男の作法 の商品レビュー
筆者の生き方は明治の人間からは新しく、平成の人間からは古い。つまり、その当時の価値観で生きているに過ぎない。 「一流と三流の差は、失敗の数だ!」「苦境を救うのは「遊び心」だ」などは参考になった。
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半分は同意ができるけど、半分は?でした。 でも「一事が万事」とはこの本読めばなるほどと思いました。 後一番印象に残っているのはどうして作者が「洋室」で仕事をして いたのかが分かりやすく書かれてあることでした。 合理的な部分も持ち合わせている人だとこの本を読んで感じました。
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男としてかっこよく生きていく、行動するための指南書。ダンディということかな。お金の使い方はとてもスマートに思えた。チップをあげれば、もらった方でも気持ちいいということ。それから知ったかぶりをしないこと、こだわりを持つことは、贅沢ではない。約束は守るなど、他人への心遣いは大切である。
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先輩に勧められて。 ためになることがたくさん書いてあった。 が、どうも素直に受け止めることができず、作者の言い分に正解不正解をつけながら読んでしまう。僕の考え方が凝り固まってしまっているのだろう。小学校高学年くらいに読むべきだったかもしれない。
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昭和初期に生まれていれば、自身はこういうふうな考えを持った大人になっていそうだと思う。若い時期にこの本に出会えて良かった。
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『てんぷら屋に行くときは腹をすかして行って、親の敵にでも会ったように揚げるそばから、かぶりつくようにして食べなきゃ』 いろんな作法を教えてくれていますが、このフレーズが気に入りました。折角タイミングをはかって出してくれているのに、話をしてなかなか食べない客は、嫌がられますよね。わ...
『てんぷら屋に行くときは腹をすかして行って、親の敵にでも会ったように揚げるそばから、かぶりつくようにして食べなきゃ』 いろんな作法を教えてくれていますが、このフレーズが気に入りました。折角タイミングをはかって出してくれているのに、話をしてなかなか食べない客は、嫌がられますよね。わたしは、味噌汁はいつもだされたら一気飲みです。
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各章独立していてどこから読んでも良いのですが、その中身はおしなべて素晴らしいです。 著者の人物像は全く知りませんが、本書の印象では『一本筋の通った粋な人。語り口は優しく、価値観の押し付けはせず、かしながら自分なりの価値観を主張できる。 本質を見抜くだけの思慮深さ、謙虚な姿勢には瞠目する』印象を持ちました。 たくさん褒めちぎりました(笑) 本書終盤に、死についての著者の考えを述べた部分がありますが、概ね養老孟司と同じような事を言っています。 つまり、昔は死が身近にあり、それについて考える機会が多かった。しかし現在では死の話題はタブーのような風潮があり、自らの死から端を発しての人生を省みる人が少なくなった、と。 それはその通りで、死についてしっかりした見解を持たなくとも、いくらかは考える時が必要ではないかと僕自身思います。 本書は1984年刊行と、古いものではありますが、読む価値は十二分にあります。 僕が高校生の頃、バイト先の上司に『武士道』と一緒に薦められた一冊。 『武士道』は読みましたが、『男の作法』は結局今になって読む始末…。全く不甲斐ないです。 しかし20代になって読む方ことで池波氏の妙味が分かると思います。 僕の評価はA+にします。
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池波正太郎の生き方について述べたエッセイ。人生経験豊富な魅力的な人は文章にも含蓄とドンと何かを落とされた様な、重みも様なモノを感じる。勘定はタクシーでも百円多く渡す。ありがとうの意味を込めて。キザで、これをカッコ良くやるのはなかなか難しい。チップだけど、そこには、「てめえだけの考...
池波正太郎の生き方について述べたエッセイ。人生経験豊富な魅力的な人は文章にも含蓄とドンと何かを落とされた様な、重みも様なモノを感じる。勘定はタクシーでも百円多く渡す。ありがとうの意味を込めて。キザで、これをカッコ良くやるのはなかなか難しい。チップだけど、そこには、「てめえだけの考えで生きていたんじゃダメだ」という根本的な概念が根付いている。自分で金をつかって、男を磨く。自由にできる金を持つことが大事だと。もう一つは、神経のまわりかたに関するところも納得。寿司屋の店構えでも、トイレが汚かったらアウト。亭主関白は家内を最も重んじてこそなのだ。 銀行員の記述もある。銀行にはいると、そういう人が大学時代に音楽に趣味を持っていて、あるいは絵に興味を持っていて、あるいは一生懸命本を読んでいたなってほうが良い。人間としての成長は、趣味や交友関係などを大切にすることで得られるとの示唆だ。 最後はビールの飲み方。コップにまだ残っているのにビールを継ぎ足すのが一番まずくする飲み方とバッサリ。温度も、成分も混ぜることでまずくなる。熱いから揚げのジャガイモと一緒に食べたい。なんだかお腹が空いてくる。
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姉が鬼平犯科帳とか剣客商売(だっけ?)とか池波氏の時代小説が好きで好きで色々と持っているのです。自分は一冊か2冊は読んだかな、ぐらいなのですが。(あまり時代小説に食指が動かない…) この本なら美食家で有名な方だし面白いかな、と姉に借りました。 エッセイではなく対談集だったん...
姉が鬼平犯科帳とか剣客商売(だっけ?)とか池波氏の時代小説が好きで好きで色々と持っているのです。自分は一冊か2冊は読んだかな、ぐらいなのですが。(あまり時代小説に食指が動かない…) この本なら美食家で有名な方だし面白いかな、と姉に借りました。 エッセイではなく対談集だったんですね。対談集というのも普段あまり読まないので話し言葉を読むのは微妙に違和感があるな~とか思いつつ読みました。ご本人もおっしゃってますが今は時代が違うから池波氏の考えるような女性像とかはもう無理かなあ、と思います。が、普遍にかっこいいものはありますよね。通ぶらない。知ったかぶらない。周りに気を使う。時間を有効に使う。若いお姉ちゃんのいるバーに入り浸るより、腕の良いバーテンさんと知り合いになれ、とか。かっこいいですねえ。 でもきっとこの本は男性が読んだ方が面白いんだろうな。きっと。
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鮨、天ぷら、そば、すきやき、うなぎの食べ方他粋な男の作法が満載。 男として「こだわり」を持った生き方が羨ましい。
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