュニケーションをとり、 精神状態を整理することもできる。 しかし、本人も若くして末期肝臓癌であることがわかる。 ...
幼いころから特殊な能力を持つ外科医。 癌細胞の電磁波の差をメスで感じ取り、正確に切り取ることができる。 何より人間の内臓を愛してさえいるのだ。 また、患者の精神にコミュニケーションをとり、 精神状態を整理することもできる。 しかし、本人も若くして末期肝臓癌であることがわかる。 自分の体を自分で執刀できれば・・・ 非科学的な療法を取る患者を目の当たりにしながら、悩んだ末、 手術や抗癌剤を使うことを避け、 超能力を使い、癌治療を施すことを死ぬまで行う。 (小説として、結末が少々まともすぎる気もするが。) そもそも癌とは自分の細胞の変化したもの。 手術や抗癌剤は、体力を低下させる。 それが効果なかった場合の顛末として、 モルヒネ投与。 一瞬、覚醒し、驚くほどの饒舌になり、 肉親と最後の会話をさせた後、 昏睡状態になり、永眠する。 どう見ても安楽死だ。 明日にでも自分に降りかかることがあってもおかしくない。 すい臓がんなら早期発見は不可能、手術も困難。 なぜ、癌になるのか? 生活週間への警告? 長くなりすぎた寿命を短くして、進化を促進するため?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
人や生命が生まれたり死ぬことの不思議さと不条理さを、世界とつながるシャーマンの血筋にある医者が見る世界や、がん患者の治療のさまなどから描かれた作品 人の意識に入り生命エネルギーの流れに介入できる能力を持ちながら、どこかさめた感じの医者が自分の専門のがんになり、同様に不思議な能力を持つ看護師や、末期のがんにかかった人とのかかわりあうなか、自分の意思をは関係なく機能している内蔵などの生命の不思議や、化学物質などで自然を汚染している人間の存在など、精神世界の領域に近い物語だけど、少し嘘っぽさが目立つというか、中途半端な感じ。 少しおどろおどろしく感じる部分もあります。
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田口ランディさんの作品を初めて読みました。 期待してたほどでは無いかな。 死んだように生きるのか、 最後まで生きて、死んでいくのか・・・ テーマ自体は悪くないと思います。 でも、よくあるテーマだから逆に難しいと思う。 テンポは良いけど、浅く感じた。
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田口ランディの作品は大学生の頃に読み漁っていたのだけど、最近はまったく読まなくなっていた。 ひさびさに図書館で借りて読んだのだけど、どうもいまの私にははまらないみたい。 これまで以上にスピリチュアルな方面に進んでいるからなのかな? ただ、現代の医療が生み出した闇の部分について触...
田口ランディの作品は大学生の頃に読み漁っていたのだけど、最近はまったく読まなくなっていた。 ひさびさに図書館で借りて読んだのだけど、どうもいまの私にははまらないみたい。 これまで以上にスピリチュアルな方面に進んでいるからなのかな? ただ、現代の医療が生み出した闇の部分について触れているのが面白い。 がん治療の話以上に、私は未熟児の話に引きこまれた。 医療の進歩が何もかもプラスに働くわけではないというを、まざまざと見せられたような気がする。
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物凄く久々のランディ。凄く上手くなってて、この後、読みまくろうと思った。 癌治療が直接的なテーマだが、人生どころか人類までも考えさせる内容で、それはそれは、盛りだくさん。 父親を癌で亡くした作者が、いろんな事を考えながら書いた作品なんだろうと思う。
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私は、一般の人間の能力を超える人物が登場する物語が好きなようだ。宮部みゆき、村上春樹などだ。そしてこの物語も、優秀な外科医であると共に、他者の意識に介入する能力を持っている。著者は、病気(主にがん)で死ぬことと寿命で死ぬ違いに何度もこだわる。そして、人間の臓器に対する描写も執拗...
私は、一般の人間の能力を超える人物が登場する物語が好きなようだ。宮部みゆき、村上春樹などだ。そしてこの物語も、優秀な外科医であると共に、他者の意識に介入する能力を持っている。著者は、病気(主にがん)で死ぬことと寿命で死ぬ違いに何度もこだわる。そして、人間の臓器に対する描写も執拗でもある。放射能や電磁波などの影響を心配する後半は、現在の日本の状況を暗示していたといえる。 このままでは、文明の終焉を向かえるしかないように思えるのだが、次の進化の段階へ進むイメージを多くの人がさがし求めている。そのような直観に富んだ一冊。
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おもしろかった!興味深いといういみで 霊能力はよくわからんけど 遺伝子とか繋がりとか 考えてることが似てた
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田口ランディの小説は、コンセント・アンテナ・モザイクの三部作のほかにも数冊読んだけれど、いつもどうカテゴライズしていいのかわからない。 ミステリ(サスペンス)でありながら、スピリチュアルな要素も強いから、個人的には【スピリチュアル小説】という実際はないカテゴリだ、という印象を毎回...
田口ランディの小説は、コンセント・アンテナ・モザイクの三部作のほかにも数冊読んだけれど、いつもどうカテゴライズしていいのかわからない。 ミステリ(サスペンス)でありながら、スピリチュアルな要素も強いから、個人的には【スピリチュアル小説】という実際はないカテゴリだ、という印象を毎回持つ。 今作も同様でした。医療(社会派)&サスペンス&少しのラブストーリー。だけど主軸はスピリチュアル。 超能力やシャーマニズム…いわゆるスペックというやつ?そういうものを信じられるか否かで、この作家の書く作品の評価は変わってくるように思います。 (私は結構そういうの好きです) 生きるとは?死ぬとは?ということを、深く考えさせられる小説だった。 余命が告げられるような病気になったとき、どんな最期を選ぶか。化学療法に身をゆだねるか、自然に死んでいくことを選ぶか。 人間は生まれた瞬間から死に向かい、長さの程度はあれど100%の確率で死ぬのに、どうして余命を告げられた瞬間に、“生”がまぶしく見え始めるのか。 たとえば自分が大きな病気にかかったとき、きっとこの小説の存在を思い出すと思う。
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