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吉井和哉自伝 失われた愛を求めて の商品レビュー

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25件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2022/04/01

人が自分を何らかの方向に動かすときにコンプレックスとか劣等感が大きな原動力になるということがよくわかった。場合によっては成功体験とか得意意識とか満足感とかよりもコンプレックスの方がパワフルな原動力になると思った。人になにかが劣ることは人格形成とかオリジナリティとか自身の強みを自覚...

人が自分を何らかの方向に動かすときにコンプレックスとか劣等感が大きな原動力になるということがよくわかった。場合によっては成功体験とか得意意識とか満足感とかよりもコンプレックスの方がパワフルな原動力になると思った。人になにかが劣ることは人格形成とかオリジナリティとか自身の強みを自覚する上でかなり大事だと思った。 そしてルックスとか体質とかコンプレックスにもいろいろあるけど、人にとって影響力が大きいのは吉井さんのような愛情不足とかに起因する人間関係のコンプレックスなのかなと思った。

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2017/03/08

太っていて、成績はオール1の田舎の貧乏人。それが吉井和哉でした。しかし彼はあっという間に10キロ減量し、ベースを手にして上京し、ロックスターになった。こんなことがありうるのか。 一つには彼の父は旅芸人、母は美貌だった。彼には両親にもらった素質があった。 そして彼はムード歌謡を聴い...

太っていて、成績はオール1の田舎の貧乏人。それが吉井和哉でした。しかし彼はあっという間に10キロ減量し、ベースを手にして上京し、ロックスターになった。こんなことがありうるのか。 一つには彼の父は旅芸人、母は美貌だった。彼には両親にもらった素質があった。 そして彼はムード歌謡を聴いていた。ロックスターだけど、どこか日本人に好まれるメロディーラインや、分かりやすい歌詞がある。

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2015/12/21

思いの外素晴らしい本でした! キャッチーな目次とか見てると、一体どんなカッコ悪いエピソードが載ってるんだろう…と心配だったんですが、やっぱり吉井和哉はめっちゃかっこいい。 何回か泣きました。特に解散する所。この人はほんとに、ロマンチックな事ばかり考えてる(笑)子供みたい。それにつ...

思いの外素晴らしい本でした! キャッチーな目次とか見てると、一体どんなカッコ悪いエピソードが載ってるんだろう…と心配だったんですが、やっぱり吉井和哉はめっちゃかっこいい。 何回か泣きました。特に解散する所。この人はほんとに、ロマンチックな事ばかり考えてる(笑)子供みたい。それにつりこまれてしまう。彼の楽曲と同じです。 イエモンの曲って歌謡曲っぽいよな、と思ってたら、まさか歌謡曲を目指して作っていたとは。面白いですね。 奥様とのすごいエピソードも今となっては微笑ましいような…。不思議な関係です。奥様病んでるとか言われるけど、ほぼ一人で4人育ててるんだから凄いですよね。そりゃ病みますって。 幻想的なイエモンの曲は完全なフィクションじゃなくて、ちゃんと現実とリンクしてたんだな、と思うと嬉しかった。 この奥様とも離婚しちゃうんですよね。それはこの本以降の話なのか。吉井さんもまた病んだのかな…。大きなお世話だけど。 吉井さんが全然自分の事持ち上げて言わなくて、歌も何となく浮かんできた~みたいに言うから、成り上がりとか運が良かったとか言われちゃってるけど、こんな曲が何となく浮かんできちゃう人凄いからね??むしろ商売下手だし、時代のタイミングとかも良いとは言えなかった。今も結局CD売れない時代になっちゃったし。 むしろ、この人はなるべくしてロックスターになったのでしょう。時代が選ばなくても、人間の魂が選んでしまう。 この本を読むと、吉井和哉という人はいつも幸せを感じられなくて、病んでいる。いくつになっても愛に飢えている。悲しいけど、それが吉井和哉なのか?逆に、それは実は悲しみじゃないのかもしれない。 定期的に自伝出してほしいな☆

Posted byブクログ

2014/03/06

吉井和哉の人生って壮絶なんだなと。だからあんな歌詞が書けるのかもしれない。THE YEROW MONKEYに出会えたから今の私があるのかなと思ったりもするので、この自伝を読めて良かった。

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2013/07/24

発売から5年半経って買ったので大体の内容は知っていたが面白い。ロックスターと父親と一人の人間としての狭間で葛藤し続ける苦しさが伝わってくる。様々なことがあったからこそ人の心を揺さぶる音楽を作れるのだと思える。

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2013/02/23

自伝と言っても、波瀾万丈の壮絶な人生!って訳ではないので、ファンの人が買って読むものだと思った方がいいでしょう。 しかし、吉井和哉に少なからず幻想を抱いているファンは、読み進めていくごとにその幻想がガラガラッと崩れることを覚悟した方がいいです。 って、そこまで言うと大げさかもしれ...

自伝と言っても、波瀾万丈の壮絶な人生!って訳ではないので、ファンの人が買って読むものだと思った方がいいでしょう。 しかし、吉井和哉に少なからず幻想を抱いているファンは、読み進めていくごとにその幻想がガラガラッと崩れることを覚悟した方がいいです。 って、そこまで言うと大げさかもしれないですが、この本では吉井和哉の素の自分、言ってみれば舞台裏が赤裸々と綴られているので。そこで見る吉井さんは、きらびやかでカッコイイロックスターなんかじゃなく、人並みに臆病で、自分勝手で、真面目で、家族思い、かと思えば自分の好きなように生きたり…人間臭さ満載(ていうか、ちょっとダメ人間要素も)です。ロッカーになれたのも、大分時の運や人の出会いに恵まれていて…25歳までにデビューできなかったら、田舎帰ればいっか、みたいな勢いですからね。もちろん、才能と努力があったから売れたんですけども、衝撃的でした(笑) ただ、そんな人間臭いところが吉井和哉の楽曲の魅力であり、人間的な魅力なのであるのかなと、この自伝を読んで思いました。例えが変ですけど、太宰の小説を読んで、「ああ俺もそうなんだよ!分かる分かる」と、親近感が増すような。弱いところを隠さずさらけ出してくれるから魅力が増すんでしょうね。 ファンの方は、この自伝を読むことで、楽曲の見方もまた変わると思います。

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2013/01/10

吉井和哉の自伝。 幼少から母親や女性に対する葛藤、音楽に対する葛藤がずっと書かれてますが、いまいち読んでて煮え切らないまま終わりました。本人の中でもまだ葛藤がだいぶ残っていてそれが自伝にも出てくるんじゃないかなぁ。 過去にYAZAWAの自伝を読みましたが、吉井和哉も成り上がり...

吉井和哉の自伝。 幼少から母親や女性に対する葛藤、音楽に対する葛藤がずっと書かれてますが、いまいち読んでて煮え切らないまま終わりました。本人の中でもまだ葛藤がだいぶ残っていてそれが自伝にも出てくるんじゃないかなぁ。 過去にYAZAWAの自伝を読みましたが、吉井和哉も成り上がりな感じですね。途中すんごい調子乗った生活送っているところとかも似てるなぁと。 ただ、吉井和哉の方がふらつきの度合いが高いけど。

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2012/11/23

思い出したように今頃読んでみた。2nd.3rd時代、あの頃は本当に好きだった、解散までライブ何回行っただろう。良くは知らなかったけど、もやっとしてた事がハッキリして、ほほーと思ったり納得したり、今ではあまり聞いてないけど、懐かしく色んな街の風景が浮かぶ。いつまでも元気でいて欲しい...

思い出したように今頃読んでみた。2nd.3rd時代、あの頃は本当に好きだった、解散までライブ何回行っただろう。良くは知らなかったけど、もやっとしてた事がハッキリして、ほほーと思ったり納得したり、今ではあまり聞いてないけど、懐かしく色んな街の風景が浮かぶ。いつまでも元気でいて欲しいや。

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2012/08/18

どんな音楽きくのって聞かれて答えに困って、よくスピッツって言う。 音楽好きそうな相手ならアジカンとかですかねって言う。 詳しそうな相手ならロキノン系ですかねとかって言う。 でもほんとはロックが好きです。 ロックンロールがすきです。 でもロックってどんなの?ってきかれても、説明でき...

どんな音楽きくのって聞かれて答えに困って、よくスピッツって言う。 音楽好きそうな相手ならアジカンとかですかねって言う。 詳しそうな相手ならロキノン系ですかねとかって言う。 でもほんとはロックが好きです。 ロックンロールがすきです。 でもロックってどんなの?ってきかれても、説明できないじゃん。 説明して解るもんじゃないじゃん。 解んない奴にはわかんねーよ。 だからわざわざいわねーよ。 解ってもらえる部分しかさらさねーよ。 ほんとは、自分が感じた事を、他人が全く感じてないっていう事実を突きつけられるのが怖いんだけどさ。 だからロックが好きですなんて、なかなか言わないけどさ。 俺だってロックって何か解んないけどさ。 吉井和哉自伝読んだって、何がロックかわかんないじゃん。 ダメ人間と何が違うかわかんないじゃん。 でもイエモンとかヨシイロビンソンとか吉井和哉の音楽が空気を振るわしたらさ、口から出るのって、やっぱ一言しかないじゃん。 それの一言を言わされちゃうじゃん。 ロックってそれじゃん。

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2012/04/09

なぜ、この人の作る音楽に虜になるのか。 なぜ、この人はここまで語る必要があったのか。 ワイドショーがこの人を薄っぺらに紹介することに、時々無性に悲しくなる。 ただ、この本を読み終わったら 嬉しくて悲しくて絶望して、また希望を持って。 人間らしい、ただただ愛を求める姿に羨ましくも...

なぜ、この人の作る音楽に虜になるのか。 なぜ、この人はここまで語る必要があったのか。 ワイドショーがこの人を薄っぺらに紹介することに、時々無性に悲しくなる。 ただ、この本を読み終わったら 嬉しくて悲しくて絶望して、また希望を持って。 人間らしい、ただただ愛を求める姿に羨ましくも ロックを奏でる姿とに、なぜか胸が苦しくなる。 読み手にすべてをゆだねるのは、音楽と一緒のように感じます。

Posted byブクログ