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伊勢物語 の商品レビュー

3.8

26件のお客様レビュー

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2024/07/27

この書き出しが定番になってきましたが、大河ドラマの影響で読みました。笑 ビギナーズ・クラシックスは本当に読みやすくてまさに古典ビギナーの私(多分、永遠にビギナーでしょう!笑)にはちょうど良い具合に楽しめました。千年も昔より語られる恋のお話は今なお色褪せず、艶っぽさすら伝わってきま...

この書き出しが定番になってきましたが、大河ドラマの影響で読みました。笑 ビギナーズ・クラシックスは本当に読みやすくてまさに古典ビギナーの私(多分、永遠にビギナーでしょう!笑)にはちょうど良い具合に楽しめました。千年も昔より語られる恋のお話は今なお色褪せず、艶っぽさすら伝わってきますね。物語の力ってホント凄いデス!

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2024/02/12

源氏物語にも影響を与えたであろう伊勢物語。 有名な歌がここからきていたのか等、面白く読んだ。断片的にしか知らなかったが、全体像はつかめた感じがする。ビギナーズ・クラシックスの良いところ。

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2024/01/14

「古典を難しく感じるのは、時代背景が分からないと作品の内容が理解できないところにある。ビギナーズ・クラシックスシリーズでは古典の原文→その現代語訳→さらにその部分の解説という構成になっているので、当時の風習などを理解しつつ、原文の雰囲気を味わいながら古典に親しむことが出来る。」 ...

「古典を難しく感じるのは、時代背景が分からないと作品の内容が理解できないところにある。ビギナーズ・クラシックスシリーズでは古典の原文→その現代語訳→さらにその部分の解説という構成になっているので、当時の風習などを理解しつつ、原文の雰囲気を味わいながら古典に親しむことが出来る。」 (大居雄一『身になる読書術』の紹介より。 「雅な和歌とともに語られる「昔男」(在原業平)の一代記。垣間見から始まった初恋、清和天皇の女御となる女性との恋、白髪の老女との契り、男子禁制の斎宮との一夜などを経てやがて人生の終焉にいたる様子を描く。」

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2024/01/03

川上弘美の現代語訳で読んだので,原文もすこしのぞいてみる.古典では平易な方だと思う.一段一段も短いし読みやすい.ただし全文は載っていないので注意.

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2022/08/04

全てではなく、おおよその要素要素が詰め込まれていた。 薄いので、すぐに読めた。 解説が面白く、飽きることなく最後まで読めた。

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2021/06/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 中三の息子に伊勢物語くらい読んどけよ、一緒に勉強する為にと買ってみたのですが、先ずは親が読んでなきゃ強いこと言えねえな、と音読もしつつ読んでみました。  100篇以上の小話からなる伊勢物語ですが、メインのお話は、当代きっての遊び人の在原業平の恋愛話です。多くの女性と関係を交わしていく様子が和歌と共に綴られています。業平が成人式を迎えたところから老境に入り死に至るまでが描かれており、さしずめ、やさ男の一生涯といったところかと思います。  さて具体的な恋愛(と言っていいのかな)の内容ですが、結構やばいです。  平安時代は、通い婚姻だし、ってか重婚ということだし、夜這いはあるし、作中で業平は好きでもない人ともエッチしちゃうとか、かわいそうだからって白髪の老女とあれのこれのしちゃうとか、気持ちが受け入れられず呪ってやるとか。。。まあ冷静に見れば現代社会でも似たようなことはあるのかもしれませんが、なかなか激しい。。。  もともと中三の息子に音読でもさせっかと思いましたが、ちょっと保留にしておくことにしました。わざわざアブノーマルな恋愛を教えなくてもいいかと。  なおこうした内容の面白さが実現されているのはひとえに編者の坂口氏の解説によるところが大きいと思います。現代語訳が分かりやすいのはもとより、時代背景の説明が秀逸です。ある業平の恋愛が阻まれる理由に、摂関政治を推し進める藤原氏の影響がある(相手が藤原氏の娘であったため、天皇の外戚になるべく娘を利用するため、業平との恋愛を許さない)とか、教えてもらわないと分かりません。また惟喬親王と業平が親しい理由に、天皇の世継ぎとなれなかった親王と天皇家の血筋ながら政治の中心で活躍できなかった業平の共通点を見出すなど、こうした解説が話を立体的に把握させてくれます。  かつては古典なんて、『めんどくせえ』とかしか思わなかったけど、年を取って読んでみると古典は存外に面白い。特に音読してみると不思議にリズムがしっくりきます。おすすめ。あくまで物語ではあるもの1000年前の平安の日常や恋愛事情の一部が垣間見え、非常に面白かったです。

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2020/12/17

学校の教員が卒論で伊勢物語をテーマにしていたため、作品に興味をもった。 作者が巻末に述べた、『おしゃべりな行間』は読み手の想像力を掻き立てるものであったように感じた。最初は順序に沿って現代語訳→原文(同時に現代語訳も見る)と読んでいたけれど、途中から原文→現代語訳(同時に原文読む...

学校の教員が卒論で伊勢物語をテーマにしていたため、作品に興味をもった。 作者が巻末に述べた、『おしゃべりな行間』は読み手の想像力を掻き立てるものであったように感じた。最初は順序に沿って現代語訳→原文(同時に現代語訳も見る)と読んでいたけれど、途中から原文→現代語訳(同時に原文読む)のようにして自身の感じ方を明確にできるように意識した。 人物が歌で想いを伝える描写は読み取りが正確にできるように考えていました。 古典や文化に興味を持ち始め、関係がある本を読むようになったけれど、まだ現代語訳は全く出来ない…できるようになるぐらい、色んな作品や文を読みたい。

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2020/08/12

武蔵野の野焼きの煙に耐えかねての場面での和歌 武蔵野はけふはな焼きそ 若草のつまもこもれり我もこもれり という和歌は 春日野はけふはな焼きそ という和歌をが元となっているのだが、元が野焼きというは早春に火を焼き放つことの和歌であるのに対し、これは全く違う状況を作り出している...

武蔵野の野焼きの煙に耐えかねての場面での和歌 武蔵野はけふはな焼きそ 若草のつまもこもれり我もこもれり という和歌は 春日野はけふはな焼きそ という和歌をが元となっているのだが、元が野焼きというは早春に火を焼き放つことの和歌であるのに対し、これは全く違う状況を作り出しているのがとても興味深く感じた。 そして、なんと言っても最後のコラム「寡黙な本文とお喋りな行間」がとても魅力的だあった。 狩りの使いという場面では斎宮と昔男が結局どのような結末言ったのかは分からず、それ故に想像力を掻き立てられるのだという。 プラトニックな愛という説もあれば、一夜限りのものであるなど。 斎宮という身でありながらもなぜ男の寝床に行ったかと最初に読んだ際にはただ情動に駆られただけかと思いきや、それだけではなく斎宮の政権に敗れた親王の妹という点と在原業平は薬子の変によって政権から遠けられた平城天皇の孫という不遇の立場同士だったからこそこのようなことに及んでいると思う捉えられるという。 寡黙であるが故にその行間を言葉にしてみたいという思いが溢れてくる。 これを読んだとき源氏物語にも共通しているなと思った。 光源氏のその後や、浮舟、薫の最後が書かれていないからこそ、多くの人が想像をかき立てられ、現代においても色あせない作品になっているのだと思う。

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2016/05/13

王朝の理想像「昔男(むかしおとこ)」の人生を追った 連作歌集物語です。 美男で心優しく情熱的な色男。 そんな彼に高貴な人も市井の人も惹かれていくさまが 歌と共につづられています。 王朝の人間模様もわかるとてもわかりやすい一冊です。

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2015/06/27

何かあると取り敢えず死んでオチをつけてくるので、段々笑ってしまうようになった。 それはそうとして、一体何人女がいるんだ

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