キュア の商品レビュー
この本おもしろいよ、と勧められ読んだ本。 医学系かと思いきや、スピリチュアル系? がんの話でしたが、ちょっと考えさせられるところがあり、おもしろいですね。 何ともいえない感じです。 自分ではきっと見つけられない本なので、勧めてもらってよかったです。
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不思議な力を持つ医者。その力は「血」によって受け継がれたもの。医療の周辺にいると「呪術」とか「まじない」とかは非科学的なモノとして否定したくなる。西洋医学が最高最強最善だという認識、それに対するアンチテーゼを医者自らが、自分自身をもって発する。有能な外科医としてガンのopeを行い...
不思議な力を持つ医者。その力は「血」によって受け継がれたもの。医療の周辺にいると「呪術」とか「まじない」とかは非科学的なモノとして否定したくなる。西洋医学が最高最強最善だという認識、それに対するアンチテーゼを医者自らが、自分自身をもって発する。有能な外科医としてガンのopeを行い続けてきた斐川はメスでもってガン細胞の発する微細な電磁波を傍受することができる。自分自身を媒介として他者と同調し自己のエネルギーをすり減らすことで病気を浄化する。その結果として自分自身ガンに冒される。かなりスピリチュアルな医療小説。けれど現在の医療に対する問題提起として多くの人に読まれたい本だ。
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意識とか感性、 感受性とか面白いと思った。 尖っている。 死を意識したら、 自分じゃなくなるような気がする。 何かに動かされている。 だんだん発達すると、 世界は鈍化しているような感じがした。
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(借)図書館 まだ半分くらいしか読んでないのですが、とても面白いです。 田口さんの作品もとても好きです。お勧め作家様です。
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科学的には説明できない、いわゆる超能力のような神秘的な力を持つ若い医者の話。 彼自身が自分の持つ力に対して半信半疑で、周囲の人間の方がその彼の力を認めている。 彼の設定が中途半端でいまいち物語にのめりこめなかった。 人が死ぬとはどういうことか? 肉体と精神の問題。 ガンとはそも...
科学的には説明できない、いわゆる超能力のような神秘的な力を持つ若い医者の話。 彼自身が自分の持つ力に対して半信半疑で、周囲の人間の方がその彼の力を認めている。 彼の設定が中途半端でいまいち物語にのめりこめなかった。 人が死ぬとはどういうことか? 肉体と精神の問題。 ガンとはそもそも何者か? 電磁波は? 考えるべきことはたくさんあって、その問題提起もしていると思うのに、うまくまとまらずばらけた印象になっているのが残念。 テーマは悪くないと思うのになぁ。
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「肉体は一つの情報系だ。トラブル対応の素早さ適切さには感服する。だが、もうソフトが古い。まだ石器時代のソフトを使っている。…ストレスを感じただけで血小板を増やしたりする。石器時代のストレスは猛獣との格闘。すぐに止血準備。そんなことを今でもするから血が固まって動脈硬化が起こる。(p...
「肉体は一つの情報系だ。トラブル対応の素早さ適切さには感服する。だが、もうソフトが古い。まだ石器時代のソフトを使っている。…ストレスを感じただけで血小板を増やしたりする。石器時代のストレスは猛獣との格闘。すぐに止血準備。そんなことを今でもするから血が固まって動脈硬化が起こる。(p61)」「とにかく洗え。徹底的に洗え。ときどきよく洗わない医者がいて腹が立つ。食塩水などケチるな。人間の内臓は海に戻りたがっている。だから洗ってやるんだ。海を与えてやれば蘇生する。(p62)」「よく、飼い主を玄関で待っている犬がいるだろう?あれはずっと犬の嗅覚が優れているからだと思われてきた。実は違うんだ。犬が感知しているのは飼い主固有の電磁波だったんだよ。(p136)「身体に蓄積した毒素を排出し、貯め込んだ脂肪を分解する。汚れた血をきれいにして、酸素過剰気味の脳を沈静化させるんです。低下した代謝を上げて、すりきれた神経を休ませる。身体のペーハーをアルカリに安定させ、流れの悪くなった血行を運動によって促す。どうです、これだけのことをやろうと思ったら大変なことだ。医者はパーツしか見ないから健康な身体についての知識がないのかもしれないが、長生きしたければそれをするんです。(p264)」「人間が根本から変わらない限り、私たちはガン化するしかないのです。自身もガンを病み、存在としてもガン化して地球という母なる命を蝕んでいくのです。(285) 結局、やっぱり玄米菜食ですか…。ガンになっても何も学ばず生活を変えられない私のような種は、「存在としてもガン化」して消え去るのみね。電磁マンかブラックジャックに出てくるシャーマンドクターかと思ったらちょっと違って、最後はカタルシスのないまま終わってしまった…。でも、病院不信には共感するので、医療批判の面では面白かった。
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西洋医療に宗教が混ざって、ごっちゃになった感じ。 参考文献の多さからちゃんと調べて書いてることが伺い知れるが、ファンタジックな感じなところが個人的には解せない。 まぁ、宗教を取り入れちゃったらファンタジックになってしまうのはある程度しょうがないのだけれども…。
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何かの解説で、自分を傷つけてしまう女の子の話。 と書いてあったはずなのですが、実際は末期患者のガンとの闘う姿を描いた作品。 西洋医学でなく、精神世界に話を展開していくところが、いかにも作者らしい。 でも実際に自分がガンになったら、私も化学療法は一切受けず、自分の生の力だけを...
何かの解説で、自分を傷つけてしまう女の子の話。 と書いてあったはずなのですが、実際は末期患者のガンとの闘う姿を描いた作品。 西洋医学でなく、精神世界に話を展開していくところが、いかにも作者らしい。 でも実際に自分がガンになったら、私も化学療法は一切受けず、自分の生の力だけを信じると思う。 その点では、励まされる作品だった・・・
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『被爆のマリア』以来。ガン治療にまつわる話。 天才的なオペの腕を持つ斐川自身がガンにかかる。 切って叩くだけの現代医療に疑問を投げかける意欲作。 私も、死ぬまでは「生きて」いたい。 作成日時 2008年04月03日 19:48
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癌は二人に一人が罹るという。 癌治療のあり方や生き方を 癌にかかった外科医の行動に考えさせられた。
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