男の作法 の商品レビュー
自分が何か指摘されたときの受け止め方がいい人だなぁと思った。卑下せず、でも素直に心で受け止めるというか。 あとは人はいつか死んでしまうのだ。。という話も印象的だったなぁ。 親孝行にもこの人なりの持論がある訳だけれど、私もそれが全部正しいとは思わない箇所があるにせよ、思いやりや...
自分が何か指摘されたときの受け止め方がいい人だなぁと思った。卑下せず、でも素直に心で受け止めるというか。 あとは人はいつか死んでしまうのだ。。という話も印象的だったなぁ。 親孝行にもこの人なりの持論がある訳だけれど、私もそれが全部正しいとは思わない箇所があるにせよ、思いやりや気配りというのか、様々な方向に想像力を伸ばしていらっしゃる様が素敵だなと。 知識や能力よりも、そういった人間同士でうまくやっていくような知恵というのは大切なんだなぁ。
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知ったかぶるな、通ぶるな いつ死んでもいいように生きろ 仕事を楽しめ 人生を豊かにする生き方を提示してくれる作品。
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人生初、電子書籍(スマホ)で読了した一冊。 何で薦められたか覚えていないが、クーポンを使用しなんとなく購入。 面白いトピックももちろん含まれてはいるが、全体としては冗長な印象。 昔の生活様式なり、「粋」な生き方については見習いたいなと思うところ多々あり。 尚、スマホ電子書籍で...
人生初、電子書籍(スマホ)で読了した一冊。 何で薦められたか覚えていないが、クーポンを使用しなんとなく購入。 面白いトピックももちろん含まれてはいるが、全体としては冗長な印象。 昔の生活様式なり、「粋」な生き方については見習いたいなと思うところ多々あり。 尚、スマホ電子書籍で読了はしたものの、 やはりスマホでの読書には、 画面の小ささによる見にくさ(一覧性の悪さ)、 画面輝度による眼の疲労などがあり、 たぶんもう二度とスマホで読書はしないと思う。 次はタブレットサイズなり、電子ペーパーに挑戦したい。
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帯広に向かう特急の中で斜め読み。 時代背景が発刊時の昭和59年とは若干ズレているのは否めないけれども、読み物としては面白かった。 刺身の食べ方、寿司の食べ方、持ち物に関するスタンスは勉強になる。 池波正太郎のエッセイはもう少し読んでみようと思う。
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男の作法というか・・・池波正太郎氏が自身の考え方を得々と語り、その内容を書き留めて本にした、というもの。 昔の人で考え方がしっかりと確立している人は、皆こんな感じなのかなぁ・・・とか思いつつ、読みながらなんとなく石原慎太郎とイメージが被った。「これはこうすればいいんだよ」「そう...
男の作法というか・・・池波正太郎氏が自身の考え方を得々と語り、その内容を書き留めて本にした、というもの。 昔の人で考え方がしっかりと確立している人は、皆こんな感じなのかなぁ・・・とか思いつつ、読みながらなんとなく石原慎太郎とイメージが被った。「これはこうすればいいんだよ」「そういうもんなんだよ」と基本、上から目線の諭す口調で自分の行動や考えをベストなものとして説いているため、なんとなく読んでいて反発してしまう。池波氏が直接書いたわけでない「語りおろし」の本なので、なおさら上から口調が鼻についたのかもしれない。聞き手の聞く姿勢が下手下手に回っているのも、なんだか池波氏をヨイショいるようで気持ちが悪い。 本自体は読みやすいには読みやすい。 が、こういう考え方の人がいる、ということを理解するのに役立った程度かなぁ。。。少なくとも当初私が期待した一般的な男の作法を説いたものではなかった。
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インターネットが標準となった現代でも、なかなかこういう知識・作法は知ることができない。その意味でも貴重な一冊。 何十年も前の本なのに今読んでも非常に感銘を受けるのは、それだけストレートに本質をついているからであろう。
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生まれた瞬間から人間は死に向けてつっぱしっている。だから死ぬことを想定して逆算して、その時、その場所、その状態で今何をするのかが作法なのだ。著者の行き方は「引き算の美学→マイナスの作法」、つまり「死-(マイナス)現在=残りの人生」の式がベース。だから美味しいものはその素材を上手に...
生まれた瞬間から人間は死に向けてつっぱしっている。だから死ぬことを想定して逆算して、その時、その場所、その状態で今何をするのかが作法なのだ。著者の行き方は「引き算の美学→マイナスの作法」、つまり「死-(マイナス)現在=残りの人生」の式がベース。だから美味しいものはその素材を上手に引き出し美味しく、美しいものは美しく、そして調和を大切にし、シンプルに呼び名など細かいことはかまいはしない。それはものだけにとらわれず、人の付き合い、家族との関係などにも適用される。 明日死ぬかもしれないという気持ちを常に持ち続けて、明日死ぬとするなら今日何をするか、常に心の隅においておくだけで人生は考えていない人と時間が経った時大きく変わる。また、やりたいことを願うことを求心力とし、思えば自然と行動はそちらにむかうのだから、いつか時間がかかってもその道に進むことが出来るという。一種引き寄せの法則だが妙に説得力がある。 そしてこの引き算の美学の究極は、死が結びつける「繋がり」だ。万人に平等に訪れる死は、生命・物体の概念を超えた共通項だ。そのうっすらと見える死を媒体して、全てのものはエネルギーを伝えるのかもしれない。あなたが今、良くしてもらっているのは昔名前も知らない誰かがしてくれたことの結果かもしれないし、あなたがしたことは関係の無い次の人の幸せになるかもしれない。 著者は古い人なので男尊女卑のところは致し方ないと思うけど(本人は時代が変わったことを認識している)、as is, to be, to do,how to do とか言っている前に、as is, to die, fun to doが大切なんですよ、ということをちょっと乱暴に、人生の先輩として教えてくれる良著。少しずつで良いから「明日死んでも良い覚悟」をもって毎日を過ごすように心を整理し、活動し、寝て、また明日を迎えたい。人生には限りがある。けど人を磨くものはたくさん存在する。たくさん転んで失敗して、起き上がって、また転んでの繰り返しで摩擦が増えれば増えるほどその人の人生は磨きがかかって輝く。棘がなくなるとかではなく、文字通り丸くなる。自分だけの「本当のこと」を知って、求めている人に見返りなく伝えて、あとの人に迷惑を極力かけずひっそりと元気にぽっくり逝く。これこそが男だけでなく女も、つまり人の生きる作法の理想形の一つなんじゃないかと思う。
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池波正太郎氏が語る自身の経験を踏まえた男の作法。 独特の文化を持つ日本における伝統を継ぐダンディズムを紹介している。 企業のエグゼクティブと接する機会のある若者にとってはオヤジ達に気に入られる為の教科書かと思う。 ・ちゃんとした寿司屋は通ぶる客を軽蔑する ・とうがらしは、そばその...
池波正太郎氏が語る自身の経験を踏まえた男の作法。 独特の文化を持つ日本における伝統を継ぐダンディズムを紹介している。 企業のエグゼクティブと接する機会のある若者にとってはオヤジ達に気に入られる為の教科書かと思う。 ・ちゃんとした寿司屋は通ぶる客を軽蔑する ・とうがらしは、そばそのものの上に振っておく ・てんぷら屋にいくときは腹をすかして行って、親の敵にでもあったように揚げるそばからかぶりつく ・わさびは、醤油に溶かさずに、刺身の上に乗せる ・万年筆は男の武器 ・自分の人生が一つであると同時に他人の人生も一つである ・いつまで生きられるかを という事をまず考える
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もう少し若い時、20代前半ぐらいにこの本に出会っておきたかったな。 感銘を受けた言葉をいくつか。 「寿司屋に行ったときはシャリだなんていわないで普通にご飯といえばいいんですよ。」 「旅の目的は1つだけにしたほうがいい。」 「和服だけは何十万円もする結城紬を着て、羽織の紐は...
もう少し若い時、20代前半ぐらいにこの本に出会っておきたかったな。 感銘を受けた言葉をいくつか。 「寿司屋に行ったときはシャリだなんていわないで普通にご飯といえばいいんですよ。」 「旅の目的は1つだけにしたほうがいい。」 「和服だけは何十万円もする結城紬を着て、羽織の紐はデパートで買ってきたんじゃ、その結城紬が死んでしまうわけですよ。」 「万年筆だけは、いくら高級なものを持っていてもいい。」 「自分が死ぬということを、若いうちから考えないといけない。」
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池波正太郎のエッセイというか、語り下ろし本。まさにタイトルの通りだが、なかなか良いこと言ってらっしゃる。昭和の粋人の注意はどれも的を得ていて心地よいのだ。
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