人生を「半分」降りる の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
突然過酷な状況に突き落とされた時、面倒くさい付き合いの場への参加や気の合わない人達との付き合いを辞めることで、生きていくのが若干楽になった。私が生きていく上でのテーマは「半隠遁」としようと決めた。
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・生きることをやめる土壇場になって、生きることを始めるのでは、時すでに遅しではないか その適当な年令とは、人生にひと通りの勝負がつき、自分の天職(のなさ)と能力(のなさ)を悟った時、すなわち昔でしたら老人式である「四十の賀」を迎えるころ、現今では50歳前後ではないでしょうか ・...
・生きることをやめる土壇場になって、生きることを始めるのでは、時すでに遅しではないか その適当な年令とは、人生にひと通りの勝負がつき、自分の天職(のなさ)と能力(のなさ)を悟った時、すなわち昔でしたら老人式である「四十の賀」を迎えるころ、現今では50歳前後ではないでしょうか ・自分個人の「死」の重みがそれほどでもない人がこの世の中にはいるらしいのです。 ・ぜひ残りの人生を半分だけ降りて、自分の人生の形を作ることにいそしんでもらいたいのです。つまり半分は社会的に生きてごまかしを続ける。しかし、残りの半分は、決して妥協せずに自分の内部の声を聞き分ける。自分は一体何をしたいのか、自分にとって何が最も重要な問題なのか、追求し続ける。
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人に媚びへつらわない、自分に嘘をつかないことに誠実に生きる パスカルの「我想ふ ゆえに我あり」は懐疑心からこの世のものすべての実在的存在を信じられなくなったけど、それを考えているということは、考えている自分はいるという事。なるほど 自分で実行しようとは思わないけど、生き方とし...
人に媚びへつらわない、自分に嘘をつかないことに誠実に生きる パスカルの「我想ふ ゆえに我あり」は懐疑心からこの世のものすべての実在的存在を信じられなくなったけど、それを考えているということは、考えている自分はいるという事。なるほど 自分で実行しようとは思わないけど、生き方としてこういうアイディアもあるんだということを内に持ってこれからの自分の選択と比較していくことが大事 人には求めないけど自分では「自我・見栄・自己欺瞞を人に見せびらせる恥」を知った大人になりたい
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難しそうで実は平易で納得のいく文章であった。 職人に関する言及は、「なるほど、そういう見方もあるのか」と思った。
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有名な「ちきりんの日記」でオススメだったので読んでみました。 タイトルかいい。グッとくる。 でも中身が難しくて読みづらい…。 でもやっぱり人間臭くて共感できるところも多い…。僕たち一体何頑張っちゃってんだろうね、みたいな感覚はすごく良く分かります。
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歴代の哲学者や作家の言葉も引き合いに出しながら、社会とは一定の距離を取りながら生きる「半隠遁」と題したひとつのマイノリティな生き方を紹介している。 私自身、職場でそろそろ管理職になってしまう恐れがあり、たかがお金を稼ぐ手段でしかない会社組織で責任、負担、労働時間のアップを受け入れ...
歴代の哲学者や作家の言葉も引き合いに出しながら、社会とは一定の距離を取りながら生きる「半隠遁」と題したひとつのマイノリティな生き方を紹介している。 私自身、職場でそろそろ管理職になってしまう恐れがあり、たかがお金を稼ぐ手段でしかない会社組織で責任、負担、労働時間のアップを受け入れてまで働く意義がどこにあるのかと悩んでいた時に出会いました。半隠遁を実践できるかは定かではないですが、文句を言いながらも現状に甘んじている状態は誉められるものでもないので「どうせそのうち死ぬ」ということを受け止めた上でその時々の決断をしていきたいと感じた。
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秦西古代の哲人は隠れて生きよと訓えました。東洋では隠者を位置づけて、小隠は山林に隠れ、中隠は市井に隠れ、大隠は朝廷に隠れるとか申します。
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