先生と僕 の商品レビュー

坂木司【著】

2012/02/20

2009　6　15

凄く読みやすいミステリー短編集で、
隼人君と双葉の関係が読んでいてなんとも微笑ましかった。

2009/10/04

新聞の広告欄に載ってたのを見て、ほぼカバー買い。（笑）
坂木さんの作品はこれが初めてだったんですが、はまって他の作品も一気にそろえました。

2009/10/23

18歳の大学生・伊藤二葉と、彼に家庭教師を依頼したキュートな中学生・隼人の
ほのぼのコンビが“日常の謎”を解決していく短編連作。
二葉という名前を聞いた時、女子大生かと思ったら男の子。
でも名は体を表してて、常日頃からどんどんネガティブな妄想をしてしまう
（例えばエレベーターに乗っても、“故障しちゃったらどうしよう・・”みたいな）
異常に心配性で小心者の女々しい男子。
彼は大学の推理小説研究会に所属していながら、
人が殺される小説は読めない怖がり屋。
かたや13歳の隼人は、アイドル顔で家は金持ち。家庭教師不要なほど賢い。
TPOに応じて可愛い男の子の演技が板についてる実はすごい洞察力の持ち主。
そんな二人なので、必然的に事件解決の主導権を握っているのは隼人。
まさに先生と僕が逆転している。
雰囲気やキャラ設定は“引きこもり探偵”シリーズに似ています。
二葉は“泣かない坂木”という感じで。
ストーリーも日常の“何か変”を解決していくものなので、小難しくなくとても読みやすい。
隼人が二葉に薦める推理小説は、読んだことがない作品ばかりだったので
チェックして実際に読んでみたいなと思う。

2009/10/04

超怖がりな新大学生・伊藤二葉、１８歳。
ある日、夕方の公園で「アルバイトしない？」と声をかけられた。
二葉が顔をあげると…そこに立っていたのは瀬川隼人と名乗る１３歳の少年だった！
（怖がりな大学生＋ミステリ大好き中学生）×謎＝名探偵！
二葉と隼人のはちゃめちゃな毎日が、今、始まる！

めっちゃおもしろい。ってか隼人が可愛いです。
この二人のタッグは最強！
話もそんなに重いものはなく、ミステリなのに扱い犯罪も軽い物が多いので怖くないです。
「見えない盗品」が好き。

2009/11/14

『先生と僕』

『消えた歌声』

『逃げる水のプール』

『額縁の裏』

『見えない盗品』

　２００９年４月２５日初読

2009/10/07

今作もこれ以上ないってくらいの人畜無害の主人公が
日常の謎に遭遇する短編連作の作者の定番スタイル。
今作の探偵役は...中学生(笑)。

こんな18歳いたらお目にかかりたいってくらいの夢の世界の
住人のような...なんとまぁ...な描きっぷり。恥ずかしさに
迷いながないからこんな汚れたオッさんに突き刺さるのかも。

今作は過去の名作ミステリーのオマージュにもなっており
作者が結構楽しんで書いたと思われ、凄くテンポも良いですねー。

2009/10/10

好き好き。二葉も隼人も可愛い。ついでに山田も。
引きこもりシリーズの再来かしら。
また続き書いて欲しいなあ〜。
作中に出てきた作品メモっときます。後々の為。
『押絵と旅する男』
『屋根裏の散歩者』江戸川乱歩
『シャーロック・ホームズの叡智』コナン・ドイル
『黒後家蜘蛛の会』アイザック・アシモフ
『猫は手がかりを読む』リリアン・J・ブラウン
『天から降ってきた泥棒』ドナルド・E・ウェストレイク
『六の宮の姫君』北村薫
血の匂いの少ないミステリを求めている昨今、隼人と二葉に感謝です。

2009/10/07

題名から、小学生？　と思ったのですが
『僕』は大学生で『先生』は中学生でした。
ミステリー好き…に分類していいのか分からない中学生と
怖がりで殺人ものも読めない大学生が
日常に紛れている犯罪を見つける…話？　でいいでしょうか？

小さくてよくある犯罪がちらほらと出てきていますが
驚きなのは宗教でしょうか？
大げさに勧誘するわけではない宗教…。
よくあれだけでそれだと断定できるのか、と驚きです。
他のならば、どうにか分かる事もあるかも知れませんが
これだけは、現実的に考えても無理です。
それこそ『先生』のような体験をしたなら
分かるやもしれませんが。

今回も読みやすく、面白かったです。
人が死なないって、いいな〜と思う作者さんですｗ

2009/10/04

大学生と中学生がタックを組み、ミステリーと言えばミステリーで妙に現実的なミステリーじゃなく日常のちょっとしたミステリーを解決してくとこがおもしろかった！

2009/10/07

都会の猫は、推理好き。そして田舎のネズミは…？ あなたのまわりのちょっとした事件、家庭教師の先生とボクが解決します！ こわがりな大学生とミステリ大好きの中学生がさまざまな謎に挑むライトミステリ。

面白かったです。軽く読めて心がほっこりしました。
主人公の「負の想像力ばかりがやけに豊かで、少しでも不安なことがあるとすぐに悪い方へ悪い方へと妄想が走り出してしまう」っていうのわかるなあ・・。これは結構苦しいんだよね。