先生と僕 の商品レビュー

坂木司【著】

2011/10/20

怖がりで殺人の出てくる本が読めない僕と、推理小説が大好きな男の子が日常に潜むちょっとした事件に挑むお話。
私には探偵役が中学生の男の子（しかもアイドル並みに可愛い）ってのが新鮮でした。そして相棒がすんごい怖がりの大学生ってのにも。
ミステリ的には物足りなさを感じたけど、ほのぼのとした空気が読みやすくて良かったです。
読後感もすっきり。
シリーズなら続きが読んでみたいなぁと思いました。

この本では、怖がりの僕の為に男の子が殺しの出てこない怖くない推理小説を毎回1冊宿題として紹介します。
本好きの人は本の出てくる本が好きなんじゃないかと思ってるんですけど、内容よりも密かにこちらの方を楽しみにしながら読んでしまいました。
私も今度読んでみたいです。

2009/10/04

中学生の家庭教師をすることになった二葉くん。
推理小説研究会に無理やり入らされたものの、実は推理小説が苦手。素朴でやさしい青年がであった中学生が、まためちゃ現実的な少年。
二人の活躍が面白くて、どんどん引き込まれる小説。

2009/10/04

　頭のいい中学生と頼りなくてかわいい大学生のお話。相変わらず、殺人事件以外でのミステリで、気軽に読める。

2009/10/04

おもしろいんやけど、なんやろう、
自己啓発系の言葉のちりばめが受け付けない。
すごく読みやすいし、時間もまったくかからないし益にも害にもならない。
ひまつぶしにーってかんじ。
この人の話、ぜんぶ似通ってて、そろそろあきてきた。
あかぬけない。

2010/10/14

「うまく言えないけど、生まれちゃったものはしょうがないっていうか。でもって生まれた以上は生きるしかないじゃない？」

こなだい読んだ１０代のための小説の中に入ってて興味を引いた坂木本。
あっさり読めて、それでいて読みやすくて、大学生と中学生というコンビとまたその二人のキャラが上手く噛み合って面白かった★
この人の本はまた数冊読んでみたいと思ったのでありました。

2009/10/07

“善人じゃなくてもいい。ただ、悪い人でなければ。隼人くんの言葉を、僕は心の中で噛みしめる。しかしそれと同時に、ハモンは僕の指を力強く噛みしめていた。
「あいてててっ」”

楽しかった。
受け身で人が殺される小説は読めない極度のこわがり屋の、伊藤二葉。
T学園中学校一年、瀬川隼人。
先生はどっちなのかねぇ。
まぁ、とりあえずは、“六の宮の姫君”を読むことにするよ。

“「ぼく、てっきり二葉さんがミステリ好きな人だと思って声をかけたんだけど」
ブルータス、お前もか。”

2009/10/04

私…なんだかこのお話、とっても好きだ。劇的に「イイ！」っていうわけではないんですが、でもなんか大好き。シリーズ化してくんないかなぁ。

2009/10/07

さくっと読めたので、重いものを読んだ後や、
短い話を読みたい時にピッタリだと思う。
ミステリーの結末的には少し物足りないと思ったが、
現代社会の問題点が提示されているため、
モヤモヤとしたものが心に残る。
それでも読後感は爽やかだし、
好感の持てるキャラクター達が魅力を振りまいている。
個人的にはひきこもり探偵よりもこちらの方が好みかもしれない。
続きがあればまた読みたい。

2009/10/04

私は好きです。安心して読めるから。むしろ次回作がいきなり本格的な長編ミステリーとかになってたら悲しい気持ちになります。

2009/10/04

タイトルから大学教授と学生のコンビかと思っていたら…中学生ですか（笑）　坂木さん作品らしい日常ミステリで楽しかったですが、主人公の性格にはちょっとイラッとさせられます。……しっかりした子供という点では『ワーキングホリデー』の方が好きだなぁ。（2008.06.10読了）